つらい腰痛に「ラックル速溶錠」
仕事中や家事の最中に起こる腰痛。
みなさんはどのように対処していますか?
腰痛の薬というと塗り薬や、湿布やパップなどの貼るタイプの市販薬が多く発売されていますが、腰痛に効果がある飲み薬もあります。
日本臓器製薬から発売しているラックル速溶錠は腰痛に効果がある鎮痛薬です。
この記事ではラックル速溶錠の成分から効果・副作用について解説していきます。
ラックル速溶錠の主成分は「アセトアミノフェン」
アセトアミノフェンは解熱鎮痛成分で、頭痛・生理痛の鎮痛薬や総合感冒薬などに配合されています。
NSAIDs(エヌセイズ)とは異なるタイプの解熱鎮痛成分で、ロキソプロフェンナトリウム水和物やイブプロフェンといったNSAIDsに属する鎮痛成分に比べると胃腸障害の副作用が少なく、乳幼児や妊婦・授乳婦も使用できます。
そのため、アセトアミノフェンは小児用の鎮痛薬や風邪薬にも使用されています。
NSAIDs(エヌセイズ):非ステロイド系抗炎症薬のこと。ロキソプロフェン、イブプロフェンやアセチルサリチル酸(アスピリン)など。
ラックル速溶錠が腰痛に効くしくみ
アセトアミノフェンは中枢神経(脳にある神経)に作用して痛みを抑えます。
抗炎症作用や神経の傷を回復するような作用はほとんどありません。
つまり、腰痛の原因となっている部分を治癒するわけではなく、中枢神経に作用して痛みを感じなくさせることがラックル速溶錠の主な作用です。
同じくアセトアミノフェンのみが配合された市販薬にはタイレノールAなどがあります。
タイレノールA 10錠【第二類医薬品】
ラックル速溶錠やタイレノールA以外のアセトアミノフェンのみの市販薬については、こちらの記事で紹介しています。
「ラックル速溶錠」の基本情報
ラックル 12錠(第2類医薬品)【第二類医薬品】
効能・効果
●腰痛・神経痛・関節痛・肩こり痛・筋肉痛・頭痛・ねんざ痛・外傷痛・打撲痛・骨折痛・歯痛・抜歯後の疼痛・咽頭痛・耳痛・月経痛(生理痛)の鎮痛
●悪寒・発熱時の解熱
用法・用量
年齢 | 1回量 | 1日服用回数 |
---|---|---|
成人(15歳以上) | 1錠 | 3回まで |
15歳以下 | ×服用しないこと |
なるべく空腹時を避けて、噛みくだくか、軽く口中で溶かした後に水と一緒に服用します。服用間隔は4時間以上おきます。
ラックル速溶錠は水と一緒に飲もう
ラックル速溶錠は水に触れるとすぐに溶け出すため、口に入れるとすぐに溶け始めます。
口の中で溶かしたり、噛み砕いて服用するため、水がなくても飲めそうな気がしますが、必ず水と一緒に飲むようにしましょう。
「ラックル速溶錠」の服用とあわせて行いたい腰痛解消法!
腰痛には「急性腰痛」と「慢性腰痛」があります。
急性腰痛は発症してから4週間未満のものを指し、いわゆるぎっくり腰も急性腰痛に含まれます。
重い物を持ち上げたり、くしゃみがきっかけで発症することもあります。
慢性腰痛は発症から3か月以上腰の痛みを感じている状態です。
体調や天候、気分によっても痛みが重くなったり軽くなったりします。
急性腰痛と慢性腰痛の間は亜急性腰痛と呼びます。
急性腰痛の対処法
・痛みが強い時はラクな状態で横になる。 ・2〜3日はベッドで安静にする。 ・動けるようになったらコルセットなどで補助しながら適度に動くと良い。 ・早めに病院を受診する。 |
※急性腰痛を発症した直後に整体やマッサージを受けるのは逆効果です。筋肉を痛めてしまうおそれがあるため症状が落ち着くまで施術を受けるのは控えましょう。
慢性腰痛の対処法
・患部を温める。 ・お風呂にゆっくり浸かる。 |
おわりに
ラックル速溶錠は痛みを感じにくくさせて腰痛を抑える薬のため、つらい痛みがある時に効果を発揮します。
ただし、注意していただきたいのが痛みを抑えるだけでは根本的な解決にはならないという事です。
腰痛はバランスのよい食生活、十分な睡眠、ストレス解消、運動不足解消など、生活習慣が大きく影響します。
普段の生活習慣から腰痛を改善し、痛みがつらい時はラックル速溶錠などの鎮痛薬を使うとよいでしょう。
お薬を飲んでも痛みが改善されなかったり、違和感がある場合は医療機関(内科・消化器科・整形外科など)を受診し、適切な治療を受けてください。