ゲンタシン®軟膏と同じ成分の市販薬はある?|抗生物質を含む塗り薬について解説
ゲンタシン®軟膏と同じ成分の市販薬はある?
ゲンタシン*の主成分は『ゲンタマイシン硫酸塩』という抗生物質です。ゲンタシン*と同じ成分を含む塗り薬は市販されていないため、同じ薬を使用したい場合は病院で処方してもらう必要があります。しかし、『ゲンタマイシン硫酸塩』の類似成分が含まれた薬は薬局などでも市販されています。※2025年12月の情報
ゲンタシン*軟膏の効果
ゲンタシン*軟膏は、細菌の増殖を防ぐことで、局所の皮膚感染症の治療に使用される塗り薬です。クリームの剤形もあり、化膿をともなう傷などにも用いられます。
ゲンタシン*軟膏は虫刺されに効く?
ゲンタシン*軟膏は、皮膚感染症の治療や化膿をともなう傷、怪我をした時の感染予防などに効く薬であり、効能・効果に虫刺されはありません。
虫刺されはかゆみや腫れなどの軽い症状であれば、市販薬が使用できます。虫に刺されたら流水で患部を清潔にし、市販の塗り薬で炎症やかゆみをおさえましょう。
虫刺されに効く市販薬の詳しい選び方はこちらで解説しています。
抗生物質を含む塗り薬は市販されている
市販薬の中にも抗生物質を含む塗り薬が販売されており、傷・やけどによる化膿の予防や治療などに使用することができます。ただし、ゲンタシン*の代用として使用したい場合は、使用前に医師に確認してください。
また、『ゲンタマイシン硫酸塩』はアミノグリコシド系抗生物質というグループに分類されています。市販薬では『フラジオマイシン硫酸塩』という成分が同じグループの抗生物質です。
| 市販の主な抗生物質 |
・コリスチン硫酸塩 ・バシトラシン ・フラジオマイシン硫酸塩 など |
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クロマイ-N軟膏|首・デコルテ・背中などの化膿した赤いブツブツに
クロマイ-N軟膏は、2種類の抗生物質『クロラムフェニコール』『フラジオマイシン硫酸塩』と、抗真菌成分の『ナイスタチン』を配合しています。
フラジオマイシン硫酸塩は、ゲンタマイシン硫酸塩と同じアミノグリコシド系抗生物質というグループに分類されています。
とびひや毛包炎(毛嚢炎)などの細菌が原因となる皮膚疾患に効果をあらわします。ゲンタシン*やドルマイシン軟膏とは異なり、傷・やけどによる化膿の治療には使用できないため注意してください。
| クロマイ-N軟膏の効能・効果 |
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・化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎) |
抗生物質+ステロイドの市販薬
市販薬には、ゲンタシン*の主成分『ゲンタマイシン硫酸塩』と同じグループの抗生物質である『フラジオマイシン硫酸塩』と、ステロイドとよばれる成分を一緒に配合した塗り薬があります。
ステロイドは皮膚の炎症・赤みを鎮める効果が高く、湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、しもやけ、虫さされ、じんましんなどに使用される成分です。
ステロイドが配合された塗り薬は、主成分が抗生物質のみの塗り薬と適した症状が異なるため、使用前に、ご自身の症状に合っているか確認してください。
ステロイドの強さは5段階
ステロイドが含まれる処方薬や市販薬は、強さに応じて5つのランクに分けられています。効き目が強い2つのランクは購入するために医師の処方箋が必要です。下から3つのランクは薬局などでも購入することができます。

ドルマイコーチ軟膏|化膿をともなう湿疹や皮膚の炎症症状に
『フラジオマイシン硫酸塩』のほか、抗菌作用がある『バシトラシン』が配合されています。さらに、ステロイド成分である『ヒドロコルチゾン酢酸エステル』が皮膚の炎症をおさえます。ステロイドランクはウィークに分類されています。
とびひや毛包炎(毛嚢炎)などの細菌が原因となる皮膚疾患、化膿をともなう湿疹、皮膚炎などに効果をあらわします。
| ドルマイコーチ軟膏の効能・効果 |
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・化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎) ・化膿を伴う次の諸症:湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、しもやけ、虫さされ、じんましん |
クロマイ-P軟膏AS|化膿をともなう湿疹・皮膚炎に
『クロラムフェニコール』と『フラジオマイシン硫酸塩』の2つの抗生物質を配合。さらに、ステロイド成分である『プレドニゾロン』が皮膚の炎症をおさえます。ステロイドランクはウィークに分類されています。
とびひや毛包炎(毛嚢炎)などの細菌が原因となる皮膚疾患、化膿をともなう湿疹、皮膚炎などに効果をあらわします。
| クロマイ-P軟膏ASの効能・効果 |
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・化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎) ・化膿を伴う次の諸症:湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、しもやけ、虫さされ、じんましん |
ゲンタシン*類似薬の使用上の注意
ゲンタシン*軟膏やクリームの代用として市販薬を使用したい場合は、使用前に医師に確認してください。成分が異なるため、薬が症状に合わず治療の妨げになる可能性があります。
また、市販薬を5~6日使用しても効果が感じられない場合は使用を中止し、医師に相談してください。
症状が軽い場合はオンライン診療も利用できる
ゲンタシン*と同じ成分を含む塗り薬は市販されていないため、同じ薬を使用したい場合は病院で処方してもらう必要があります。
ミナカラ オンライン診療では、スマホなどを使用して簡単に受診できます。
ご希望の薬がある場合には、その旨を医師に相談してみましょう。
(医師の判断により、オンライン診療の利用ができない場合や、対面での通院を求められる場合があります)
【オンライン診療の流れ】
1 診療科目を選択し予約する
2 医師による診察を受ける
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●診察の結果、医師の判断により希望のお薬が処方されないこともあります。
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※ゲンタシンは高田製薬株式会社の登録商標です。

昭和大学大学院薬学研究科修了
昭和大学薬学部客員講師
株式会社ミナカラ / ミナカラ薬局
薬局、ドラッグストアで臨床経験を積み、その後昭和大学薬学部の教員、チェーンドラッグストア協会の教育機関でOTCの研修講師を務める。
【著書】
•現場で差がつく! もう迷わない! ユーキャンの登録販売者お仕事マニュアル 症状と成分でわかるOTC薬
•現場で差がつく! ユーキャンの新人登録販売者お仕事マニュアル

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