不眠に効果的!冬に実践したい「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」ってなに?深い睡眠のために知っておきたい健康法「頭寒足熱」について

はじめに~頭寒足熱(ずかんそくねつ)頭寒足温(ずかんそくおん)という言葉を聞いたことはありますか?~

文字通り頭を冷やして足をあたためる健康法です。(ここでは頭寒足熱に統一します。)
寒い冬の夜、なかなか眠れないと言う人のために
この頭寒足熱(ずかんそくねつ)の状態を作る方法を紹介します!


(image by PhotoAc

頭寒足熱とは?

夏目漱石も代表作『吾輩は猫である』の中で

「頭寒足熱は延命息災の徴と傷寒論にも出ている通り~〈略〉」

と記しており、古くから日本に伝わる健康法です。

まず「頭寒」と「足熱」について解説しましょう。


(image by PhotoAc)

頭寒とは「ストレスや考え事から解放されている状態」のこと。

物理的には夏、熱さでのぼせた頭を氷枕で冷やすと眠りやすいなどの意味がありますが他にも頭の中がスッキリとしている状態を指す言葉でもあります。

よく怒っていたり、イライラしている人に「ちょっと頭を冷やしておいで。」なんていいますよね。
ストレスが溜まっていたり、絶えず何かを考えていたりすると常に脳が興奮状態になっていてノルアドレナリンやドーパミンの分泌が活発になり大脳が熱をもってしまうのです。

そのような状態ではなかなか眠りにつけず、つけたとしても浅い眠りになってしまいます。

この興奮状態を交感神経優位の状態と呼びます。

ストレス性睡眠障害などは交感神経優位の状態が続くことで起きます。
心配事や考え事が少ない頭が冷えた状態、「頭寒」を作ることは深い眠りを作るのにとても大切なことなのです。

 

足熱とは「血液が末端まで巡り体がリラックスしている状態」のこと。

緊張すると手足が冷たく感じますよね。
これはアドレナリンが出て血管が収縮している状態、交感神経優位になっているからです。

逆に体がリラックスすると手足があたたかくなります。
これが副交感神経優位の状態です。

副交感神経優位とは
松果体(しょうかたい)からセロトニンという脳内物質が分泌され、セロトニンが睡眠ホルモンのメラトニンの分泌を促します。
副交感神経優位だと血管が拡張し、血流がよくなり手足が温かくなっていくのです。

人間の体で最も冷えやすいのが手先足先です。
特に足先は心臓から最も遠くに位置しているため血の巡りが滞りやすく、冷えが生じやすい部分です。

つまり手足があたたかい状態とは全身に血液が巡っている状態ということになります。

眠たい時は手足がポーッと温かく感じますよね。
リラックスして心地よい、それが副交感神経優位の状態なのです。

つまり頭寒足熱とは「精神が解放されていて体もリラックスした状態(副交感神経優位)」のことを言います。

 

頭寒足熱になる3つの方法

頭寒足熱になるためにすぐにできる3つの方法をご紹介します。


(image by PhotoAc)

1.眠りにつく最低1時間前はテレビやインターネットをやめる。

テレビやパソコンのモニターから発せられる強い光は睡眠に必要なホルモンの分泌を妨げることがあります。
他にも眠る前にテレビやネットを見ると脳が興奮状態からなかなか抜け出せず不眠の原因になります。
 

2.ゆっくりお風呂に入って体をあたため、体が冷える前に布団に入るようにする。

体を温めるのはお風呂が一番です。
38℃~40℃くらいのお湯に最低10分でも浸かって体をゆっくり温めましょう。


(image by PhotoAc)

3.布団を湯たんぽで温める。眠るときは足元に湯たんぽで末端を温める。

床に就く1時間くらい前に湯たんぽを忍ばせて布団を温めておくといいでしょう。
エアコンで室内を温めるより湯たんぽで布団の中を温める方が効果的です。

電気毛布は体温調節がうまくいかなくなったり、乾燥が心配されるので湯たんぽをオススメします。
じんわりじっくり体を温めましょう。


(image by 無印湯たんぽ!/allegro Takahi)

 

おわりに

眠りにつけない時に焦ると余計眠れなくなってしまいます。
そんな時は眠たくなるまでやさしい音楽を聞いたり、絵本や画集のような難しくない本を読むなどして心をリラックスさせましょう。

しっかりとした睡眠は寒い冬を過ごすのに大切な免疫力を作ってくれます。
頭寒足熱を意識して寒い冬を乗り越えましょう!

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