手のひらの多汗症|詳しい症状と何科を受診すべきかを解説

手のひらに局所的に現れるつらい多汗症の症状について徹底解説。手のひらの多汗症の改善が期待できる、ミナカラ薬剤師おすすめのツムラの漢方薬もピックアップ。手のひらに多汗症の症状が現れたときに何科を受診すべきかについても紹介します。

多汗症とは?

多汗症とは、手のひら・脇・足の裏などに多量の汗をかく病気です。多汗症には特に原因のないものと、感染症や精神疾患によって起こるものがあります。

通常、大勢の前でのスピーチや大事な試験を控えるなどで緊張する場合に汗をかきますが、多汗症の場合はかく汗の量が異常に多いことが特徴です。

なお、多汗症は、全身に多量の汗をかく「全身性多汗症」と体の一部に汗をかく「局所多汗症」に分類されます。

■全身性多汗症

全身性多汗症は、背中や足、腹部など全身に多量の汗をかく病気です。

全身性多汗症の場合、多くは肺結核といった感染症などの他の病気が原因となっているおそれがあります。また、薬の副作用で全身性多汗症が現れることもあります。

■局所性多汗症

局所性多汗症は、体の一部に多量の汗をかく病気です。局所性多汗症の多くは、幼少期から思春期の頃に発症します。精神的緊張などにより、脇の下・手のひら・足の裏に多量の発汗が見られるのが特徴です。

症状が重い例では、手足が常に湿っていて、ときにしたたり落ちる程の汗が出ることもあります。また、指先が冷たくなって紫色を帯びることもあります。

なお、局所性多汗症の診断基準は、明らかな原因がないまま局所的に過剰な発汗が6か月以上認められ、次の6症状のうち2項目以上当てはまる場合とされています。

①最初に症状がでるのが25 歳以下であること
②対称性に発汗がみられること
③睡眠中は発汗が止まっていること
④1週間に1回以上多汗の症状があること
⑤家族の多汗症の歴がみられること
⑥多汗症によって日常生活に支障をきたすこと

手のひらの多汗症|手掌多汗症とは?

局所多汗症の中でも、手のひらに多汗症がみられる症状を医学用語で手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)と呼びます。

手掌多汗症の場合、汗の出る量によって重症度のレベルが3段階にわかれています。数字が大きくなるほど重症度が高くなります。治療に取り組む際の目安になるため、自分自身の手掌多汗症の重症度のレベルは知っておくと良いでしょう。

なお、重症度のレベルは次のようにわけられています。

レベル1 湿っている程度。見た目にはわかりにくいが、触ると汗ばんでいることがわかる。水滴ができるほどではないが、汗がキラキラと光っている。
レベル2 濡れていて水滴ができているのが見た目にもはっきりとわかる状態。しかし、汗が流れるところまではいかない。
レベル3 水滴ができて、汗がしたたり落ちる。

手掌多汗症になると多くの場合、手のひらだけでなく足底にも多汗症の症状がみられます。足底にも多汗症の症状が見られる場合は掌蹠多汗症(しょうせきたかんしょう)と呼びます。

手掌多汗症と掌蹠多汗症では治療法が異なるため、足底にも多汗症の症状が見られる場合は医師にその旨を伝え、適切な治療を受けましょう。

多汗症の改善が期待できる漢方薬

多汗症を治す方法の一つに、漢方薬を使用することがあげられます。基本的には多汗症を自分で治す方法はなく、自分でできる方法としては唯一漢方薬を使用することで発汗の症状を緩和することがあげられます。

漢方薬を選ぶときのポイントと、多汗症の改善が期待できる薬剤師おすすめの漢方薬を紹介します。

漢方薬を選ぶときのポイント

漢方薬の性質上、同じ漢方薬を使用しても、体質や性別などによって作用が変わることがあります。

また、漢方薬は症状ごとに選ぶだけではなく、自分の体の状態に合わせて選びます。たとえば、同じ多汗症という症状であっても、ともなう症状が何であるかによって選ぶ漢方薬も異なります。

漢方薬を選ぶときは、一つの症状だけで考えずに、今の自分の体の状態に合わせて選びましょう。

薬剤師おすすめの漢方薬

多汗症を改善する漢方薬としては「防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)」がおすすめです。

ツムラ漢方防已黄耆湯エキス顆粒

疲れやすく、汗のかきやすい傾向のある方におすすめの漢方薬です。多汗症・むくみ・肥満症・関節の腫れや痛みの改善に優れた効果を発揮します。

漢方薬にも副作用はある

漢方薬にも必ずしも副作用がないとはいえず、まれではありますが西洋薬と同様に副作用が現れることがあります。

添付文書をよく見るとともに、漢方薬の服用後は経過をきちんと観察し、副作用の疑いのある症状が現れた場合は近くの病院を受診しましょう。

手のひらの多汗症は何科を受診すべき?

多汗症は皮膚科を受診

多汗症の症状が現れている場合は皮膚科を受診しましょう。精神的要因によって多汗症を発症するケースもありますが、基本的にはまず皮膚科を受診するのが適切です。

また、汗が気になって生活に支障が出ているようであれば、多汗症などの病気のおそれがないにしても、一度近くの皮膚科を受診して医師に相談してみましょう。

漢方薬で改善がみられないときも皮膚科へ

多汗症の改善におすすめの漢方薬を紹介しましたが、仮に漢方薬で症状が改善できたとしても、病気の根本の原因を解消できたわけではありません。漢方薬を使用しても改善が見られない、あるいは悪化してしまうような場合は、皮膚科を受診して適切な治療を受けましょう。

なお、漢方薬の選び方やどんなときに病院に行った方がよいのかについての相談は、ミナカラ薬剤師Q&Aでも無料で受付けています。

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ツムラ漢方防已黄耆湯エキス顆粒

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