気管支喘息をおさえる市販薬|市販薬に効果はある?

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気管支喘息など喘息の症状をおさえる市販薬を紹介します。吸入タイプの市販薬の有無や、市販薬を選ぶときに注意が必要な成分も解説。また、喘息を予防するポイントも紹介します。

喘息に市販薬の効果はある?吸入タイプの市販薬は?

アレルギー反応や疲労が原因で気道が炎症を起こし、激しい咳とヒューヒューゼーゼーという喘鳴や呼吸困難を起こす喘息。一般的に喘息といわれているもののほとんどは気管支喘息であり、気管支が炎症を起こし狭くなることで発生します。

喘息というと子どもの病気というイメージが強いですが、近年は16才以上で初めて発症することも増えており、注意が必要です。

喘息は市販薬で完治することはなく、喘息を長期にわたってコントロールするためには医療機関の受診が必要です。子どもの場合は小児科へ、大人の場合は呼吸器科やアレルギー科を受診しましょう。喘息の発作は重症化すると命に関わることもあるため、早めの受診が大切です。

市販薬は一時的に症状をおさえるもの!

喘息に効果がある、という市販薬は販売されていますが、どれも喘息を根本的に治療するものではありません。しかし、急な咳の場合や、どうしてもすぐに病院に行けない場合などは市販薬で症状をおさえることも有効です。

あくまで市販薬は一時的に症状をおさえるために使用し、長期にわたって使用し続けることは控えましょう。

また、市販薬で症状を抑えているからといって安心せず、早めに病院を受診してください。

吸入タイプの市販薬はある?

病院では吸入するタイプの薬が多く処方されています。吸入タイプは喉の粘膜に直接薬を届け、発作や炎症を速やかに鎮める作用があります。

しかし現在、吸入するタイプの薬は市販されていません。吸入タイプの薬を使用したい場合は病院を受診し、薬を処方してもらいましょう。

市販薬を選ぶときの注意点

喘息の症状をおさえるための市販薬は、気管支を広げて呼吸を楽にすることで咳を鎮める薬を選ぶことが大切です。

咳中枢に働くことで咳を鎮める効果のある鎮咳成分(ジヒドロコデインリン酸塩など)は、喘息の症状に対して使用してはいけません。一般的な咳止めの薬に配合されている場合があるので注意してください。

気管支喘息をおさえる市販薬:細粒・錠剤・シロップ剤

喘息の症状をおさえる市販薬を紹介していきます。

市販薬の使用はあくまで一時的に症状をおさえるために使用し、長期の連用は避けてください。

しっかり早く効く!細粒タイプの市販薬

喘息の症状をおさえる市販の粉薬を紹介していきます。

アスクロン【第二類医薬品】

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気管支を広げて呼吸を楽にするメトキシフェナミン塩酸塩を配合した市販薬です。咳や、ゼーゼーヒューヒューという喘鳴をともなうような咳に効果があります。
そのほかにも、咳を鎮めるノスカピンや、痰の排出を助けるカンゾウ粗エキス・グアヤコールスルホン酸カリウムなども配合されています。

8才以上の子どもから使用することができます。

使用後は眠気が現れることがあるため、車の運転などは避けるようにしてください。

手軽に飲める錠剤タイプの市販薬

使用が簡単な錠剤タイプの市販薬を紹介していきます。

ミルコデ錠A【第一類医薬品】

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気管支を拡張させるテオフィリンやdl-メチルエフェドリン塩酸塩が配合された市販薬です。気管支を広げることでゼーゼーヒューヒューという喘鳴をともなう咳に効果を現します。また、痰の排出を助けるキキョウ・セネガ・カンゾウという3種類の生薬を配合しているため、痰が絡んだときの咳にも効果的です。

15才未満は使用することができません。

眠くなる成分は含まれていないため、使用後に車などの運転をすることもできます。

アストフィリンS【指定第二類医薬品】

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気管支を拡げて呼吸を楽にする作用のある、ジプロフィリンとdl-メチルエフェドリン塩酸塩を配合した市販薬です。また、アレルギー性の喘鳴をともなう咳に効果的なジフェンヒドラミン塩酸塩や、咳を起こす脳の中枢にはたらきかけて咳をおさえるノスカピンも配合されています。

15才未満は使用することができません。

また、使用後は眠気が現れることがあるため、車の運転などは避けるようにしてください。

飲みやすいシロップタイプの市販薬

使用しやすいシロップタイプの市販薬を紹介していきます。

シロップタイプは小さな子どもでも使用できるものが多いですが、小児の喘息の場合はできるだけ早く医療機関を受診し、やむを得ない場合のみ市販薬を使うようにしてください。

フストールシロップA

気管支を広げて呼吸を楽にする塩酸トリメトキノールが配合されたシロップ薬です。また、アレルギーをおさえるマレイン酸クロルフェニラミンも配合されています。そのほかにも痰の排出を助ける塩化リゾチームや、セネガという生薬のエキスも配合されています。

生後3か月から使用することができますが、2才未満の子どもに喘息の症状があらわれた場合は医療機関の受診を優先させてください。

また、使用後は眠気が現れることがあるため、車の運転などは避けるようにしてください。

気管支喘息に効く漢方薬

気管支喘息の症状を改善する漢方薬を紹介していきます。

漢方薬には体質を改善する効果もあるため、体質を改善し喘息を治していく効果も期待できます。

ツムラ漢方小青竜湯エキス顆粒【第二類医薬品】

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小青竜湯(しょうせいりゅうとう)は気管支拡張作用のある漢方薬で、気管支喘息やアレルギー性鼻炎などに使用されます。気管支拡張の作用があるマオウをはじめとして、咳をおさえるハンゲやゴミシなど8種類の生薬が配合されています。特に湿った咳に使用されます。

