寝酒(ナイトキャップ)で寝つきは良くならない?!お酒で不眠になる理由とは?
寝つきが良くなるからと寝酒(ナイトキャップ)を習慣にしている人は多いのではないでしょうか?
確かに最初は効果があるものの、次第に効果は薄れていきます。
それでも「睡眠のため」と、アルコール摂取量を増やすことで、結果的に不眠になることに・・。
寝酒だけではなく、お酒は飲みすぎると不眠の原因につながります。
仕事の後、飲み会にも参加して疲れてるのに眠れない・・これはアルコールの分解のために内臓が活発に働くため。
飲酒を楽しみながら、快適な睡眠を得るには適切な量を守ることと内臓への負担を減らすことがポイントです。
それでは内臓に負担のかからない上手なお酒の飲み方とは、具体的にどのようなものなのでしょうか?
内臓に負担を与えない上手なお酒の飲み方を知ろう
アルコールを分解するには内臓・・特に肝臓が元気に働くことが大切です。
そのためのポイントを3つ紹介します。
飲酒前の食事やおつまみで、良質なタンパク質を摂取しよう
肝臓の働きには良質なタンパク質が欠かせません。
飲み会を控えてる日のランチや、飲酒中のおつまみではタンパク質の摂取を心がけましょう。
大豆食品などの植物性タンパク質より動物性タンパク質をオススメします。
これは動物性の方が肝臓の再合成が早く、2時間ぐらいで効果があらわれるためです。
焼き魚・刺身といった魚類やハンバーグ、焼き鳥といった内臓を含めた肉類がオススメです。
このほか、卵料理にも豊富に含まれています。
お酒を飲む前&飲酒中には水・炭酸水を!
肝臓に過剰な負担を与えないためには、水分を十分に摂っておくことが大切です。
飲酒前には水や炭酸水をコップ1杯でいいので飲んでおきましょう。
また飲酒中も水分を補うことを心がけましょう。
お酒と交互に飲むことで飲む量を抑えることもできます。
肝臓の代謝を助けるビタミン摂取を心がけよう
飲酒時には肝臓の代謝や回復を助ける働きがあるビタミンを積極的に摂りましょう。
おつまみの定番・枝豆には二日酔い予防にも効くビタミンCが豊富です。
そのほか飲み会のテーブルには必ず居ると言ってもよいサラダもオススメです。
サラダの具材には海藻、ブロッコリー、おくら、きのこなど食物繊維が豊富なものもプラスするとより効果的です。
食物繊維がアルコールの吸収を穏やかにしてくれますよ。
女性は特に要注意!飲み会前の食事を抜くのはNG
お酒を飲みながら、おつまみを食べてると自分がどれだけカロリーを摂取してるか分からない。
そんな不安から飲み会がある日のランチを控えたり、少量にする女性が多いです。
しかし、すきっ腹での飲酒は非常に危険です。
酔いやすくなるだけでなく、胃壁に負担をかけたり肝臓の機能を低下させる原因になります。
炭水化物や糖質は控えてもタンパク質だけは摂るようにしましょう。
日本人はお酒に弱い体質。飲みすぎには注意を
日本人はお酒に弱い体質です。
これは飲酒によって発生するアセトアルデヒドを分解する“ALDH2”という酵素の働きが弱いためです。
飲みすぎたり、飲むスピードをあげてしまうとALDH2の働きがさらに鈍ってしまいます。
お酒と快適な睡眠を両立するには、こうした飲み方に気を付けることが大切です。
(image by Photo AC)
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