脂質代謝異常(ししつたいしゃいじょう)の原因や薬など悩みをセルフチェック

2019年03月27日

脂質代謝異常(ししつたいしゃいじょう)の原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

脂質代謝異常の原因

脂質代謝異常は、血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪が増えすぎている、または善玉コレステロールが減りすぎている状態を指します。

食生活の乱れ

脂質代謝異常の原因の多くは食生活にあります。

肉や乳製品などの動物性脂肪の多い食品や、卵やレバーなどコレステロールを多く含む食品をたくさん食べ過ぎると、コレステロール値が高い状態になります。

食べ過ぎや飲み過ぎなど慢性的なカロリー過多や、甘いものや脂肪分の多い肉などの高カロリー食品を多くとることは中性脂肪を増やします。特にアルコールの飲み過ぎは中性脂肪を増やす原因になります。

運動不足

運動不足は中性脂肪の代謝を悪くし、中性脂肪が体内に増える原因になります。

遺伝

脂質異常症や動脈硬化などの病気を持つ家族がいる場合は、遺伝が原因となっている場合があります。

悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールを取り込んで低下させるLDL受容体が生まれつき少ないことが原因となっていることもあります。

脂質代謝異常の対処法

食生活を見直す

肥満の傾向がある場合は標準体重を目指し、摂取カロリーのコントロールをしましょう。

食事は動物性脂肪(特に肉類)や揚げ物を減らし、魚・大豆製品・食物繊維を多くとりましょう。

魚に多く含まれる不飽和脂肪酸には悪玉コレステロールを減らす働きがあります。特にサバ・イワシ・サンマなどの青魚、マグロの赤身には多く含まれています。焼き魚よりも刺身や煮魚の方が不飽和脂肪酸を効率良くとることができます。

油はしそ油・大豆油・オリーブオイル・なたね油などを使用しましょう。

大豆などの植物性たんぱく質には血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす働きがあり、食物繊維には、コレステロールや中性脂肪が腸内で吸収されるのを妨げる働きがあります。

控えた方が良いものは、清涼飲料水やお菓子などの甘いものやアルコールの過剰摂取です。

アルコールの制限は脂質代謝異常に大きな効果が期待されるため、1日25g以下におさえましょう。具体的にはビールは中瓶1本・日本酒は1合、ワインは2杯程度です。

有酸素運動をする

適度な運動は血流を良くし、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やします。継続して運動する習慣が身につくことで太りにくい体質になります。

1日30分程度のウォーキングや水泳などの有酸素運動を週3回〜4回程度行うのが効果的です。エレベーターやエスカレーターを使わず階段を使用するなど、日常生活で取り入れやすいところでも運動をする習慣をつけましょう。

禁煙する

タバコは善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールの酸化を促すため、喫煙は控えましょう。

薬を使用する

EPAの薬が中性脂肪を下げるために有効です。

EPAは青魚に含まれる不飽和脂肪酸から作られた薬で、中性脂肪を下げる効果があります。また、血流の流れを良くする効果もあります。

肝臓でのコレステロール合成をおさえる薬、腸管でのコレステロール吸収をおさえる薬、中性脂肪の代謝を進める薬も使用されます。

サプリメントを除き、基本的に処方せんが必要な薬であり病院で診察を受けることが購入条件であるため、医師の指示に従って治療しましょう。

脂質代謝異常(ししつたいしゃいじょう)に関する疑われる病気

※こちらでは代表的な症状のみ記載しており、症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方や、体調の変化を感じた場合は医療機関にご相談ください。

脂質代謝異常(ししつたいしゃいじょう)に使われるお薬の総合情報

薬剤師に相談する

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