不安の原因や薬など悩みをセルフチェック

2020年01月29日

不安の原因・対処・お薬・疑われる病気を解説します。分からないことがあれば薬剤師に相談することができます。

不安の症状

対人関係や仕事や試験などでプレッシャーや心配事があるとき、不安を感じることは正常な反応です。

不安が過度になりすぎて日常生活に影響が出る状態になると、不安障害と呼ばれます。

不安障害の種類には、突然激しい不安に襲われるパニック障害、人前に出ることを不安に感じる社会不安障害、繰り返し同じことをしないと不安になる強迫性障害、漠然とした不安感のある全般性不安障害などがあります。

生活の中で考えられる原因

ストレス

個人差がありますが、仕事や学校、転職活動、病気、事故、結婚、妊娠、出産、近隣トラブルなどのストレスが原因となり、不安を感じることがあります。

体の異常

更年期によるホルモンバランスの乱れなど、体の異常により不安が引き起こされることがあります。

薬物・アルコール・カフェインなどの過剰摂取

不安を引き起こす可能性がある薬物には、コルチコステロイド、コカイン、アンフェタミン、エフェドリンなどがあります。

アルコールやカフェインの過剰摂取も、不安を引き起こす原因となることがあります。

不安の対処法

生活習慣の改善

体のリズムが乱れると症状が悪化するため、規則正しい生活を心がけましょう。

アルコールは不安を一時的に解消しますが、過剰摂取はさらなる不安を引き起こします。適量を心がけましょう。

精神科や心療内科を受診

精神科や心療内科などがあるメンタルクリニックを受診します。

カウンセリングや各種治療など保険診療ができる機関を選び、医師と治療方針を決めていきます。もし、医師と相性が合わないと感じたら、別のクリニックへ行ってみることも大切です。

精神疾患の治療は、おもに精神療法と薬物治療です。症状ごとに治療法は異なるため、自分の状態を医師にしっかりと見極めてもらい、相談の上で治療を開始しましょう。

薬の使用

不安神経症や精神不安に漢方薬が効果を示すことがあり、半夏厚朴湯、紫朴湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、桂枝加竜骨牡蛎湯、加味帰脾湯などが使用されます。

不安をおさえる薬にはさまざまな種類があり、ベンゾジアゼピン系抗不安薬は不安に関わる神経の活動をおさえます。不安をおさえる効果のほか、脳の興奮をおさえ眠気を誘う作用や、筋弛緩作用、けいれん発作を止める作用があります。

セロトニン作動性抗不安薬は、セロトニン神経系の不安を発生させる活動をおさえるはたらきのあるセロトニン1A受容体にのみ、作用する抗不安薬です。

選択的セロトニン再取り込み阻害薬は、脳内の神経伝達物質であるセロトニンを神経間で増やす作用があります。

β遮断薬は、交感神経に作用して、心臓の収縮回数や血流量をおさえます。不安障害そのものの治療薬ではなく、緊張にともなう動悸や手の震えなど一時的な発作止めとして使用されます。

不安に使われるお薬の総合情報

薬剤師に相談する

疑問に思ったことは薬剤師に相談してみましょう。