【喘息の薬】レルベアの効果と副作用は?副作用の予防法・アドエアとの違いは?

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薬剤師監修日:

喘息治療薬レルベアについて現役薬剤師監修のもとわかりやすく解説!効果や副作用、同じ喘息薬アドエアとの違いも掲載。

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レベルアの効果とは?

レルベアはおもに気管支喘息の治療に使われる薬です。また、レベルア100エリプタは、慢性気管支炎や肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患にも使用されます。

レルベアは、基本的には吸入ステロイド剤と長時間作用型の吸入β2刺激薬を併用して喘息治療を行う必要性がある場合に使用します。また、喘息治療薬の中でも長期管理薬に分類され、継続して使用することで症状のコントロールを目指します。

また、レベルアは急性の発作をすぐに抑える薬ではありません。急性の発作には短時間作動型吸入β2刺激薬など、別の適切な薬を使用する必要があります。

1日1回の吸入で効果は持続するため、1日に複数回吸入する手間がありません。なお、毎日なるべく同じ時間帯に吸入することが望ましいです。

レルベアの成分

レルベアは、「ビランテロールトリフェニル酢酸塩」と「フルチカゾンフランカルボン酸エステル」を成分とした配合薬です。

ビランテロールトリフェニル酢酸塩のβ2受容体刺激作用と、吸入ステロイド薬であるフルチカゾンフランカルボン酸エステルの抗炎症作用により、気道の炎症をおさえ気管支を長時間広げることで発作の発生をおさえる働きをします。

レルベアの副作用

おもな副作用として、口腔カンジダ症、発声障害、中咽頭カンジダ症、肺炎などがあります。

国内の臨床試験では、気管支喘息に使用した際に26.1%、慢性気管支炎・肺気腫に使用した際に20.0%の副作用の発症が報告されています。

副作用と思われる体調の異常を感じたら、医師や薬剤師に相談してください、

重大な副作用

重大な副作用として以下のような症状が報告されています。

・ アナフィラキシー反応
・肺炎

呼吸困難、じんましん、冷汗、発熱、咳、息切れなどの重大な副作用につながる初期症状がでたら、使用を中止してすぐに医師に相談してください。

副作用の予防

副作用の声のかすれや口腔カンジダ症を予防するために、薬を吸入したあとはうがいをしてください。幼児や高齢者でうがいが困難な場合は口をすすぎましょう。

また、突然使用を中止することで急激な喘息の悪化を招くこともあります。自己判断で薬の使用を中止せずに、必ず医師に相談してください。

レルベアの使い方

レルベアの使い方はとても簡単です。エリプタと呼ばれる容器にすでに薬が装着されており、蓋をあけて吸い込むだけで使用できます。

1)「カチッ」と音がするまでカバーを開ける
※容器のカウンターの数が1つ減ったことを確認します。

2)無理をしない程度に息を吐き出す

3)吸入口をくわえて思いっきり「スーッ」と深く吸い込む

4)吸入口から口を離し、3〜4秒ほど息を止める

5)ゆっくりと息を吐き、呼吸をする

6)「カチッ」と音がするまでカバーを閉じる

レルベアとアドエアの違い

レルベアを製造販売しているグラクソ・スミスクライン社から、同じ気管支喘息に使用できる「アドエア」も販売されています。

吸入回数・使い方の違い

アドエアは基本的には1日2回の吸入に対し、レルベアは1日1回の吸入で効果が持続します。

また、アドエアも操作は比較的簡単ではありますが、レルベアは蓋を開けて吸うだけで使用できます。吸入薬には使い方が異なるさまざまな容器がありますが、レルベアは最も使い方が簡単な部類にはいるでしょう。

成分の違い

レルベアもアドエアも、どちらも長時間作動型吸入β2刺激薬に分類される薬で、β2受容体刺激作用の成分と抗炎症作用のステロイド成分が配合されていますが、配合されている成分が異なります。

それぞれの成分の副作用や効果の出方は医学的に異なり、どちらの成分が優れているとは言い切れないため、医師と相談の上、体質や生活スタイルに合った薬を使用しましょう。

レルベアの薬価

レルベアは2013年に販売が開始された比較的新しい薬で、二つの有効成分が含まれた配合剤でもあり、薬の値段が高めの設定になっています。

レルベアを購入する場合は、薬価の他に診察料や調剤料などが加算されます。なお、健康保険適応の場合は、自己負担額は総額の1〜3割になります。

製品名 薬価
レルベア100エリプタ14吸入用 2835.10
レルベア100エリプタ30吸入用 5987.20
レルベア200エリプタ14吸入用 3147.00
レルベア200エリプタ30吸入用 6692.60

※2017年8月現在の薬価

なお、レルベアのジェネリック医薬品は販売されていません。(2017年8月現在)

おわりに

レベルアは毎日継続して使用することで、喘息症状をコントロールする薬です。1日1回使用する時間を設定し、規則正しく使用しましょう。

効果が感じられない場合も自己判断で使用を中止せずに、医師に相談してください。

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