交代勤務による睡眠障害は身近な問題になってます

日本企業で2交代・3交代をはじめとした交代勤務や夜勤を採用している割合は15~20%と言われています。
ご自身を含め、周りでも交代勤務や夜勤を経験されている人は多いのではないでしょうか?

そのぶん交代勤務などによる睡眠障害は身近な問題となってきています。
これには「昼間に寝たいけど、仕事のことを考えてたら眠れない」というメンタル面での影響も考えらます。

そこで、この記事では、交代勤務や夜勤の人の睡眠事情を解説。
そして交代勤務による睡眠障害(概日リズム睡眠障害・交代勤務障害)のセルフチェックや、不眠への対策をご紹介していきます。


 

交代勤務(2交代 3交代 シフト)や夜勤の人の睡眠事情

睡眠ホルモン・メラトニンによる体内時計のリズムと違ったリズムでの生活を求められる交代勤務や夜勤。
それだけに睡眠に関する問題が生じやすいと言われています。

18~65歳の労働者に不眠に関する調査したところ、こんな結果となりました。

●日勤のみ・・・8.6%
●交代勤務・・・15.7%
●夜勤のみ・・・18.5%

日勤の約2倍の人が不眠に悩んでいるのです。

中でもシフトのローテーションが短い(4日以内)方の睡眠が乱れている傾向があります。
また年齢が高くなるほどシフトに対応できなくなるケースが多いようです。

夜型人間の方が夜勤や交代勤務に向いている?

たびたび耳にする朝型人間・夜型人間という言葉ですが、やはり夜に強い方が夜勤に向いているのでしょうか?

深夜の眠気や昼間に寝ることへの順応という点では、確かに夜型のほうが交代勤務の生活リズムに馴染みやすいようです。
しかし交代勤務による心身へのリスク(不眠、抑うつなど)は朝型人間の方があらわれにくいといわれています。
この点は未だ解明されていないことが多く、残念ながら「こんな人が向いてる」と言うのは難しいようです。
 

交代勤務による睡眠障害 [概日リズム睡眠障害/交代勤務障害]をチェック

交代勤務で働くことによって起こる概日リズム睡眠障害(交代勤務障害)
まだ多くは調査されていない病気ですが、現段階では交代勤務や夜勤の約10%に該当すると言われています。

下記のチェック項目でご自身に概日リズム睡眠障害の症状があらわれていないかチェックしてみましょう。
 

□座ってテレビを見たり、本を読んでると眠くなる
□就寝時間や睡眠時間がバラバラな日が7日間以上続いている
□深夜勤務中の過度の眠気や、夜勤後の不眠が1か月以上続いている
□車の運転をしていると2~3分停車している間に眠気が襲ってくる
□食事の時間が不規則

 

勤務交代、夜勤による睡眠障害の対策とは?

睡眠に悩む勤務交代、夜勤の方の睡眠対策は乱れた体内時計をいかに早く解消するかにかかっています。
特にオススメの対策を3つご紹介します。

夜勤中の職場に強めの光を

夜勤中の環境は強めの光を浴びることを意識しましょう。
高照度の光を照射することで深夜の眠気が減退。
さらに夜勤の生活リズムと体内時計が同調しやすくなります。

夜勤中に仮眠をとる

夜勤中に仮眠をとることで、眠気の減退や体内リズムの乱れを防ぐことができます。
このほか疲労による仕事のミスも減らせるので、非常に重要な対策です。

夜勤明けの睡眠環境は暗くする

寝室のカーテンを遮光のものにしたり、アイマスクを使うなど寝室の環境は暗くするようにしましょう。
このほか、昼間は外の音が気になるときには耳栓を活用しましょう。

どうしても眠れないときはメラトニン投与も

どうしても眠れないときは睡眠ホルモン・メラトニンをサプリで補うことも有効です。
適切なメラトニン投与は交代勤務や夜勤の方の日中睡眠の質を高めてくれます。

ココロのサプリ

 

さいごに


交代勤務や夜勤の方は日勤の方の6割程しか睡眠時間を確保できていないそうです。その平均時間は約4.3時間。
日本人は世界的にみても睡眠時間が短いと言われていますが、その中でも特に寝ていないといえるでしょう。

24時間営業の店が増え、シフトワークの方が増える中、こうした睡眠問題はさらに深刻になると考えられます。
交代勤務や夜勤の方でも質の良い睡眠を得られるためのスケジュールや環境作りは、今後避けられない課題となりそうです。

 

(image by Photo AC)