メイラックスの効果と効果時間:眠気の副作用や離脱症状を解説

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メイラックスの効果の強さや効果の時間を解説。眠気や太るなどの副作用があるか、離脱症状についてなど薬剤師監修のもとメイラックスに関する疑問を解説します。

メイラックスの効果とその特徴

メイラックスはベンゾジアゼピン系(BZ系)という種類の薬です。

緊張や不安、抑うつ、睡眠障害に使用されます。

メイラックスはベンゾジアゼピン系の中でも不安を和らげる作用が強力で作用時間が長いという特徴があります。また、ベンゾジアゼピン系で問題となる依存性が比較的低いといった特徴もあります。

メイラックスの効果時間

使用して約50分後までに効果が出ます。その後の効果は122時間ほど続きます。

同種類の薬の中でも効果がとても長いため、翌朝まで眠気が残ることがあります。

メイラックスの副作用

メイラックスの主な副作用として、精神障害(眠気、思考減退、集中力低下など)、中枢・末梢神経系障害(ふらつき、頭重感、構音障害など)、一般的全身障害(倦怠感、脱力感など)、消化管障害(口渇、便秘、胃不快感など)、肝臓・胆管系障害(γ-GTP上昇、ALT(GPT)上昇など)があります。

さらに、重大な副作用として薬物依存、離脱症状、刺激興奮、錯乱、幻覚、呼吸抑制があります。

妊婦が分娩前にメイラックスを連用した場合も、出産後新生児に離脱症状が現れるため注意が必要です。

眠気の副作用

メイラックスを使用して眠気や頭がボーッとするという方がよくいます。

これはメイラックスの副作用です。効果の時間が長い分、翌朝・翌日まで眠気を持ち越してしまうことがあります。日常生活で気にならないほどなら問題ありません。眠気が強すぎる、または頭が働かなくてストレスになっている方は医師に相談してください。

眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがあるため、メイラックス使用中は自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないでください。

メイラックスで太る?

よく聞く話に、メイラックスを使用し始めたら太ったというものがあります。しかし、メイラックスの使用で食欲が出ることや太るということはありません。メイラックスの副作用に食欲増進や肥満といったものはありません。

では一体なぜ、このような意見が多いのでしょうか。これは抑うつや不安などで食欲が減退していた患者が、メイラックスによって症状が改善された結果、減退していた食欲がもとに戻り、一度に食べる量が増えてしまったためと考えられます。

メイラックスの離脱症状と依存性

ベンゾジアゼピン系の薬を服用していると、まれに身体依存を生じてしまうことがあります。

特に医師の指示を守らず、自己判断で増量・減量した場合に注意が必要です。

身体依存を生じないために医師の用法・用量をしっかりと守りましょう。

また、長期服用した場合、急に使用を止めると離脱症状が起こることがあります。離脱症状としては、不安、頭痛、動悸、発汗、けいれん発作、しびれ、ふるえ、焦燥感などがあります。

離脱症状の発生のピークは薬の急な中止または減量の2日以内です。5日目以降に症状が出ることはまれです。

離脱症状を防ぐためには、症状が改善されたら医師の指導のもと、ゆっくりと薬の量や回数を減らしていくことが大切です。

メイラックスの飲み方

通常、成人は1日2mgを1~2回に分けて使用します。年齢や症状の度合いにより量を調整するため、医師の指示のもと用法・用量は必ず守るようにしましょう。

高齢者では、運動失調などの副作用が起こりやすいため少量から開始するなど慎重に使用します。

妊婦または妊娠している可能性のある方は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用します。

授乳中の方は使用を避けることが望ましいとされています。やむを得ず使用する場合は、授乳を避けてください。

低出生体重児、15歳未満の子供に対しては使用経験が少なく安全性は確立されていませんが、医師の判断で使用するケースがあります。処方された場合は医師の指示に従い、用法・用量を必ず守って使用してください。

