アズノールうがい液と同じ成分の市販薬|処方薬との違いも解説

更新日:

薬剤師監修日:

アズノールうがい液は、口や喉の炎症を鎮める効果のあるうがい薬です。この記事では、アズノールうがい液と同じアズレンスルホン酸ナトリウム水和物を含む市販薬をのどスプレーとうがい薬に分けて紹介します。また、アズノールうがい液と市販薬の違いについても解説します。

Edit
高橋 伊津美 プロフィール画像
監修薬剤師 :ミナカラ薬局 薬剤師 高橋 伊津美
都筑 亜希 プロフィール画像
編集者 :株式会社ミナカラ ライター 都筑 亜希
Share

アズノールうがい液とは?

アズノールうがい液は、アズレンスルホン酸ナトリウム水和物を成分とする青色のうがい薬で、喉の炎症や扁桃炎、口内炎、急性歯肉炎、舌炎、口の中にできた傷の治療に使われています。

アズレンスルホン酸ナトリウムの効果

アズレンスルホン酸ナトリウムは、口や喉の粘膜に直接作用し、赤み・腫れなどのアレルギー反応を引き起こすヒスタミンという物質をおさえることで、炎症を鎮める効果があります。

そのほか、炎症を鎮める効果などによって、口の中にできた口内炎などの傷の治癒を早める効果も確認されています。

アズノールうがい液と同じ仲間の薬

アズノールうがい液と同じアズレンスルホン酸ナトリウムを含む処方薬には、アズレンうがい液などがあります。

それぞれの薬は、水にうすめて使ううがい液だったり、水に溶かして使う顆粒だったりと剤形などに違いはありますが、効能・効果に違いはありません。

アズノールうがい液と
同じ成分の薬
・アズレンうがい液
・含嗽用ハチアズレ顆粒
・アズレイうがい液
・アズレン含嗽用アーズミンうがい液 など

アズノールうがい液と同じ成分の市販薬はある?

アズノールうがい液と同じ成分アズレンスルホン酸ナトリウムを配合した市販薬は、いくつか販売されており、うがい薬以外にのどスプレーなどもあります。

うがい薬とのどスプレーはどっちがいい?

うがい薬やのどスプレーは、症状や使う目的、使用するシーンに応じて選びましょう。

特徴
うがい薬 ・喉の痛み・腫れや口の中の腫れに
・家族みんなで使える
のどスプレー ・喉の痛み・腫れなどの炎症や喉の不快感に
・喉を使いすぎて声が枯れたときや口内炎にも
・患部に直接噴射するタイプ
・外出時の持ち運びにも便利

アズノールうがい液と同じ成分の市販薬

パープルショットうがい薬F

パープルショットうがい薬F 50ML(第3類医薬品)【第三類医薬品】

効能・効果
口腔・咽喉のはれ、口腔内の洗浄

アズノールうがい液と同じ有効成分のアズレンスルホン酸ナトリウムを配合しています。

1回分のうがい必要量がワンプッシュで出せます。計量カップが付いているので簡単に計量できて使いやすいです。

アズレンのどスプレーグーバ

【第3類医薬品】アズレンのどスプレーグーバ 30mL【第三類医薬品】

効能・効果
のどの炎症によるのどのあれ・のどの痛み・のどのはれ・のどの不快感・声がれ、口内炎

アズノールうがい液と同じ抗炎症成分であるアズレンスルホン酸ナトリウムを配合した薬です。アズレンスルホン酸ナトリウムが喉の痛み腫れの元となっている炎症をおさえます。

炎症部位へ直接噴射できる長いノズルを採用しており、症状に応じて使う量を調整できるのが特徴です。スプレータイプのため、持ち運びにも便利です。

アズノールうがい液|処方薬と市販薬の違い

アズノールうがい液は、医師が診察を通して患者さんの病状に応じて処方する薬ですが、市販薬は、病気や症状を自分で判断した上で選ぶ薬であるため、使える症状に違いがあります。

【アズノールうがい液の効能・効果】

咽頭炎、扁桃炎、口内炎、急性歯肉炎、舌炎、口腔創傷

アズレン含嗽液アズノールうがい液4%添付文書より引用

また、有効成分アズレンスルホン酸ナトリウムの濃度もそれぞれ異なります。

アズレンスルホン酸ナトリウムの濃度(100ml中)
アズノールうがい液 4g
パープルショットうがい薬F 0.4g
アズレンのどスプレーグーバ 0.02g

アズノールうがい液と同じ成分の市販薬に関するQ&A

Q 色は何色ですか?着色料は使っていますか?

