ジアゼパムの効果や副作用

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ジアゼパムの効果や副作用、作用時間、種類などについて解説します。現役薬剤師監修のもと、ジアゼバムの使用上の注意までわかりやすく解説。

ジアゼパムとは

ジアゼパムは不安な気持ち、緊張感、抑うつなどの改善に使われる抗不安薬です。

ベンゾジアゼピン系の抗不安薬であり、不安を解消する効果があります。作用時間が長く、依存性も低いため広く使われている薬です。

薬の形状の種類が多いことも特徴です。

ジアゼパムの効果

ジアゼパムには不安を抑える作用、筋肉をほぐす作用、痙攣を抑える作用、鎮静・催眠作用などがあります。

ジアゼパムは神経症や心身症、更年期障害など、心理的、精神的なことが要因となって起こるさまざまな症状の改善に広く使われています。

アルコール依存症の禁断(離脱)症状など不安感や興奮、抑うつなどの軽減に使われることもあります。

また大人の症状だけでなく、子どもの熱性けいれんや、てんかんのけいれん発作の改善に使われることもあります。

ジアゼパムが効かない?

抗不安薬は種類によって、鎮静・催眠作用や筋肉を弛緩させる作用など強く現れる作用に違いがあります。

薬の効果が発現する時間や、持続する時間にも個人差があります。しばらく使用しても効果を実感できない場合は医師に相談してください。

ジアゼパムの作用時間

ジアゼパムは比較的作用時間の長い薬になります。

ベンゾジアゼピン系の抗不安薬を6時間以下の短時間型、12~24時間の中時間型、24時間以上の長時間型、90時間以上の超長時間型にわけると、ジアゼパムの作用時間は長時間型のタイプに属します。

血液中の薬の濃度が半分になる時間(半減期)は剤形によって違いますが約20~100時間と長いため、不安症状が比較的長く持続するような症状の場合に適しています。

ジアゼパムの種類

ジアゼパムは成分名であり、先発医薬品であるセルシンやホリゾンのジェネリック医薬品になります。

剤形は2mg錠、5mg錠、10mg錠があり、散剤、シロップ剤、坐剤、注射剤などもあります。坐剤は子どもの熱性けいれんや、てんかんのけいれん発作の改善に使われることもあります。注射剤はアルコール依存症の禁断(離脱)症状などの不安感や興奮、抑うつなどの軽減に使われることがあります。

ジアゼパムの用法用量

【神経症などの不安・緊張・抑うつに使う場合】

通常15歳以上の成人には、1回にジアゼパムとして2~5mgを1日に2~4回にわけて使用します。

子供の場合、3歳以下は1日にジアゼパムとして1~5mgを、4~12歳は1日にジアゼパムとして2~10mgを、それぞれ1~3回にわけて使用します。

【筋痙攣のある方に使う場合】

通常15歳以上の成人には、1回ジアゼパムとして2~10mgを、1日3~4回にわけて使用します。

【麻酔前投薬に使う場合】

通常15歳以上の成人には、1回ジアゼパムとして5~10mgを就寝前または手術前に使用します。

なお、それぞれ年齢や症状によって適宜増減します。

ジアゼパムの副作用

ジアゼパムは安全性の高い薬ですが、副作用が全くでないというわけではありません。

ジアゼパムは催眠作用が強い薬であり、主な副作用として眠気、ふらつき、めまいなどの症状が現れることがあります。

作用時間が長い薬のため、しばらく時間が経っても眠気やふらつきが残る可能性があります。ジアゼパムを服用後は自動車の運転や危険な機械の操作などは避けましょう。

また、発生頻度はそれほど高くありませんが、歩行失調、頭痛、言語障害、吐き気、食欲不振、便秘、口の渇き、発疹、脱力感、むくみなども副作用として報告されています。

離脱症状は起きる?

ジアゼパムは依存性の低い薬ですが、大量連用により薬物依存を起こすことがあります。また、使用を急にやめたり、薬の量を急に減らすことで痙攣発作、不眠、不安、幻覚、妄想などの離脱症状を起こすことがあります。

漫然と使用を続けることは避け、医師の指示に従って使用してください。

アルコールの併用に注意

ジアゼパムを使用中にアルコールを体内に入れることで、眠気や注意力、集中力、運動能力などの低下が強く現れることがあるので、アルコールとの併用は避けててください。

ジアゼパムの薬価

ジェネリック医薬品はどの製薬会社でも薬価はほとんど同じです。セルシンなどの先発医薬品になると薬価は高くなります。また、坐剤は高田製薬が製造している「ダイアップ」という医薬品名になります。

ジェネリック医薬品 薬価 先発医薬品 薬価

ジアゼパム錠2mg

5.60円 2mgセルシン錠 5.90円

ジアゼパム錠5mg

5.60~5.70円 5mgセルシン錠 9.20円

ジアゼパム錠10mg

5.60円 10mgセルシン錠 17.00円
ジアゼパム散1% 6.20円 セルシン散1% 16.30円

-

- セルシンシロップ0.1% 16.90円
- - ダイアップ坐剤4 59.90円
ジアゼパム注射液5mg 56.00円 セルシン注射液5mg 64.00円

(2017年7月現在)

処方薬には、薬価の他にも診察料や調剤料が加算されるためかかる費用は上記の金額通りではありませんが、保険適応の場合、自己負担額は合計の3割になります。

おわりに

ジアゼパムは抗不安薬ですが、ベンゾジアゼピン系に限らず抗不安薬の効果の強さや作用時間はさまざまあります。医師には自分の症状や副作用などの悩みを話し、自分に適した作用の合う薬を処方してもらいましょう。

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