メニエール病は何らかの原因で内耳の内リンパ液が増えすぎる病気

メニエール病は、鼓膜の奥にある内耳が内リンパ液よって水ぶくれのような内リンパ水腫ができてしまう病気です。

原因にストレスや免疫力の低下、血流の悪化などがあげられてますがハッキリしたことは分かっていません。

内耳にある三半規管や蝸牛が圧迫されることで、主な症状である耳鳴りめまいが起こります。

この記事では原因のひとつとされてる「ストレス」に注目して、身体面ではなく思考や行動パターンから、どういった人がメニエール病にかかりやすいか注目していきます。

以前は中間管理職病とも言われていたメニエール病

1970年代ごろ、メニエール病は中間管理職病と言われていました。

その名の通り、40代前後のサラリーマンに多くみられる病気だったのです。

しかし最近では20~40代の比較的若い女性にもみられるようになりました。ピークは30代後半から40代前半です。これは子育てや介護と仕事の両立によるプレッシャーや多忙が原因と考えられます。

ではメニエール病にかかる人はどんなことにストレスを感じる傾向があるのでしょうか?

メニエール病の人は「自分」が原因のストレスが多い

1997年「厚生省前庭機能異常に関する調査研究班」によって「ストレス反応とメニエール病」に関する調査が行われました。

アンケートに答えたメニエール病患者は209人。男性69人、女性140人で平均年齢は45.9歳です。

また、比較のためにメニエール病ではない人たちのアンケートも行いました。彼らに何がストレスと感じているか聞いたところ、大きな違いが見られたのです。

メニエール病患者は「自分の健康」や「自分に対する周囲の評価」「子供の将来」など、自分やとりわけ身近な人がストレスの原因であることが分かりました。

ちなみに患者ではない人達は「長時間の残業」や「職場の人間関係」「解雇や転職の可能性」など労働環境が原因の多数を占めます。メニエール病患者には人間関係や労働環境を受け入れる傾向が強くあるようです。

その一方でメニエール病患者には「嫌なことがあっても我慢する」「周囲の目が気になる」「期待に添うように頑張る」といった自己を抑制する傾向も強くみられます。このほか几帳面、完璧主義、熱中しやすい性格の人が多いようです。

また、休むことが苦手で休日も働くと回答する人も多くみられました。

ふたつのことを同時に行う傾向も多く、常に時間に追われる生活をしている人が多いようです。

めまいや耳鳴りが体への警告になっている

周囲の人や環境に寛容で、真面目な頑張り屋・・そんなメニエール病患者の中にはストレスに自覚がない人も少なくありません。

しかし心身への負担は間違いなく蓄積されています。その結果、体からの警告としてめまいや耳鳴りが起こるのです。

患者の中には突発的に激しいめまいに襲われ、起き上がれなくなったり、嘔吐する人もいます。

難病とされるメニエール病の治療には早期発見が不可欠なので、重症化してからの治療は困難を極めます。

心当たりのある人は日々の行動パターンやストレスとの向き合い方を見直す必要ががあるかもしれません。

メニエール病の人は運動をする習慣が比較的少ないと言われています。

まずはラジオ体操やストレッチ、ウォーキングを始めてみると良いかもしれません。

決して完璧にやろうとせず「軽く汗を流そう」というスタンスでやってみて下さいね。