腋臭(わきが)の原因や薬など悩みをセルフチェック

2019年11月15日

腋臭(わきが)の原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

わきがの原因

アポクリン腺の数や発汗量が多い

人の体にはエクリン腺とアポクリン腺という2種類の汗腺があります。暑いときの体温調整や緊張したときなどにかく汗は全身に分布するエクリン腺によるもので、基本的には無臭です。

一方のアポクリン腺は思春期になってから発達する汗腺で、脇の下や外耳道、乳首の周囲、陰部などに体毛とともに分布しています。たんぱく質や脂質などの有機成分を含んでいて、それを皮膚表面に存在する常在菌が分解することで独特のにおいを発します。

このアポクリン腺の数が多い、もしくは分泌される汗の量が多いとにおいが強まり、悪臭と感じられます。

わき毛の影響

アポクリン腺は体毛と一緒に毛穴に開口しているため、分布は体毛の生えている部位に限られます。

体毛があると汗は蒸発しにくくなり、皮膚表面に存在する常在菌も繁殖しやすくなります。また体毛によってにおいもこもるので、強く臭く感じられるのです。

ホルモンの影響

女性は、アポクリン腺の分泌活動は月経周期と関連して変動するといわれ、排卵期や月経前期、妊娠期に分泌活動が特に活発になります。

男性も思春期に入ると男性ホルモンが急激に多くなり、アポクリン腺の分泌活動が活発になってにおいが強まります。

わきがの対処法

わきの下を清潔に保つ

自分で出来るわきがの対処法は、汗の分泌や常在菌の繁殖を抑えることが中心です。大切なのは「脇の下を清潔に保つ」ということで、入浴やシャワーで汚れを落とすことはもちろんのこと、汗をかいたらこまめに拭き取るようにしましょう。

下着やシャツなど、汗が付着したものの交換・洗濯も忘れないでください。

夏場など汗を多くかいてにおいが特に気になるときは、アルコールが含まれたウェットティッシュを使ってみましょう。汗を拭き取るとともに、アルコールによって菌の繁殖を抑えます。芳香剤や制汗剤を使うのは、その後です。

わき毛を処理する

体毛があると汗が蒸発しにくくにおいも強まるので、脇毛の処理もわきがの有効な対策です。

食生活に注意する

わきが対策では食生活にも配慮しましょう。動物性たんぱく質や脂質分の多い食事は体臭を強めるといわれているので、野菜を十分に摂り、お酒や香辛料は控えるよう心がけてください。

医療機関を受診する

セルフケアでも対処できない場合は、皮膚科・形成外科・美容皮膚科などの医療機関で治療を受けてください。

わきがのにおいの強さは病院の検査でわかり、治療法や薬を選ぶ手がかりになります。

薬を使用する

わきがのにおいはアポクリン腺からの汗が原因なので、制汗剤で汗の分泌を抑えたり、殺菌消毒薬を使用するとにおいが軽減されます。

広く使われているのが塩化アルミニウム液で、皮膚を引き締めて汗の分泌を抑える作用があります。コットンなどに湿らせて塗るローション剤や、脇の下に直接塗るロールオンタイプなど、使いやすいものを選びましょう。

ただし、塩化アルミニウムでアレルギー反応を起こす人もいるので、使用前にはパッチテストを行います。使用中にかゆみやかぶれが起こったら、使用を中止してください。

クロルヒドロキシアルミニウムは塩化アルミニウムより制汗効果は弱いものの、肌荒れなどのトラブルを起こしにくい成分とされています。

手術でアポクリン腺を除去する方法以外で効果を出したい場合には、ボツリヌス製剤を注射することがあります。麻酔クリームを塗ってから、ごく少量ずつ発汗エリアの皮内か皮下に注射するもので、4~7日後から効果が現れて6~10か月ほど持続するといわれています。

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