咳に効く市販薬は?乾いた咳・痰や鼻水が原因の咳など症状別に詳しく紹介!

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咳を止める効果のある市販薬について薬剤師監修のもとわかりやすく解説。乾いた咳・喉がイガイガする咳・痰が絡む咳・鼻水が出る咳・喘鳴をともなう咳など症状別に効く市販薬を詳しく紹介します。咳止めの効果の強さについても記載しています。

市販薬の使用で咳による体力の消耗を防ぐ

咳は気道に入り込んだウイルスや細菌、花粉・ハウスダスト、たばこの煙などの異物を体外に出すために起こる反応です。

無理に咳を止めない方が回復が早い場合もあるとされていますが、咳をすると体力が奪われたり咳が気になって夜眠れないこともあります。

咳による体力の消耗を防ぐためには、市販薬を使用して咳を止めることが効果的です。

この記事では、咳に効く市販薬の選び方と市販薬を紹介します。

咳に効く市販薬の選び方

咳止めの薬を選ぶときは、症状と薬の成分に注目しましょう。

乾いた咳が出るとき

「コホコホ」とした乾いた咳には、中枢性鎮咳成分が含まれる薬がおすすめです。

中枢性鎮咳成分には、脳にある咳中枢の興奮をおさえて咳を鎮める作用があります。

中枢性鎮咳成分は「麻薬性」のものと「非麻薬性」のものに分かれ、それぞれ特徴が異なります。

中枢性麻薬性鎮咳成分の薬は咳を鎮める効果が強力ですが、便秘や眠気などの副作用が現れることがあります。

また、喘息の疑われる咳には使用できません。

中枢性非麻薬性鎮咳成分は、中枢性麻薬性鎮咳成分と比べると咳を鎮める効果は穏やかです。

その分副作用が少なく、喘息・便秘・排尿困難のある方でも使用しやすいのが特徴です。

市販薬 主成分 薬の特徴
新コルゲンコーワ咳止め透明カプセル 中枢性麻薬性鎮咳成分 ・咳を止める効果が強い
アネトンせき止め顆粒 中枢性麻薬性鎮咳成分 ・寝る前にも使用可能
・夜に咳が止まらない方におすすめ
新コンタックせき止めダブル持続性 中枢性非麻薬性鎮咳成分 ・便秘気味でも使用しやすい

咳が出て喉がイガイガするとき

咳とともに喉の痛みやイガイガを感じるときは、喉に潤いを与えるシロップタイプの薬がおすすめです。

また、喉の炎症をおさえるトラネキサム酸などの成分が配合された薬を使用するのもよいでしょう。

ただしトラネキサム酸が配合された薬は血栓のある方や、血栓症を起こすおそれのある方の使用は、医師の判断が必要になります

市販薬 主成分 薬の特徴
アネトンせき止め液 中枢性麻薬性鎮咳成分 ・レモンティー風味のシロップ
ベンザブロックせき止め液 中枢性麻薬性鎮咳成分 ・喉の炎症をおさえるトラネキサム酸を配合
・すっきりとしたメントール味

喘鳴をともなう咳が出るとき

喘鳴(ぜいめい)と呼ばれるゼーゼー、ヒューヒューとした呼吸音がある場合は、気管支拡張成分が配合された薬がおすすめです。

気管拡張成分は、気管支を広げることで呼吸を楽にしたり痰の排出を促進する作用があります。

気管支炎を悪化させるおそれがあるため、中枢性麻薬性鎮咳成分が配合されていない次のような薬を選びましょう。

なお、市販薬はあくまでも一時的な症状をおさえるために使用し、長期の使用は控えてください。

市販薬 薬の特徴
ミルコデ錠A ・テオフィリンとdl-メチルエフェドリン塩酸塩の2種類の気管支拡張成分を配合
・去痰成分も含む
アストフィリンS ・ジプロフィリンとdl-メチルエフェドリン塩酸塩の2種類の気管支拡張成分を配合
・中枢性非麻薬性鎮咳成分とアレルギー性の咳を鎮める抗ヒスタミン成分も含む
・眠気の副作用が出ることがある

痰が絡む咳・鼻水による咳がでるとき

痰が絡む「ゴホン」とした湿った咳が出る場合は、痰の刺激が原因で咳が出ている場合があります。

また鼻水が喉に流れる後鼻漏も気道に刺激を与えるため、咳の原因となります。

このような痰や鼻水が原因となる咳には、去痰成分が配合された薬の使用がおすすめです。

去痰成分には気道液の分泌を促進する作用や痰の粘り気を少なくして体外への排出を促進する作用があります。

ただし、後鼻漏を引き起こす副鼻腔炎などの症状は根本的な治療が必要なため、できるだけ早めに耳鼻科を受診してください。

市販薬 薬の特徴
クールワン去たんカプセル L-カルボシステインとブロムヘキシン塩酸塩の痰を切る成分のみを配合
ミルコデ錠A 気管支拡張成分と去痰成分のみを配合

症状別!咳に効く市販薬

乾いた咳におすすめの市販薬

新コルゲンコーワ咳止め透明カプセル【指定第二類医薬品】

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中枢性麻薬性鎮咳成分であるジヒドロコデインリン酸塩を主成分に、気道粘液の分泌を促して痰を出しやすくするグアイフェネシン、気管支を拡張して咳を鎮めるdl-メチルエフェドリン塩酸塩、アレルギー反応をおさえるd-クロルフェニラマイレン酸塩、中枢神経系に作用して眠気をおさえる安息香酸ナトリウムカフェインを配合したカプセルです。