A この記事で紹介しているパープルショットうがい薬Fの色は、アズノールうがい液と同じ青色です。着色料は使用しておらず、有効成分自体の色になります。

Q うがい薬を誤って飲んでしまったが、大丈夫?

A 薄めた液を飲んでしまった場合、少量であれば問題ありません。
ただし原液を大量に飲んでしまった場合は、吐き気、嘔吐、便秘、下痢、腹痛などの副作用が起こる可能性があります。何か症状があらわれた場合や心配なことがある場合は、病院を受診しましょう。

Q 妊娠中・授乳中でも使えますか?

A この記事で紹介している薬には、ヨウ素が含まれていないため、妊娠中・授乳中の方でもお使いいただけます。イソジンなどに含まれるポビドンヨード(ヨウ素)は、妊娠中・授乳中の方が過剰摂取すると、赤ちゃんへの甲状腺機能に影響をおよぼすおそれがあることが分かっています。そのため、ポピドンヨード配合のうがい薬を使用したい場合は、事前に医師にご相談いただくことをおすすめします。

アズレンスルホン酸ナトリウムを含むうがい薬を使う際は、薬液は飲み込まないように注意してください。

Q ずっと使ってもいいですか?

A 5~6日間使用しても症状の改善がみられない場合は、使用を中止し医師・薬剤師にご相談ください。

うがい薬を効果的に使用するためには、症状があるときにのみ使うなど、適したタイミングや手順を守ることが大切です。

風邪・インフルエンザなどの感染症を予防したい場合は、殺菌・消毒作用のあるうがい薬を使うか、もしくはうがい薬の代わりに水・ぬるま湯によるうがいで予防することもできます。

殺菌・消毒作用のあるうがい薬については、別記事で詳しく解説しています。

正しいうがいの仕方

うがい薬の効果を十分に発揮させるためには、正しい方法でうがいをすることが大切です。

正しいうがいの仕方を症状・目的別に説明します。

殺菌・消毒や喉の痛み・腫れでうがいをする場合

①口の中に残った食べかすなどを取り除くため、少し強めにブクブクっと口の中をゆすいで吐き出します。

②添付文書や容器などに書かれた方法に従って正しくうすめたうがい薬を適量口に含みます。

天井が見える程度に上を向き、喉の奥までうがい薬が行き渡るように、約15秒位ガラガラうがいを続けて、吐き出します。もう1度15秒位ガラガラうがいを繰り返します。

以上を1日数回行います。

口の中の腫れでうがいをする場合

①正しくうすめたうがい薬を適量口に含み、頬を左右に交互にふくらませて移動させ、歯の間まで洗い出すイメージで、ブクブクを繰り返して吐き出してください。

②①を数回繰り返します。

以上を1日数回行います。

アズノールうがい液とイソジンガーグル液の違い

アズノールうがい液と同じうがい薬のひとつとして、「イソジン」でお馴染みのイソジンガーグル液があります。

アズノールうがい液とイソジンガーグル液は、同じうがい薬でも、使う目的が異なります。

アズノールうがい液は炎症をおさえ、患部の治りを早めるために使ううがい薬であるのに対し、イソジンガーグル液は、口腔内の消毒および感染予防のために使ううがい薬であるという違いがあります。

作用
アズノール 消炎作用・創傷治癒促進作用
イソジン 殺菌・消毒作用

ミナカラ薬局の薬剤師に相談する

薬について相談したいことがあったり、心配や不安がある方は、ミナカラ薬局の薬剤師相談をご利用ください。

ミナカラ薬局では薬剤師にLINEで相談をすることができ、それぞれのお悩みに対応します。

▼LINEで薬剤師に相談する▼

記事で紹介されている商品一覧

監修薬剤師

ミナカラ薬局薬剤師高橋 伊津美

(経歴)
  • 昭和大学大学院薬学研究科修了
  • 昭和大学薬学部客員講師
  • 株式会社ミナカラ/ ミナカラ薬局
  • 薬局、ドラッグストアで臨床経験を積み、その後昭和大学薬学部の教員、チェーンドラッグストア協会の教育機関でOTCの研修講師を務める。
  • 【著書】
  • •現場で差がつく! もう迷わない! ユーキャンの登録販売者お仕事マニュアル 症状と成分でわかるOTC薬
  • •現場で差がつく! ユーキャンの新人登録販売者お仕事マニュアル
編集者ページへ
高橋 伊津美 プロフィール画像
編集者

