血圧異常の原因や薬など悩みをセルフチェック

2018年11月19日

血圧異常の原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

血圧異常の症状

血圧が正常値の範囲より高い、または低い状態を血圧異常といいます。血圧の数値は、心臓が収縮している間に測定される収縮期血圧と、拡張している間に測定される拡張期血圧の2種類を測定したものです。

厚生労働省によると血圧の正常値は、収縮期血圧が140mmHg未満、拡張期血圧が90mmHg未満と設定されています。

メタボリックシンドロームの場合は、収縮期血圧が130mmHg未満、拡張期血圧が85mmHg未満と設定されています。

血圧は1日の内で数値が変動するため、1回の測定だけで血圧異常とは判断されません。定期的に血圧を測定した結果、正常値の範囲外の数値が続く場合が血圧異常です。

血圧異常には2種類あります。正常値の範囲外の数値が高い場合が高血圧症、低い場合が低血圧症です。

高血圧症

高血圧症の規定は、収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上の場合です。

高血圧は命に関わる疾患を起こす原因になりやすいため、注意が必要です。高血圧が進むと動脈が硬くなる動脈硬化を起こし血管が弱くなります。その結果、狭心症や心筋梗塞、心不全、脳梗塞・脳出血などの脳血管障害を引き起こす原因となります。

低血圧症

低血圧症の規定は、収縮期血圧が100mmHg以下、拡張期血圧が90mmHg以下の場合です。低血圧は原因となる心臓疾患や神経疾患などの基礎疾患がない場合は「血圧の低い健常者」であり、低血圧症とは診断されません。

生活の中で考えられる原因

血圧は血管の状態、心臓の収縮状態、血管を流れる血液量などさまざまな要因により変動しています。そのため血圧異常の原因も人により異なります。

しかし高血圧症は最悪の事態が命に直結する危険が潜んでいるため、どのような原因でも改善が求められる症状です。

高血圧の95%は本能性高血圧です。本能性高血圧とは原因を特定できない高血圧です。生活の中で考えられる原因としては、塩分の過剰摂取、肥満、運動不足など生活習慣が複合的に重なり合って起こっています。最近ではメタボリックシンドロームも大きな原因のひとつです。

血圧異常の対処法

血圧異常で対処が必要な状態は主に高血圧症です。高血圧症は日常での対処が重要となります。

塩分摂取量の制限

日本人の高血圧症における大きな原因は塩分の過剰摂取が影響しています。そのため塩分摂取量の制限が高血圧症の改善にはかかせません。

バランスの良い食事

塩分だけでなく、バランスの良い食事を意識しましょう。食べる量を必要以上に増やしてしまうアルコールの飲みすぎも注意が必要です。

運動不足の解消

いきなりジムなどでトレーニングをする必要はなく、外出時に一駅分歩く、階段を使う、掃除は雑巾がけをするなど日常で体を動かす機会を作りましょう。

薬の使用

高血圧症の状態によっては、生活習慣の改善と並行して薬でコントロールすることが重要になります。

血圧を下げる代表的な薬は種類も多く、作用時間も異なります。使用する薬の種類や、服用回数などは個人の症状により異なるため、医師の処方に従って正しく服用してください。

アンジオテンシン変換酵素阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、カルシウム拮抗薬、ベータ(β)遮断薬、アルファ()遮断薬、降圧利尿薬などが代表的な血圧を下げる薬です。

薬の作用が強く出るとふらつきなどの副作用が起こることがあります。薬を飲み始めの頃によく出ることがあるため、体調変化に気をつけて服用し、何かあればすぐに医師に相談しましょう。

また、高血圧の症状には漢方薬が効果を示す場合があり、八味地黄丸、大柴胡湯、紫胡加竜骨牡蛎湯、黄連解毒湯、真武湯などが使用されます。

血圧異常に使われるお薬の総合情報

薬剤師に相談する

疑問に思ったことは薬剤師に相談してみましょう。

血圧異常に使われるお薬をブランド名から探す