おねしょ・夜尿症の原因や薬など悩みをセルフチェック

2017年07月24日

おねしょ・夜尿症の原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

おねしょ・夜尿症の原因

おねしょと夜尿症は夜寝ている間に排尿してしまうことは同じですが、違いは年齢にあります。おねしょは心の成長と体の発達とともに自然と無くなっていく現象ですが、5 〜6歳を過ぎても寝ている間に尿を漏らしてしまう場合に一般的に夜尿症と呼び治療を行っていくことが多くなります。

夜尿症はいくつかの原因が複数重なって起きることが多くなります。

夜間の尿量が多い

尿量は脳から分泌される抗利尿ホルモンがコントロールしています。

抗利尿ホルモンは尿を作る働きを抑制するホルモンで、通常昼間は少なく夜は多く分泌されるため、夜は昼間よりも尿量が少なくなります。

しかし、神経・内分泌系が未発達であったり分泌リズムが崩れることで抗利尿ホルモンの分泌が少なくなると、たくさんの尿が作られて夜尿症の原因となります。

膀胱の容量が小さい

膀胱は自律神経の調節機能により、夜間の睡眠中は昼間の約1.5〜2倍尿をためられます。

夜間の膀胱機能は子どもの成長とともに発達していき、4〜5歳になると就寝後から朝まで尿をためられるようになります。

しかし、膀胱が小さい、ある程度尿がたまると膀胱が勝手に収縮してしまう場合は、頻繁に尿意を感じて夜尿が起こってしまいます。

尿意があっても目が覚めない

夜間の睡眠中に膀胱がいっぱいになっても、尿意で目を覚ますことができないという覚醒障害も頻尿の原因です。

精神的ストレス

夜尿症は乳幼児から続いている一次性夜尿と、6か月〜1年以上なくなっていた夜尿が再び現れる二次性夜尿があります。

二次性夜尿には精神的なストレスが原因となっていることがあります。強いストレスがかかると自律神経の働きが悪くなり、夜尿の原因になることがあります。

おねしょ・夜尿症の対処法

小学校に入学するころになってもおねしょが治らない場合は、夜尿症として治療対象になります。小児科か泌尿器科を受診することをおすすめします。

就寝中に起こさない

夜尿症があるからといって、夜間寝ているときに起こして排尿を促すのはよくありません。睡眠リズムや抗利尿ホルモンの分泌リズムを乱すことにつながります。寝る前に排尿することを促すことも大切です。

食事内容・水分量のコントロール

夜の水分を多くとることを控えます。味が濃い食事をとると水分を多くとってしまうため、塩分のコントロールも大切です。

排尿訓練

排尿訓練は尿意を我慢する訓練で、膀胱に尿をためる力をつけるために行います。徐々に我慢する時間を長くしていきます。

夜尿アラーム療法

水に濡れるとアラームが鳴る装置を下着につけて、尿が漏れるとアラームが鳴り目を覚ますようにする療法です。続けるうちに夜尿の時間帯が朝方にずれて治っていきます。

アラームで本人が目覚めないこともあるため、その場合は家族が起こします。

一晩に2回以上夜尿をする場合は、寝不足にならないように1回目のみアラームをつけ、その後は外した方が良いでしょう。

薬の使用

夜尿症に対する薬は、基本的に処方せんが必要な薬になりますが、三環系抗うつ剤・抗コリン剤・抗利尿ホルモン剤・漢方薬などが使われます。

三環系抗うつ剤では、不安や緊張を取り除き、尿の出を抑える効果があります。尿意が出た時の覚醒をうながす作用もあります。

抗コリン剤は、排尿運動の抑制作用・尿意を感じる量や膀胱が尿をためていられる量の増加作用・抑制できない膀胱の収縮を減らす作用などがあります。

抗利尿ホルモン剤は、抗利尿ホルモンの分泌不足が原因で夜尿症になっている場合に使用されます。抗利尿ホルモンの作用で夜間睡眠中に尿が作られる量を少なくします。

また、漢方薬で心身のバランスを整えることで赤ちゃんや子どもの体質を改善します。八味地黄丸・補中益気湯・小建中湯・龍胆瀉肝湯などが夜尿症に使用されます。漢方薬は市販もされているため、ドラッグストアなどで薬剤師に相談の上で購入を検討してください。

おねしょ・夜尿症に使われるお薬の総合情報

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