株式会社ミナカラライター都筑 亜希

2016年より2年間タイを中心に約50の病院を擁する東南アジアの病院グループにて医療通訳他事業企画等の実務に従事。皆さまの暮らしに寄り添った健康づくりを応援していきます。

編集者ページへ
都筑 亜希 プロフィール画像

この記事は参考になりましたか?

  • リンクをコピー
  • Twitterでシェアする Twitter
  • Facebookでシェアする Facebook
  • LINEでシェアする LINE
  • はてなブックマークでブックマークする はてなブックマーク

関連記事

喉の痛み(咽頭痛)に効く市販薬|炎症を抑える成分・痛み止め成分配合

喉の痛み(咽頭痛)は、市販薬で対処(緩和)することができます。 喉の痛みに効く市販薬には、のどスプレーやうがい薬、トローチ、飲み薬などさまざまな剤形があります。 この記事では、喉の痛みに対する効果や使いやすさなどから、のどスプレーと飲み薬(錠剤・顆粒)について紹介しています。

喉の痛み(咽頭痛)に効く市販薬|炎症を抑える成分・痛み止め成分配合

扁桃炎に効く市販薬はある?喉の腫れや痛みに効く薬5選

扁桃炎などの喉の腫れや喉の痛み、発熱に効く市販薬を紹介します。扁桃炎の症状を改善するための市販薬の選び方も解説。また、扁桃炎には急性扁桃炎と慢性扁桃炎があるため、それぞれの違いについて解説します。どんな時に病院を受診すべきか、扁桃炎は内科と耳鼻咽喉科のどちらを受診すべきかについても解説しています。

扁桃炎に効く市販薬はある?喉の腫れや痛みに効く薬5選

口内炎に効く市販薬8選|おすすめの選び方!子供が使える薬も紹介

口内炎の種類ごとに市販薬が使えるかどうかを解説。口内炎に効く市販薬のおすすめの選び方と適切な成分を詳しく解説するとともに、口内炎に効く市販薬を8つピックアップして紹介します。塗り薬・貼り薬・スプレー・飲み薬の4つの剤形ごとに紹介。また、子供が使える薬も紹介。剤形ごとの口内炎の薬の使い方もイラスト付きで解説します。

口内炎に効く市販薬8選|おすすめの選び方!子供が使える薬も紹介

歯肉炎・歯周病の症状に効く市販薬|歯茎の出血予防薬と薬の選び方も紹介

歯肉炎・歯周炎(歯槽膿漏)・歯周病の違いとともに、歯肉炎・歯周炎に使える薬の選び方も解説しています。また、歯周病の症状(歯茎の腫れや痛み)を緩和するおすすめの市販薬、歯茎の出血を予防する薬もあわせて紹介。歯周病を予防する薬用歯磨き粉と予防のためのポイントも紹介しています。抗生物質ジスロマックの市販薬があるかについても解説。

歯肉炎・歯周病の症状に効く市販薬|歯茎の出血予防薬と薬の選び方も紹介
ご利用に当たっての注意事項
  • 掲載している情報は、セルフメディケーション・データベースセンターから提供されたものです。
  • 適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(TEL:0120-149-931)にご相談ください。
  • より詳細な情報を望まれる場合は、購入された薬局・薬店の薬剤師におたずねください。
  • 当サービスによって生じた損害について、株式会社ミナカラ及び、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。
掲載情報について

掲載している各種情報は、株式会社ミナカラが調査した情報をもとにしています。出来るだけ正確な情報掲載に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。掲載されている医療機関へ受診を希望される場合は、事前に必ず該当の医療機関に直接ご確認ください。当サービスによって生じた損害について、株式会社ミナカラではその賠償の責任を一切負わないものとします。情報に誤りがある場合には、お手数ですが株式会社ミナカラまでご連絡をいただけますようお願いいたします。

使用されている写真はイメージです。実際の内容と異なる場合があります。