うつ病による休職・・期間は人それぞれ

気分の落ち込みや食欲減退、不眠症状がみられる「うつ病」。心の病の代表格です。

身体的な疲労や職場の人間関係、仕事のプレッシャーなどが引き金になって発症するケースが多くみられます。

何事も完璧にしなければ気がすまない人や、他人に気を遣いすぎる人、生真面目な人はかかりやすいようです。

うつ病だからといって誰でも休職になるわけではなく、また休職期間も人によって全く違います。

あなたが医師から休職を勧められたのは、あなたはそれだけの期間、休養を摂る必要があるからです。休むことに罪悪感を抱く患者は多いですが、今は休むことが仕事だと考えましょう。

では休職期間にうつ病をを改善し復帰するには、どのような過ごし方がベストなのでしょうか?

この記事ではうつ病の症状の段階に合わせた休職期間の過ごし方を解説していきます。

うつ病の症状を3つのステップに分けて治療にのぞもう

うつ病を治療して職場に復帰するために、症状を以下の3つの段階に分けます。

●要治療期(急性期と回復期に分けられます)
●職場復職準備期間
●復職期

それぞれ、どんなことに注意して過ごせばよいでしょうか?

要治療期(急性期・回復期)の休職期間の過ごし方

急性期

休職初期の急性期はうつ病の中でも特に症状が重い期間です。これまで当たり前に行ってきた入浴や歯磨きといったことも難しくなります。

仕事を休んだばかりなので、職場のことが気になったり罪悪感を抱くケースが多いです。しかし自分を責めていては、体は休めても心の休養ができません。

休養を受け入れることで、うつ病の治療が始まります。この時期は特に何もする必要はありません。逆に無理な運動やメール等のチェックは症状の悪化につながるので控えましょう。

回復期

少しずつ症状が軽くなる回復期。「暇だな」「体、動かそうかな」と感じるゆとりがあれば、治療は確実にステップアップしています。

この時期には徐々に気力も回復しているので、焦って職場復帰しようとする人が多くいるようです。しかし、うつ病の治療に焦りは禁物。

何かしようかな・・と思ったら読書や散歩から始めてみましょう。本を読む集中力や、外出を楽しむ心が戻ってきたら順調に回復に向かっている証です。

このほか掃除もおすすめです。体力の回復と生活環境の整備が同時に行えます。

復職の準備を始めよう

心身ともに調子が戻ってきたけれど、復職できるか不安も感じるこの時期。職場への復職準備期間は生活リズムを整えることに専念しましょう。

とくに注目したいのは睡眠サイクルです。

まずは起床時間を固定させましょう。最初は8時ごろに起きることを目指します。慣れてきたら職場勤務中に起床していた時間に近づけていきましょう。

睡眠時間は最低7時間は確保したいところです。起床時間から逆算して就寝時間を決めましょう。睡眠不足と感じたら20分程度の昼寝をするようにします。

このほか、ウインドウショッピングなど外出する習慣をつけましょう。読書も図書館で行うようにすれば外出の機会を得られるだけでなく、人が多い場所や静かな場所への順応も早まります。

このほか電車による移動が問題なくできるかどうかも回復の見極めポイントになります。

ただし、いずれも無理はしないようにしてください。昨日はできても今日はできないという波も生じます。自分を責めず、そして焦らず過ごすことが大切です。

うつ病からの復職!気を付けるポイントは?

医師、職場、そして患者自身の判断により復職のタイミングが決まります。多くの場合は、少しずつ完全復帰に近づくための「リハビリ勤務」「試し勤務」から始めます。

短時間勤務や単純作業といった負担の軽いものから徐々に心身を慣らしていきましょう。目安は1~2ヶ月です。ただし、この勤務形態は企業によって内容が全く異なります。

事前に賃金や交通費の支払い、勤務内容に関する責任の所在について確認しておきましょう。

うつ病にかかる前の体力に戻るには3ヶ月はかかると言われています。まだ完治していないことを念頭に置き、無理のない勤務を心がけましょう。

症状のぶり返し(再燃)を避けるためにも、調子が悪いときは早退する勇気も必要です。

さいごに


いかがでしたか?

休職中の睡眠サイクルや運動習慣、外出記録、体調を日記形式に記録しておくと、心身の変化が分かりやすくなるのでおすすめです。診察時に医師に診せることで症状の共有ができるので、治療もスムーズに進みます。

自分が記録しやすい形式で構いませんので、ぜひ生活記録をつけてみましょう。