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シナールの市販薬はある?|処方薬と市販薬の違いを解説

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薬剤師監修日:

シナールは炎症後の色素沈着やビタミンCの補給などに用いられる薬です。シナールと同じ成分の市販薬は販売されていますが、成分の含有量などの違いがあります。この記事では、シナールの処方薬と市販薬の違いや代わりの市販薬について解説します。

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監修薬剤師 :ミナカラ薬局 薬剤師 高橋 伊津美
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編集者 :株式会社ミナカラ ライター 都筑 亜希

シナールと同じ成分の市販薬はある?

シナールは、炎症後の色素沈着やビタミンCの補給などに用いられる薬です。

シナールと同じ成分の市販薬は、販売されています。ただし市販薬は、成分の含有量が異なるなどの違いはあります。

シナールの処方薬と市販薬の違い

処方薬シナールと代わりとなる市販薬の違いは、成分の種類と含有量です。代わりとなる市販薬には、ビタミンCやパントテン酸カルシウム以外に他の成分が配合されていたり、パントテン酸カルシウムが含まれていないなどの違いがあります。

処方薬と市販薬を1日の成分最大摂取量で比較してみましょう。

  有効成分(1日の最大摂取量)
処方薬シナール

・ビタミンC(1800mg)

・パントテン酸カルシウム(27mg)

シナールEX pro
チュアブル錠・顆粒

・ビタミンC(2000mg)

・パントテン酸カルシウム(30mg)

・ビタミンB2(12mg)(※1)

・ビタミンE(30mg)(※2)

ホワイトシャインLC

・ビタミンC(1000mg)

・L-システイン(240mg)

・ビタミンB2(6mg)

・ビタミンB6(12mg)

・ビタミンE(50mg)(※2)

(※1)シナールEX pro チュアブル錠・顆粒については、ビタミンB2誘導体(リボフラビン酪酸エステル)として含まれています。

(※2)天然型ビタミンEとしてシナールEX pro チュアブル錠・顆粒については酢酸d-α-トコフェロールが、ホワイトシャインLCについてコハク酸d-α-トコフェロールが含まれています。

 

シナールの代わりに使える市販薬

シナールの代わりに使える市販薬を紹介します。

代わりとなる市販薬が使える範囲は、以下の通りです。

シナールの代用薬が使える範囲

1. 次の場合のビタミンCの補給
     肉体疲労時、妊娠・授乳期、病中病後の体力低下時、老年期

2. 次の諸症状の緩和
     しみ、そばかす、日やけ・かぶれによる色素沈着

3. 次の場合の出血予防
     歯ぐきからの出血、鼻血

2.および3.の症状について、1か月ほど使用しても改善がみられない場合は、医師、薬剤師または歯科医師にご相談ください。

シナールEX pro チュアブル錠|4種のビタミンがしみ・そばかす、疲労に効く

シナールEX pro チュアブル錠 240錠【第三類医薬品】

処方薬シナールと同様にビタミンCとパントテン酸カルシウムが含まれています。また、ビタミンCとともに抗酸化作用をもつ天然型ビタミンE、皮膚の正常な働きをサポートするパントテン酸カルシウム、肌のすこやかなはたらきをサポートするビタミンB2が配合されています。

チュアブル錠であるため、口の中で溶かすか、水なしでかみくだいて飲めます。

シナールEX pro 顆粒|顆粒タイプのビタミン剤

シナールEX pro 顆粒 52包【第三類医薬品】

シナールEX proシリーズの顆粒タイプです。個包装されているため、外出の際に携帯しやすいことが特徴としてあげられます。

ホワイトシャインLC|5つの成分がしみ・そばかす・日焼けによる色素沈着を改善

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L-システインがターンオーバーを正常化し、ビタミンCやビタミンEとともに抗酸化作用を示し、しみ・そばかすなどを緩和します。また、ビタミンCはビタミンB2やビタミンB6とともに皮膚や粘膜の正常な働きを助けます。

ホワイトシャインLCは、商品に添付してあるQRコードを読み込むことで薬剤師に無料で相談ができます。薬に関する疑問や心配事をいつでも薬剤師にご相談いただけます。

市販薬に含まれている成分

シナールの代わりとなる市販薬に配合されていることが多い成分の一例を紹介します。以下の成分は処方薬シナールには含まれていない成分です。

 

●L-システイン

アミノ酸の一種で、しみの原因となる黒色メラニンの生成をおさえ、体外へ排出する働きを促します。ビタミンCやビタミンB類とともにしみ・そばかすの薬に用いられます。

 

