1歳前後の子どもに多い、川崎病とは?

川崎病とは4歳以下の子どもが、かかりやすい原因不明の病気です。
特に1歳前後に多く、2008年には患者数が12,000人に達しました。
主な症状は下記の通りです。

・高熱
・両目の充血
・発疹
・手足や首のリンパの腫れ
・唇が赤くなる
・舌にブツブツができてイチゴのようになる

一度発症すると全身の動脈に炎症が起こります。
主な治療にはガンマグロブリンがあり、大部分が回復しますが、それでも年に2~3人は亡くなってしまうのが現状です。

この記事では川崎病の成人後の後遺症に注目していきます。
 

川崎病の後遺症「冠動脈障害」は成人後も要注意

川崎病の後遺症に、冠動脈障害があります。
これは心臓を取り囲む冠動脈に起こった炎症によって、血管にこぶができる病態です。
冠動脈の変形によって、血液の塊が詰まり、心筋梗塞を起こす危険性があるといわれています。

治療の進歩で以前は患者の20%にあった冠動脈障害が、現在では3%にまで減少しています。
また冠動脈障害がある場合も定期検査を受け、服薬を続ければ日常生活を送ることは可能です。

しかし自覚症状がないため、年を重ねるにつれ検査に来なくなる人が多くなっている事が問題視されています。
中高生の頃には、約3割の患者が検査を受けていないと言われています。これは非常に危険なことです。

大人になって、ある日突然、心臓発作で亡くなった例もあります。
成人後も心臓の定期検査は、ぜひ受診して頂きたいです。
 

川崎病の定期検査。日帰りが可能な医療機関も

成人後も定期検査を受けるには、どうすればいいのでしょうか?
川崎病の成人患者を診る病院は全国にあります。
近年は日帰り検査が可能な医療機関や夜遅い時間帯での検査も行っている医療機関もあるとのことです。

「川崎病の子供を持つ親の会」による下記の資料で紹介されている病院は、紹介状不要で検査を受けることができます。
どこで受診しようか困っている場合は、ぜひ参考になさってください。

川崎病の子供を持つ親の会・資料


 

さいごに

年々患者数が増加している川崎病。
発症から何十年も経ってから後遺症による心筋梗塞がみられるケースもあります。

症状が治まった後も、ケアを忘れないことが大切です。
たとえ後遺症がないと言われた場合でも、定期検査は受けるようにしましょう。


(image by Photo AC)
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