妊娠中に眠れない・眠りが浅い原因は?

妊娠初期の不眠には以下のような原因があげられます。

・黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響
・つわり
・子宮が膀胱を圧迫することによる頻尿
・生活リズムの変化
・妊娠・出産に対する不安

などがあり、特に妊娠初期には、女性ホルモンの「プロゲステロン」の働きが盛んになることが影響しています。

■プロゲステロンの役割は
・基礎体温をあげる
・子宮内膜の環境を整える 
・乳腺の発達
・妊娠を維持させる

など重要な働きをするホルモンのため妊娠中には大切なホルモンなのですが、反作用もあります。

■プロゲステロンの反作用として
・ほてりやむくみ
・頭痛、吐き気
・便秘、肌荒れ
・イライラ、憂うつ
・利尿作用

などがあります。

こうしてみるとプロゲステロンってマイナスなホルモン?と思われがちですが、前述したように妊娠の維持には大切な役割を持つホルモンのため、妊娠中はプロゲステロンが多くなることでこのような身体の変化が現れます。

妊娠中に睡眠導入剤は飲んでもいいの?

妊娠中には服用できるお薬は限られています。中でも「睡眠導入剤」と呼ばれる薬はおすすめできません。

医師もあまり処方することはないと思われますが、不眠は体力を消耗するため、場合によっては妊婦さんに安全な薬を処方されることもあります。ただし、頻度や量には十分な注意が必要となります。

妊娠中は自己判断での薬の服用はしないようにしましょう。

安眠するための対策・ポイントは?

なかなか眠れないこともありますが、以下のことを意識してみましょう。

・空腹のままベッドに入らず、消化の良いものを食べる(つわりの対策にも)
・家でじっとせず、無理のないよう適度に体を動かす
・体を冷やさないように
・ゆっくりお風呂にはいる
・コーヒー、紅茶、コーラなどカフェインを多く含むものを取りすぎない
・寝る前にホットミルクなど暖かい飲み物を飲む
・寝る前にスマホやパソコンはしない(強い光は交感神経を刺激します)
・落ち着く音楽や本など、寝る前には考え事をせずリラックスする
・眠れない時は無理して寝ようとせず起きてみる

このようなことを心がけてみましょう。特に眠れない時に無理して寝よう、寝ようと思うと余計に目がさえてしまい、また焦りも感じてしまうなど悪循環になります。

昼間に眠くなったら15分~30分程眠ると良いでしょう。不眠は体力を消耗させ、疲れのもとになります。

ただし寝すぎると夜にまた眠れなくなるため寝すぎないようにしましょう。

自律神経の乱れに注意

妊娠中は、ホルモンバランスが変化するため、自律神経が乱れやすくなります。自律神経はストレスが原因で乱れることが多いため、妊娠中には疲労とストレスには注意が必要です。

睡眠中には自律神経の副交感神経(リラックスする神経)が優位になるはずですが、精神的なストレスが続くと交感神経(興奮・緊張する神経)が優位になることで眠れなくなったり、眠りが浅くなります。

ただ、妊娠初期の不眠は、安定期には解消していきます。もし眠れないことがあってもあまり心配せず、ゆったりとした気持ちでいましょう。

さいごに 

眠れないことはつらいことですが、少々の寝不足でも赤ちゃんに深刻な影響を与えることはありません。

妊娠中は色々心配事が多いのですが、だからこそ気持ちを落ち着かせて、赤ちゃんグッズを考えるなどマタニティライフを楽しむように工夫していきたいですね。