妊娠中のフェミニーナ膣カンジダ錠の使用はOK?妊婦のカンジダ市販薬の使用と赤ちゃんへの影響

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膣カンジダの市販薬は色々な種類が販売されていますが、残念ながら妊娠中は使用できません。この記事では妊娠中のカンジダ市販薬の使用や治療方法、カンジダの赤ちゃんへの影響について解説します!

カンジダ膣炎は体力低下やストレスなどで再発しやすく、多くの妊婦さんを悩ませる病気の1つです。おなかの赤ちゃんのことを考えると、何か影響があるんじゃないか心配になりますよね。

こんなとき手軽に入手できる「フェミニーナ膣カンジダ錠」を使いたくなりますが、ちょっと待ってください!

妊婦さんのカンジダ再発には、フェミニーナ膣カンジダ錠の使用が禁止されています。正しいカンジダの治療について、しっかり理解しておきましょう。

妊婦のカンジダ治療は婦人科へ

妊娠中にカンジダの疑いがある症状が出たら、まずは婦人科に相談しましょう。あるいは妊婦健診でカンジダ膣炎検査を行う場合は、その際に相談しても構いません。

婦人科の検査でカンジダと分かった場合は、膣内の洗浄を行います。その上で自然治癒を待つか、塗り薬や膣錠が処方されるか判断するというのが、妊婦さんの主なカンジダ治療です。

婦人科で治療を受ければ、1~2週間ほどでカンジダが治ります。

妊婦はカンジダの市販薬を使用できない

フェミニーナ膣カンジダ錠はスイッチOTCなので、処方薬と同じ成分が使用されています。

それなのになぜ、使ってはいけないのでしょうか。実は、病院で処方される薬(オキナゾール膣錠)も、妊婦への使用においては安全性が完全に確立しているわけではなく、医師の判断のもと処方されます。

その上で薬を使うリスクよりも、薬を使ったメリットが上回ると医師が判断した場合のみ処方されます。(処方薬は妊婦への使用が禁止されているわけではないので、医師の診断を受けて処方されているものであれば大丈夫です。)

そのため、妊娠しているときは自己判断で市販薬のフェミニーナ膣カンジダ錠は使わず、産婦人科や婦人科に相談するのが大切になります。

その他のカンジダ市販薬も使用できません

膣カンジダの市販薬はフェミニーナ膣カンジダ錠以外にも様々な薬が販売されています。

剤形も錠剤以外にクリームがありますが、妊娠中はカンジダの市販薬は使用せず、必ず医師の診察を受けてください。

妊娠初期・妊娠後期のカンジダの症状と赤ちゃんへの影響

妊婦さんは妊娠時期に限らず、カンジダが再発しやすい傾向にあります。それぞれの症状や赤ちゃんへの影響について知っておきましょう。

妊娠初期のカンジダ:症状と赤ちゃんへの影響

カンジダの原因であるカンジダ真菌は、体内に常に生息する常在菌です。そのため、過度に増殖しなければ身体に不快な症状を与えません。
しかし妊娠初期には、カンジダ真菌が増殖しやすい体の変化が次々に起こります。

例えば、ホルモンバランスによる膣内の変化。膣には自浄作用があり、常に酸性に保たれているのですが、妊娠するとアルカリ性が優勢になります。その結果、カンジダ菌の増殖が起こりやすくなります。

このほか、つわりによる体力低下や体の変化にともなうストレスも、妊娠初期のカンジダの原因になります。

妊娠による免疫力低下もカンジダの原因です。おなかの赤ちゃんを外敵と判断しないために妊婦さんは免疫力が低下します。これが結果的に、カンジダ真菌が増殖しやすい環境となってしまうのです。

妊娠初期のカンジダの症状も、妊娠前と変わりません。外陰部のかゆみとおりものの異常(白く濁っている)が多くみられます。

また妊娠初期のカンジダは、赤ちゃんへの影響は基本ありません。しかし長期化すると出産時まで治らないことがあるので、自然治癒を待たず早めに治療する方が良いでしょう。

妊娠後期のカンジダ:症状と赤ちゃんへの影響

妊婦さんのカンジダは、体の変化が著しい妊娠初期だけではありません。妊娠後期のカンジダは、赤ちゃんに影響を与える可能性があるので要注意です。

出産時まで治らないまま放置していると、赤ちゃんが産道を通るときにカンジダ真菌に感染してしまうおそれがあります。

赤ちゃんがカンジダ真菌の影響を受けると、皮膚炎(鵞口瘡/がこうそう)を発症する可能性があります。鵞口瘡は、口の中に白い「かす」のようなものが発生する病気です。

かすを飲み込んだあと排便することで、おむつかぶれを起こすことがあります。また広範囲に症状が出たり、皮膚がただれることによって哺乳に支障が出る場合もあります。妊娠後期のカンジダはお腹が大きくて膣錠が入れにくいなど、治療が困難なケースもあるので、早めに医師に相談しましょう。

妊婦さんがカンジダ再発を防ぐためのポイント

カンジダが赤ちゃんに与える影響が分かると、出産が近づくにつれ、カンジダ再発を予防する必要性が分かってきます。そこで妊婦さんが知っておきたい、カンジダ再発の予防ポイントをご紹介します。

汗をかいたらこまめにショーツを取り替える

高温や高湿度はカンジダ真菌が好む環境です。そのため、膣周辺が蒸れないよう注意しましょう。

特に妊婦さんのショーツは、お腹まですっぽり覆うタイプが多く、蒸れやすいです。汗をかいたり、蒸れてるなと感じたら、こまめに取り替えるようにしましょう。

おりものシートを上手に活用する

妊娠するとおりものの量が増えた、という妊婦さんは非常に多いです。おりものが付着したままのショーツをはき続けていると、蒸れの原因となるので、おりものシートを活用しましょう。

ただし、使い方を誤るとますますショーツが蒸れる原因になるので、以下の点に注意してください。

・こまめに取り替える(トイレのタイミングごとに取り替えるのがベスト。最低でも3時間に1回の頻度で)
・肌に合わない材質を使わない
・使い捨てタイプは外出先で、自宅では布製のおりものシートを使うのもおすすめ(布製の方が肌に優しく、蒸れたらすぐに分かるので、取り替えるタイミングを逃にくいです)

休養をきちんととる

カンジダの再発を予防するには、体力を低下させないことが何より大切です。そのためには、充分な睡眠、栄養バランスのとれた食生活を心がけましょう。

心身ともにストレスを溜めこみやすい時期でもあるので、きちんと休養もとってくださいね。

さいごに

妊婦さんのカンジダ対策について、お分かりいただけたでしょうか。

デリケートな悩みなので打ち明けるのに勇気がいる、という女性もいるかもしれません。しかしカンジダは妊娠による体の変化で起こりやすいものなので、多くのママが経験しています。

赤ちゃんのためには、早めの対処が肝心。「カンジダかな?」と思ったら、迷わず婦人科で相談してください。

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