青あざができやすい原因は?消えない青あざは病気の危険性も

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青あざができやすい原因を解説!青あざができやすくなった・青あざが消えない・身に覚えのないない青あざができる原因を紹介します。女性の青あざについてもピックアップ!

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監修薬剤師 :ミナカラ薬局 薬剤師 小寺 瑶
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青あざができやすい原因は?

青あざができやすくなった・身に覚えのないない青あざが多発する場合には、病気などの内的要因による青あざであることが考えられます。

青あざは、血管が弱まり出血しやすくなっていることでできやすくなります。

なんらかの病気が原因となり血管を弱らせ少しぶつけただけでも青あざが生じたり、気が付かないうちに内出血が起こり青あざが生じることがあります。

また、病気に限らず、加齢によって血管が弱まっている場合も青あざができやすくなることがあります。

青あざができやすくなる病気

青あざができやすくなる病気には、命にかかわる重大なものがいくつかあります。

打撲などで生じた青あざは放置して時間が経てば自然におさまりますが、放置しても消えない場合には病気が関係しているおそれがあります。

急に青あざができ始めたり、青あざができる頻度や範囲が大きい場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

白血病

白血病(はっけつびょう)の初期には、青あざができやすくなる症状があります。

白血病とは、骨髄で正常な血液成分を作ることができなくなる病気です。白血病になると血液中の血小板という成分が減少し、出血しやすくなります。

出血しやすくなると内出血が起こりやすくなり、ぶつけた覚えがなくても青あざができるようになります。

血友病

血友病(けつゆうびょう)には、青あざができやすくなる症状があります。

血友病とは、血液を固める作用する成分が生まれつき足りない病気です。血友病の人は一度出血すると血がとまるのに時間がかかるため、怪我や手術の際に大量出血してしまうおそれがあります。

生まれつき血を固める成分が足りていないために内出血も起こりやすく、青あざができやすくなってしまいます。

クッシング病

クッシング病には、青あざができやすくなる症状があります。

クッシング病とは、コルチゾールというホルモンが過剰に分泌されることで、頬がふくらみ顔が満月のようになってしまう難病のひとつです。頬だけでなく首やお腹なども膨らみ、皮膚が薄く傷つきやすくなることで青あざができやすくなります。

血小板減少性紫斑病

血小板減少性紫斑病(けっしょうばんげんしょうせいしはんびょう)には、青あざが多発する症状があります。

血小板減少性紫斑病とは、血小板の数が減少してしまう病気です。出血したときに止血作用を示す血小板の数が減少することで出血や内出血が起こりやすくなり、青あざもできやすくなってしまいます。

アレルギー性紫斑病(シェーンライン-ヘノッホ紫斑病)

アレルギー性紫斑病には、青あざや点状の内出血が多発する症状があります。

アレルギー性紫斑病とは、血管が炎症を起こす病気です。炎症した血管から出血や内出血を起こすことにより、青あざができます。特に子供に発症することが多い病気です。

ビタミン不足や薬が原因になることも

血管が弱まり青あざができやすくなる原因は、病気だけではありません。

ビタミン不足や薬の副作用によって血管が弱まったり、出血時の止血作用が弱まることがあります。

ビタミンCの不足

ビタミンCが不足すると血管が弱まるために出血や内出血が起こりやすくなり、青あざもできやすくなってしまいます。

ビタミンCの不足が原因で血管弱まる病気を、壊血病(かいけつびょう)といいます。

ビタミンCは、レモン・ブロッコリー・赤ピーマンなどに多く含まれています。

ビタミンKの不足

ビタミンKには出血時の止血をサポートする働きがあるため、ビタミンKが不足すると少しの刺激でも青あざができやすくなってしまいます。

ビタミンKは、ひきわり納豆・しそ・乾燥わかめなどに多く含まれています。

ビタミンPの不足

ヘスペリジンはポリフェノールの一種で、かつては「ビタミンP」と呼ばれていました。

ビタミンPには毛細血管を増強させる作用があるため、ビタミンPが不足していると青あざが治りにくくなります。

ビタミンPは、みかん・レモン・グレープフルーツなどの柑橘類に多く含まれています。

薬の副作用

薬の副作用として青あざの症状が現れることがあります。

心筋梗塞や脳梗塞の治療に使用される薬には、血小板や凝固因子(凝固に関わる成分)の働きをおさえて血が固まるのを防ぐ作用があります。血小板や凝固因子の機能が低下すると出血や内出血を起こしやすくなり、青あざができやすくなってしまいます。

青あざの副作用が報告されている薬
バイアスピリン・ワーファリン・プラビックス など

自然に消えない青あざもある

青あざの中には、自然に消えない「母斑(ぼはん)」というものがあります。

母斑は多くは生まれつき体にありますが、なかには突然体に現れるものもあります。母斑の場合は内出血による青あざとは違うものであるため、自然治癒することはありません。

母斑について詳しくは以下の記事をごらんください。

母斑はレーザー治療で消失

母斑は、形成外科や皮膚科にてレーザー治療を受けることで消したり、薄くすることができます。母斑の種類によっては保険適用されるため、料金については近くの病院で相談しましょう。

レーザー治療は、通常3〜5回程度のレーザー照射で青あざを改善することができます。

 

妊婦は青あざができやすい?!

妊婦の青あざの原因には、下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)が考えられます。

下肢静脈瘤とは、足の血管がこぶのようにふくらんだ状態になり、青あざのように見える症状です。

妊娠中は特に血液の流れが悪くなりやすいため、下肢静脈瘤の症状がみられます。妊娠による下肢静脈瘤では、基本的には急激に悪化することや、母体や胎児の命にかかわることはありません。出産後に改善するケースが多くありますが、改善しない場合は医師に相談しましょう。

さいごに

ただの青あざだと思っていたものが、思わぬ病気のサインであるおそれがあります。

自分の体をきちんと観察し、青あざができやすい・身に覚えのない青あざが多発する場合には医療機関を受診し、医師へ相談しましょう。

監修薬剤師

ミナカラ薬局薬剤師小寺 瑶

(経歴)
  • 福岡大学薬学部薬学科卒業
  • 福岡大学大学院薬学研究科薬学専攻修士課程修了
  • 株式会社大賀薬局
  • 株式会社ミナカラ / ミナカラ薬局
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