頓服での使い方

メイラックスはベンゾジアゼピン系でも超長時間系の薬に分類される薬であり、作用時間が長いため、頓服に多く用いられる薬ではありません。ただし、症状によっては医師から頓服での使用を指示されることもあります。

アルコールとの飲み合わせ

また、メイラックス使用中の飲酒は中枢抑制作用を増強するおそれがあるため注意が必要です。アルコールとメイラックスの併用は禁止されてはいませんが、基本的には避けるほうが安全です。

どうしても外せないお酒の席があるような場合は、必ず医師・薬剤師に相談しながら指示をあおぐようにしましょう。

メイラックスと似た薬との違いと併用

ベンゾジアゼピン系(BZ系)

特徴としては、過度な緊張や興奮を鎮め、筋肉をほぐす作用も持っています。緊張や不安があって眠れない方によく使用されます。

ベンゾジアゼピン系の薬剤名 作用の強さ 作用時間
・クロチアゼパム(リーゼ)
・エチゾラム(デパス)

・アルプラゾラム(ソラナックス、コンスタン)
・ロラゼパム(ワイパックス)
・ブロマゼパム(レキソタン、セニラン)


・オキサゾラム(セレナール)
・ジアゼパム(セルシン、ホリゾン)
・クロキサゾラム(セパゾン)


・ロフラゼプ酸エチル(メイラックス) 超長

非ベンゾジアゼピン系(非BZ系)

筋肉をほぐす作用は少ないですが、安全性に優れ、高齢者でも使いやすいのが特徴です。マイスリーやアモバンなどがこれにあたります。

ソラナックスとの併用

よく併用されるものにソラナックスがあります。超長時間作用するタイプのメイラックスで普段からの不安をおさえ、それでも不安な時にソラナックスを頓服で使用する使い方があります。こういった場合、眠気やふらつきの副作用が強く出る事があるので、注意してください。

マイスリーとの併用

メイラックスでも眠れない場合、マイスリーを頓服で使用する場合があります。マイスリーは安全性が高く、眠気を翌朝に持ち越すことが少ないので、組み合わせやすいというメリットがあります。

メイラックスに市販薬やジェネリックはある?

メイラックスの市販薬

メイラックスと同じ成分が配合された市販薬はありません。(2017年6月現在)

メイラックスのジェネリック

メイラックス錠のジェネリックは、ロフラゼプ酸エチル錠としてさまざまな製薬会社から販売されています。

後発品のロフラゼプ酸エチル錠は先発品のメイラックス錠と主成分の量が同じであり、効果は同じとされています。

実は同じ効果を証明するために生物学的同等性試験が行われています。 生物学的同等性試験とは健康な大人を対象に、血中濃度を測定し薬の吸収の速さや吸収された量などを比較し、先発品と後発品が統計学的に同じであることを確認する試験です。この試験結果で大きな差がなければ、効果についても差はないとされています。

理由として、効果は作用部位の薬物濃度で決まるからです。 また先発品とジェネリックは開発にかかっている金額が大きく異なります。ジェネリックは質が良くないから安いのではなく、数百億円程度の研究開発費がかからないので安くなっているのです。安いから効きが悪いという心配はありません。 しかしながら、実際にはジェネリックに変えたら薬の効きが悪くなった、というケースはあります。これは添加物の違いにより吸収に若干の影響を与えてしまうからではないかと考えられています。

もしジェネリックに変更して違和感を感じるのであれば、先発品に戻すことも考えてみましょう。

メイラックスの個人輸入

法律上、メイラックスをはじめとする向精神薬の個人輸入はできません。

麻薬及び向精神薬取締法の規定により、医療用の麻薬または向精神薬を、医師から処方された本人が携帯して入国する場合を除いて、一般の個人が輸入することは禁止されており、違反した場合には罰せられます。

向精神薬を使用する場合は通販などからの購入は避け、国内の医療機関で処方された薬を使用することをおすすめします。

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