ネオシーダーの副作用とは?タール・ニコチンの影響について解説

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ネオシーダーは煙を吸入することにより咳や痰を鎮める市販薬で、有効成分以外にタールやニコチンなどが含まれています。副作用、効果、正しい使用方法、販売状況について解説します。

ネオシーダーは1959年から販売されている咳や痰を鎮める薬です。

しかし、販売から50年以上経った近年、ネオシーダーからニコチンやタールなどの有害物質が検出されたことが問題となり、一時販売停止になりました。

この記事では、ネオシーダーが一時販売停止になった理由に加え、効果や副作用、正しい使用方法についても詳しく解説します。また、現在の販売状況についても紹介しています。

ネオシーダーは厚生労働省も認める医薬品

ネオシーダーは、厚生労働省により認められている鎮咳去痰薬(咳・痰止め)です。指定第2類医薬品に分類される一般用医薬品(市販薬)です。

一時期製造販売中止になったネオシーダー

ネオシーダーは発売当初、ニコチン・タールが含まれていることを表記していませんでした。しかし、その後、論文によりネオシーダーにニコチンとタールが配含まれており依存症を生じること、さらには発がん性物質が発見されたとの報告があり、日本禁煙学会から厚生労働省あてにネオシーダーの製造販売中止および健康被害調査の緊急要請が出されたことがありました。

現在では、パッケージにニコチン・タールが含まれていることや未成年の使用を禁止する注意喚起を記載して販売されています。

ネオシーダーの効果

ネオシーダーには、有効成分として塩化アンモニウムとカンゾウエキスが含まれています。塩化アンモニウムには気道分泌促進作用(粘膜物質を体外へ排出しやすくする作用)と喀痰溶解作用(痰を分解して出しやすくする作用)があり、カンゾウエキスには鎮痛、鎮咳などの作用があります。

そのほか、防腐・抗菌作用のある安息香酸と清涼感と香り付けのためのハッカ油が配合されています。

これらの成分が作用することにより、咳を鎮め、痰を切る効果が発揮されます。

ネオシーダーの用法・用量と注意事項

ネオシーダーは、先端に火をつけて煙を吸入して使用します。

1回に使用できるのは1〜2本、1日に使用できるのは10本までとされています。必ず用量を守って使用してください。

20歳以下の方、たばこを吸う習慣のない方は使用できません。また、ネオシーダーを使用している方は禁煙補助剤を使用しないでください。

禁煙目的での使用は禁止

ネオシーダーは、咳を鎮めて痰を出しやすくするために使用する医薬品です。

禁煙目的の使用は禁止されています。禁煙中のたばこの代わりとして使用しないでください。

ネオシーダーに含まれるニコチン・タールによる副作用

日本医師会によると、ニコチンはヘロインやコカインと同じくらい依存性が強く、依存症になるとなかなか抜け出すことができなくなります。また血管を圧縮させてしまうので血液の流れが悪くなり、さまざまな病気を引きおこす原因のひとつにもなります。

タールは一般的にヤニと呼ばれ、がんの原因となりうる物質が数十種類以上含まれています。油のようにべたべたとしたタールはのどや肺にくっつくことによりがんを誘発します。

これらの成分が含まれていることにより、たばこを吸ったときと同じような健康被害が引き起こされる危険性があると考えてよいでしょう。

ネオシーダーの現在の販売状況

製造・出荷状況について株式会社アンターク本舗に問い合わせたところ、現在もネオシーダーは、表示内容変更になる前と変わりなく製造販売されているとの回答を得ました。(2017年9月現在)

一部の薬局などでは品薄の状態があるようですが、主に大手のドラッグストアや大型スーパー直営の薬局などには多く出荷されています。また、Amazonなどの通販サイトなどでも購入可能です。

おわりに

ネオシーダーは、たばこを吸い慣れていないとむせてしまったり具合が悪くなってしまう場合があります。

市販薬では、ネオシーダーのほかにもさまざまな鎮咳去痰薬があるので、自身に合った薬を選ぶことをおすすめします。

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