エバステル®(エバスチン)に市販薬はある?類似した作用の薬を紹介
エバステル®(エバスチン)と同成分の市販薬はある?
現在、エバステル*の有効成分であるエバスチンを配合した市販薬は販売されていません。以前は「エバステル*AL」という名称で販売されていましたが、現在は生産中止になっています。
エバステル*の代わりとなる薬を使用したい場合は、類似した作用をもつ市販薬を使用することも治療の選択肢のひとつです。
※2024年7月の情報
エバステル*のジェネリック(後発品)はある?
ジェネリック医薬品とは、先発医薬品(先に製造された医薬品)と同じ成分や効果を持つ後発医薬品(後に製造された医薬品)のことです。先発医薬品に比べると開発費用が少なくて済むため安価なことが特徴です。
現在、エバステル*のジェネリック医薬品は、「エバスチン錠」「エバスチンOD錠」などの名称でさまざまなメーカーから販売されています。
ジェネリック医薬品は医療用医薬品のため市販で購入することができないので、医療費の負担をおさえたい場合などでジェネリック医薬品を入手したいときは、診察時に医師にジェネリック医薬品を希望することを伝えましょう。
なお、症状によってはジェネリック医薬品ではなく、代わりの市販薬を使用するのも選択肢のひとつです。
エバステル*の代わりに使える市販薬
エバステル*は第2世代抗ヒスタミン薬です。
抗ヒスタミン薬とは、体内でヒスタミンという物質の作用をブロックし、花粉やハウスダストなどによる鼻のアレルギー症状やじんましんなどの皮膚の症状に効果を示す薬です。
第1世代抗ヒスタミン薬は眠気や口の渇きなどの副作用が比較的現れやすいことが特徴です。一方、第2世代抗ヒスタミン薬では、第1世代の効果をできるだけ維持したまま、副作用が比較的出づらいように作られています。
ここではエバステル*の代わりに使用できる第2世代抗ヒスタミン薬を紹介します。
じんましんに効く薬の選び方
じんましんの対処には基本的には抗ヒスタミン成分の飲み薬が適していますが、局所的なじんましんでかゆみの症状が強い場合は、飲み薬とあわせて塗り薬を使用することもできます。
じんましんに効く飲み薬と塗り薬の選び方は、以下の記事で詳しく解説しています。
鼻のアレルギー症状に効く薬|ケアビエン
第2世代の抗ヒスタミン成分に分類されるフェキソフェナジン塩酸塩が含まれた花粉やハウスダストなどによる鼻のアレルギー症状に効く薬です。
鼻水、鼻づまり、くしゃみの症状をやわらげます。
| 特徴 |
|---|
| QRコードから薬剤師に無料相談ができる |
鼻のアレルギー症状に効く薬|アレグラFX
第2世代の抗ヒスタミン成分であるフェキソフェナジン塩酸塩が花粉やハウスダストなどによる鼻水、鼻づまり、くしゃみといった鼻のアレルギー症状をやわらげます。
第1世代抗ヒスタミン成分に比べて眠気や集中力の低下がおこりにくいことが特徴です。
| 特徴 |
|---|
| 眠気や集中力の低下が比較的起こりにくい |
鼻のアレルギー症状に効く薬の選び方
抗ヒスタミン成分にはさまざまな種類があります。
同様に市販薬にもたくさんの種類があり、目的の症状によって薬を使い分ける必要があるため、何を基準に選ぶかといった選び方を知ることはとても大切です。
鼻のアレルギー症状に効く市販薬の選び方について、詳しくはこちらの記事をごらんください。
処方薬エバステル*は個人輸入サイトなどで購入しないこと
医療用医薬品のエバステル*が個人輸入サイトなどで売られていることがありますが、購入することは避けてください。
個人輸入代行業者によって売られる薬は、医薬品としての安全性が保障されていないため、思わぬ健康トラブルが起こるおそれがあります。
また、厚生労働省は個人輸入の薬によって起こった健康被害については医薬品副作用被害救済制度の対象にならないと明記しています。
正しい治療を行うためにも、個人輸入・通販による医療用医薬品のエバステル*の購入は避けましょう。
もし医療用医薬品のエバステル*を購入したい場合は、代替の市販薬を購入するか、病院を受診することをおすすめします。
※エバステルはアルミラル・エセ・アの登録商標です。


この記事は参考になりましたか?
この記事を見ている方は 他の関連記事も見ています
ご利用に当たっての注意事項
- 掲載している情報は、セルフメディケーション・データベースセンターから提供されたものです。
- 適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(TEL:0120-149-931)にご相談ください。
- より詳細な情報を望まれる場合は、購入された薬局・薬店の薬剤師におたずねください。
- 当サービスによって生じた損害について、株式会社ミナカラ及び、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。
掲載情報について
掲載している各種情報は、株式会社ミナカラが調査した情報をもとにしています。出来るだけ正確な情報掲載に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。 掲載されている医療機関へ受診を希望される場合は、事前に必ず該当の医療機関に直接ご確認ください。 当サービスによって生じた損害について、株式会社ミナカラではその賠償の責任を一切負わないものとします。情報に誤りがある場合には、お手数ですが株式会社ミナカラまでご連絡をいただけますようお願いいたします。 使用されている写真はイメージです。実際の内容と異なる場合があります。



