【薬剤師監修】コレステロールを下げる市販薬|脂質異常症の治療薬について
コレステロール値の改善は基本的に食事療法や運動療法がメインとなりますが、補助的に薬を用いて治療を行う場合があります。この記事ではコレステロールを下げるおすすめの市販薬や、病院で使用される脂質異常症のお薬について解説します!
2021年01月28日
血清高コレステロールのお悩みの原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。
日本動脈硬化学会のガイドラインによると、LDLコレステロールが140mg/dL以上の状態が、血清高コレステロールと定義されています。LDLには肝臓のコレステロールを体全体に運ぶ役割があり、体にコレステロールを貯めるため悪玉コレステロールとも呼ばれます。
本来は体内で悪玉コレステロールと善玉コレステロールのバランスが取れている状態が望ましく、悪玉コレステロールが増えすぎると血清高コレステロールとなります。
イカ、エビ、内臓類(レバー・モツ)などコレステロールを多く含む食品に加え、体内で合成してコレステロールを増やすケーキ、バター、ベーコンなど飽和脂肪酸を多く含む食品の過剰摂取が原因となります。
喫煙は余分なコレステロールを肝臓に戻す働きのあるHDLコレステロール(善玉コレステロール)を減らします。HDLコレステロールが減った結果、血液中はLDLコレステロールが溢れてしまいます。
コレステロールを減らす作用のある多価不飽和脂肪酸を多く含む食品を意識して摂取しましょう。多価不飽和脂肪酸は植物油や青魚の脂などに多く含まれています。
また体内のコレステロールを排出するためには食物繊維の摂取が有効です。
運動不足にならないよう体を動かすことを意識しましょう。HDLコレステロールを増やすためには、散歩やウォーキング、水泳などの有酸素運動が効果的です。
喫煙者は禁煙を目指しましょう。
血清高コレステロールの改善には、コレステロールの吸収をおさえる薬や、肝臓の脂質の代謝に働きかけて、血液中のコレステロールを低下させる薬が使用されます。
コレステロールを減らす作用のあるガンマーオリザノール、パンテチン、ソイステロールなどが主な成分です。コレステロールの値が高く、高血圧を合併している場合は動脈硬化の原因となりやすいため医療機関を受診して下さい。
処方薬にはコレステロールを減らす作用の強いスタチン系やフィブラート系の薬剤が処方されることがあります。代表的な副作用としては横紋筋融解症があります。尿の色が赤褐色になったり、筋肉痛がひどい場合は医師に相談しましょう。
コレステロール値の改善は基本的に食事療法や運動療法がメインとなりますが、補助的に薬を用いて治療を行う場合があります。この記事ではコレステロールを下げるおすすめの市販薬や、病院で使用される脂質異常症のお薬について解説します!
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