禁煙補助薬の種類や保険適用について:要処方の薬について解説

禁煙補助薬の種類、薬の保険適用について解説します。また、医師の処方せんが必要な禁煙補助薬についても解説します。

禁煙補助薬の種類と保険適用

禁煙を継続する方法のひとつとして「禁煙補助薬」があります。禁煙中に使用することで、禁煙をサポートし成功率をアップさせます。

ニコチン入りの禁煙補助薬にはガムタイプと二の腕に貼るパッチタイプの2種類、ニコチン無しの禁煙補助薬は飲み薬タイプの1種類です。

市販のみの取り扱いであるニコチンガムと市販のニコチンパッチには保険適用がありませんが、処方によるニコチンパッチ・飲み薬は次の条件を満たしていれば保険が適用されます。

【保険適用のための4条件】

・ニコチン依存症を診断するテストで5点以上である
・35歳以上の喫煙者の場合、「1日の平均喫煙本数×喫煙年数」の答えが200以上である
・1か月以内の禁煙を希望している
・禁煙治療を受けることに文書で同意している

ニコチン入り ニコチン無し
ニコチンガム ニコチンパッチ 飲み薬
市販のみ 市販・処方 処方のみ
保険適用無し 保険適用あり
※処方のみ
保険適用あり

 

要処方の禁煙補助薬

処方せんが必要な禁煙補助薬は、禁煙外来による診断で条件を満たすと保険適用で購入することができます。

ガムタイプの禁煙補助薬はなく、現時点ではニコチンパッチと飲み薬の2種類が処方薬として使用されています。

ニコチネルTTS(ニコチンパッチ)

朝起きた時に二の腕・お腹・腰のいずれかに貼ることで1日を通して喫煙欲求をおさえます。

パッチに含まれるニコチンが少しずつ体に放出され、血中のニコチン濃度が保たれます。大・中・小の3つのサイズがあり、サイズの大きさにニコチン量も比例します。

主に禁煙開始から4週目までは大(1日約21mgのニコチン)、5〜6週目は中(1日約16mgのニコチン)、7〜8週目は小(1日約8mgのニコチン)を使用することで、無理のない段階的な禁煙を目指します。

チャンピックス錠(飲み薬)

チャンピックス錠は、禁煙補助薬の中で唯一ニコチンの含まれていない薬です。また、唯一の飲み薬でもあります。

たばこに含まれるニコチンは、脳内のニコチン受容体と結びつくことで快感物質を生み出しますが、「バレニクリン酒石酸塩」という成分がニコチンの代わりにニコチン受容体に結びつくことで、少量の快感物質を生み出します。

これによって禁煙中のイライラや集中力の低下などを軽減します。

また、たばこそのものを「おいしい」と感じにくくすることもチャンピックス錠の効果のひとつです。

「チャンピックス錠を飲み始めてから始めの7日間はたばこを吸っても良い」という条件があることで、禁煙に取り掛かりやすいと感じる人も少なくありません。

チャンピックス錠について詳しくは関連記事をごらんください。

市販の禁煙補助薬

市販で購入できる禁煙補助薬には、ニコチンガムとニコチンパッチの2つがあります。

ニコチンガムは、たばこを吸いたくなった時に1粒口に入れ、30〜60分噛み続けることで喫煙欲求をおさえます。

吸いたいと思ったときに対処として口に入れることができ、口の寂しさを紛らわせる効果もあります。

ニコチンパッチは、朝起きた時に二の腕・お腹・腰のいずれかに貼ることで1日を通して喫煙欲求をおさえます。

パッチに含まれるニコチンが少しずつ体に放出され、血中のニコチン濃度が保たれます。

朝貼るだけで禁煙効果を持続でき、禁煙していることを知られたくない人にもおすすめです。

市販の禁煙補助薬については、関連記事をごらんください。

おわりに

禁煙補助薬を使用することで、ニコチンパッチでは約1.7倍、ニコチンガムでは約1.4倍、チャンピックスでは約2.3倍も禁煙率が高まるという報告があります。

少しでも禁煙の成功率を上げるために、禁煙補助薬を有効に使ってみてはいかがでしょうか。

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