●ビタミンB2・B6

ともに皮膚や粘膜の正常な働きを助けます。

 

●ビタミンE

抗酸化作用により、細胞の正常な働きを助けます。

 

シナールの代用薬の効果的な飲み方

シナールの代わりに使える市販薬には、共通してビタミンCが含まれています。厚生労働省が推奨するビタミンCの効果的な摂取量は、年齢による差はありますが、成人(妊婦・授乳婦除く)1日の場合、100mgです。

ビタミンCは体の需要量より過剰に摂取されたとしても排泄されるため、上限摂取量は設定されていません。ただし他のビタミンCを含むビタミン剤やサプリメントを併用し、過剰に摂取してしまうと下痢や腹痛などが起こる可能性があります。

体に必要なビタミンCなどを市販薬で補う場合は、薬の説明書(添付文書)の用法・用量を守りましょう。また、服用のタイミングについては食前食後にこだわらず、間隔をあければいつ服用しても構いません。毎日の生活リズムに合わせ、継続的に服用しましょう。

 

処方薬のシナールについて

シナールは病気や妊娠・授乳中のビタミンの補給のほか、メラニン色素の形成をおさえ、炎症後の色素沈着の改善にも用いられる処方薬です。また、しみ・そばかすに対しても処方されることがありますが、保険適用とはなりません。

成分は『アスコルビン酸』と『パントテン酸カルシウム』

シナールの成分は、『アスコルビン酸』と『パントテン酸カルシウム』です。

アスコルビン酸(別名ビタミンC)には、抗酸化作用があります。

パントテン酸カルシウムはビタミンB5とも呼ばれ、多くの食品に含まれており、皮膚や粘膜の正常な働きを助けます。

また、少量のパントテン酸カルシウムをビタミンCと同時に服用すると、単独服用時より血中のビタミンC濃度が高まると報告されています。

剤形

シナールの剤形には錠剤と顆粒があり、錠剤と顆粒剤に大きな違いはありません。錠剤もしくは顆粒剤どちらか飲み慣れている方で処方されることが多いです。

シナールの製品名

・シナール配合錠

・シナール配合顆粒

ジェネリック医薬品

シナールのジェネリック医薬品は、シナール配合顆粒のみ次のような名前で販売されています。

シナール配合顆粒のジェネリック医薬品

・デラキシー配合顆粒

・シーピー配合顆粒 

デラキシー配合顆粒やシーピー配合顆粒との違い

シナール配合顆粒とデラキシー配合顆粒・シーピー配合顆粒は、成分や成分量、効能・効果に違いはありません。ただしデラキシー配合顆粒・シーピー配合顆粒は、シナール配合顆粒の後に製造された医薬品であり、開発費用がかかっていないため安価です。

 

処方薬のシナール|オンライン診療での処方も

シナールについて、病院での処方をご希望の場合や、「毎日忙しくて病院に行く時間がない!」という方は、診察から薬の受け取りまでスマホ・PCを通じてシナールを処方してもらうこともできます。
ただし、医師の判断により、検査や対面診療が必要となる場合もあるため、処方可能かどうかオンライン診療を受ける予定の病院にあらかじめ確認しておきましょう。

 

治療中の方は医師に相談を

医師の治療を受けている方は、市販薬を使用する前に医師に相談しましょう。

市販薬を使用する場合は、薬の説明書(添付文書)に記載された服用期間や用法・用量を守ったうえで、症状や状況に合わせて有効活用しましょう。

 

 

 

 

記事で紹介されている商品一覧

監修薬剤師

ミナカラ薬局薬剤師高橋 伊津美

(経歴)
  • 昭和大学大学院薬学研究科修了
  • 昭和大学薬学部客員講師
  • 株式会社ミナカラ/ ミナカラ薬局
  • 薬局、ドラッグストアで臨床経験を積み、その後昭和大学薬学部の教員、チェーンドラッグストア協会の教育機関でOTCの研修講師を務める。
  • 【著書】
  • •現場で差がつく! もう迷わない! ユーキャンの登録販売者お仕事マニュアル 症状と成分でわかるOTC薬
  • •現場で差がつく! ユーキャンの新人登録販売者お仕事マニュアル
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編集者

株式会社ミナカラライター都筑 亜希

2016年より2年間タイを中心に約50の病院を擁する東南アジアの病院グループにて医療通訳他事業企画等の実務に従事。皆さまの暮らしに寄り添った健康づくりを応援していきます。

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