体力が中くらいの人に向いている薬です。体が酷く弱っているような人は使用を避けてください。

2才以上の子どもから使用することができます。

ツムラ漢方麻杏甘石湯エキス顆粒【第二類医薬品】

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麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)は気管支を広げる作用のある漢方薬で、咳や気管支喘息に対して使用されます。気管支拡張作用のあるマオウのほか、痰の排出を助けるキョウニンや、体の痛みなどを緩和するカンゾウなど4種類の生薬が配合されています。特に気管支喘息による息苦しさが中心となる急性期に使用されます。

体力が中くらいの人から体力があるような人に向いている薬です。体が酷く弱っている人や発汗が異常に多い人は使用を避けてください。

生後3か月以上の乳児から使用することができますが、1才未満の乳児には医師の診察を受けさせることを優先してください。

ツムラ漢方麦門冬湯エキス顆粒【第二類医薬品】

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麦門冬湯(ばくもんどうとう)は、喉を潤して咳を鎮める作用のある漢方薬です。潤性薬の代表である麦門冬に、痰や吐き気を鎮めるハンゲや滋養強壮の作用を持つニンジンなど6種類の生薬が配合されています。咳き込むときに口や喉がイガイガしたり、咳き込むと顔が赤くなるような咳に向いています。また咳の特徴として乾いた咳に使われます。

どちらかといえば体力がない人から体力が中くらいの人に向いている薬です。

2才以上の子どもから使用することができます。

気管支喘息の予防のポイントは?

気管支喘息の発作の予防や、症状の悪化を防ぐためのポイントを紹介していきます。

また、喘息の起こる原因やタイミングには個人差があるため、自分の喘息が起こるきっかけを見極めるために喘息発作が起こった日付や状況などを記録しておくことも有効です。

ストレスをためないようにしましょう

ストレスは自律神経の乱れなどを引き起こすため、喘息発作の原因になります。休息を充分にとるなどして、ストレスをためないようにしていきましょう。

また、「発作が起きたらどうしよう」という不安感がストレスになることもあります。あまり心配しすぎず、趣味に打ち込むなどして過ごしましょう。

禁煙しましょう

喘息にたばこは厳禁です。たばこの煙が気道への刺激になるだけでなく、喉や気管支の炎症の悪化の原因にも繋がります。

また、本人がたばこを吸わなくても、ほかの人が吸っているたばこの副流煙が喉に悪影響を与えます。家族など身近な人には、近くではたばこを吸わないようにしてもらいましょう。

体調を整えましょう

体の疲れは、アレルギーの原因物質に対して敏感になる原因になることがあります。日ごろから体調を整えるようにして、喘息を予防していきましょう。

■しっかりと睡眠をとろう!
睡眠不足は疲労の原因となり、喘息を発生または悪化させることがあります。十分な睡眠時間を確保し、また安眠できるような環境を整えましょう。

■適度な運動をしよう
適度な運動は、基礎体力をあげ心肺機能を高めるため、喘息発作の予防になります。運動前には充分に準備運動を行い、適度に運動しましょう。しかし、運動が原因で発作が起こる場合や、冷たい空気を吸い込むことで発作が起こる場合などは、様子を見ながら運動を行いましょう。

■風邪やインフルエンザを予防しよう
風邪やインフルエンザなどで喉の炎症が強まると、喘息の発作が悪化してしまいます。普段からうがいや手洗いなどを心がけ、風邪などを予防しましょう。また、秋から冬にかけての風やインフルエンザが流行する時期にはできるだけ人ごみを避け、やむを得ず人ごみに行く場合にはマスクなどを着用しましょう。

室内の環境を整えましょう

喘息発作はアレルギーが原因で起こることが非常に多く、そのため室内のアレルギー原因物質を取り除くことが重要になります。

喘息発作を防ぐため室内の掃除をこまめに行い、喘息が悪化しないようにしましょう。

■カーペットはできるだけ避けましょう
ひきっぱなしのカーペットにはダニなどが発生しやすく、喘息発作の原因になります。特に畳の上にカーペットを敷くのは避けたほうがよいでしょう。喘息の症状がある場合、特に寝室を床がフローリングの部屋に変更し、やむを得ず畳の部屋で寝る場合は布団ではなくベッドに寝るようにしましょう。

■布団・枕はこまめに干しましょう
布団や枕にはダニが発生しやすいため、こまめに天日干しを行って掃除機をかけるようにしましょう。

■布製品はできるだけ置かないようにしましょう
布製品はダニなどが発生しやすく、またホコリやカビの原因にもなります。ソファなどは皮や合成皮のものを使用し、ぬいぐるみなども置かないようにしましょう。

■こまめに掃除をしよう
喘息発作を防ぐにはホコリを室内にためないことが重要です。また、肌から落ちる垢や食べこぼしなどはダニの餌になり繁殖の原因になるため、こまめな掃除が必要です。掃除機をこまめにかけることも重要ですが、同時に拭き掃除も行うようにしましょう。

おわりに

気管支喘息の症状をおさえる市販薬は販売されていますが、どれも一時的に症状をおさえるためのものです。

喘息の症状がある場合は必ず病院へ行き、完治のために適切な治療を受けるようにしてください。

また、喘息発作を予防するために生活環境を整えていきましょう。

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