使用すると液状成分が溶け出し、咳や痰の症状が緩和されます。

眠気が現れることがあるため、薬の使用後に車の運転はできません。

アネトンせき止め顆粒【第一類医薬品】

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中枢性麻薬性鎮咳成分であるコデインリン酸塩水和物を主成分に、気管支を拡張するテオフィリンやdl-メチルエフェドリン塩酸塩、痰を出しやすくするグアヤコールスルホン酸カリウム、アレルギー反応をおさえるクロルフェニラミンマレイン酸塩を配合した白色の顆粒剤です。

1日3回の使用で、さらに寝る前に1回使用することができます。

眠気が現れることがあるため、薬の使用後に車の運転はできません。

新コンタックせき止めダブル持続性【第二類医薬品】

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中枢性非麻薬性鎮咳成分であるデキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物と収縮した気管支を広げて咳を鎮めて痰を出しやすくするジプロフィリンを配合した薬です。

早く溶けて長く効くカプセル剤で、1回1カプセルの使用で約12時間効果が持続します。

眠気が現れることがあるため、薬の使用後に車の運転はできません。

喉のイガイガ感のある咳におすすめの市販薬

アネトンせき止め液【指定第二類医薬品】

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中枢性麻薬性鎮咳成分であるコデインリン酸塩水和物を主成分に、気管支を拡張して咳を鎮めるdl-メチルエフェドリン塩酸塩、アレルギー反応をおさえるd-クロルフェニラマイレン酸塩、眠気をおさえる無水カフェイン、痰を出しやすくするセネガ流エキスを配合しています。

さわやかなレモンティー風味の液剤です。

眠気が現れることがあるため、薬の使用後に車の運転はできません。

ベンザブロックせき止め液【指定第二類医薬品】

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中枢性麻薬性鎮咳成分であるジヒドロコデインリン酸塩を主成分に、気管支を拡張して咳を鎮めるdl-メチルエフェドリン塩酸塩、去痰成分であるグアイフェネシンとセネガ流エキスを配合。

加えて喉の痛みや腫れをおさえるトラネキサム酸を配合しているのが最大の特徴です。

甘さをおさえたスッキリとしたメントール味で、サラッとした飲み心地です。

眠気が現れることがあるため、薬の使用後に車の運転はできません。

喘鳴をともなう咳におすすめの市販薬

ミルコデ錠A【第一類医薬品】

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気管支を広げて咳を鎮めるテオフィリンとdl-メチルエフェドリン塩酸塩、痰を薄めて排出しやすくする3種類の生薬エキスとグアイフェネシンを配合した錠剤です。

痰のからむ咳や呼吸のたびに、ゼーゼー、ヒューヒューと音をたてるような喘鳴をともなうせきに効果があります。

アストフィリンS【指定第二類医薬品】

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気管支を広げて咳を鎮めるジプロフィリンとdl-メチルエフェドリン塩酸塩、中枢性非麻薬性鎮咳成分であるノスカピン、アレルギー性の咳を鎮めるジフェンヒドラミン塩酸塩を配合した糖衣錠です。

咳、喘鳴をともなう咳、痰に効果があります。

眠気が現れることがあるため、薬の使用後に車の運転はできません。

痰が絡む咳・鼻水による咳におすすめの市販薬

クールワン去たんソフトカプセル【第二類医薬品】

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L-カルボシステインとブロムヘキシン塩酸塩の2種類の去痰成分を配合した薬です。

気道粘膜を修復して痰の排出に重要な線毛の働きを促進する作用と痰を自然な粘度に調整する作用があります。

痰の排出をうながすことで、痰により誘発される咳を鎮めます。

咳の薬を使用する際の注意点

使用上の注意を確認する

市販薬を使用する際は、添付文書の使用上の注意を確認してください。

特に甲状腺機能障害、糖尿病、心臓病、高血圧、腎臓病、緑内障、てんかんなどを治療中の方は避けるべき成分があるため注意してください。

また、妊娠中・授乳中の方も使用できない成分が含まれている可能性があるため確認が必要です。

症状が改善しない場合は薬の使用を中止する

市販薬を5〜6回使用しても症状が改善しない場合は、薬の使用を中止しましょう。

添付文書を持って、医師・薬剤師・登録販売者に相談してください。

咳が長引く場合は病院を受診

咳が2週間以上続いている場合は、重大な病気のおそれもあるため病院を受診してください。

また、痰に血が混じる、痰の色が濃い、粘り気の強い痰が出る場合も病院を受診してください。

特に以前に呼吸器の病気をしたことがある方、糖尿病の方、心臓に病気がある方、高齢者や子ども、膠原病の方は医師に相談することをおすすめします。

おわりに

咳が止まらないことで体力を消耗してしまう場合は、市販薬で咳を止めることも必要な手段のひとつです。

正しい効果を引き出すためにも、市販薬を使用する際は用法用量を守りましょう。

市販薬を使用しても症状が改善しない場合は、早めに病院を受診してください。

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