
顔の保湿に使える乾燥肌の薬について解説|顔のカサカサ・粉吹きに


顔・目の周りの乾燥肌に市販薬は使える?
顔や目の周りは、手足に比べると皮膚が薄く、外気にさらされている時間も長いため乾燥しやすい場所です。
顔が乾燥すると、カサカサと粉が吹いたり、肌のつっぱりを感じたり、皮がむけたりなどといった症状があらわれます。
こういった乾燥による症状は市販薬で対処することができますが、薬局などで市販されている薬には、顔や目の周りに使えないものもあるため、薬に添付された説明文書を確認しましょう。
症状が改善しない場合は病院へ
ただし、激しいかゆみがある場合や、市販薬の効果が感じられない場合は、病院を受診してください。セルフケアだけでは症状が改善しない可能性や、アレルギー性皮膚炎などの皮膚疾患の可能性もあります。
顔・目の周りの乾燥肌に使える市販薬の選び方
薬局などで買える市販のスキンケア製品には多くの種類がありますが、大きく分けて2つに分類することができます(化粧品や雑品を除く)。
薬によっては顔や目の周りに使えないものもあるため、説明文書に「顔には使用しないこと」「目の周りには使用しないでください」といった記載がないか確認しましょう。この記事では、顔や目の周りに使える市販薬をピックアップして紹介しています。
医薬品・医薬部外品の違い
パッケージなどに医薬品の記載がされている保湿剤は、添付されている説明文書に効能・効果の欄があり、薬としての効果が確認されています。
医薬部外品は症状の改善ではなく、特定の症状の予防が目的として作られているため、すでに乾燥による症状がある場合は、症状改善が目的として作られている医薬品の保湿剤が適しています。
また、化粧品に分類されるスキンケア製品は特定の症状を改善・予防する効果はなく、皮膚の保湿などを目的としての普段使いに適しています。
スキンケア製品の選び方と分類別の特徴
| 医薬品 | ●すでに乾燥による肌荒れなどの症状がある方におすすめ。 ・病気の治療や症状の緩和が目的。 ・症状がない場合の使用はできない。 | 
|---|---|
| 医薬部外品 | ●肌の乾燥を予防したい方におすすめ。 ・特定の症状の予防が目的。 ・人体に対する作用が緩和なもの。 ・パッケージに”薬用”と記載されていることが多い。 | 
医薬品一覧|乾燥による肌荒れがある方に
顔の乾燥には『ヘパリン類似物質』を配合した保湿剤がおすすめです。『ヘパリン類似物質』は、病院で処方される医療用医薬品のヒルドイドクリームなどにも配合されており、保湿効果が高い成分です。
また、皮膚に傷がついている場合は、皮膚を保護するために『ワセリン』での保護がおすすめです。直接水分を与える効果はありませんが、皮膚をワセリンが覆うことで水分の蒸発を防ぐことができます。
ヒルマイルドローション
| 分類 | ひとこと紹介 | 
|---|---|
| 第二類医薬品 | ヘパリン類似物質配合 | 
ヘパリン類似物質が配合された保湿剤です。さらっと伸びるローションタイプです。
クリームよりも比較的べたつきが少なく伸びが良いため、広範囲に使用する場合に適しています。
ヒルマイルドクリーム
| 分類 | ひとこと紹介 | 
|---|---|
| 第二類医薬品 | ヘパリン類似物質 配合 | 
クリームタイプの薬です。肌を保護する作用があり、しっとりした使用感がお好みの方におすすめです。
白色ワセリンソフト
| 分類 | ひとこと紹介 | 
|---|---|
| 第三類医薬品 | 皮膚を保護するワセリン | 
直接水分を与える効果はありませんが、皮膚をワセリンが覆うことで水分の蒸発を防ぐことができます。
ワセリンは皮膚に傷ができていて、しみてしまう場合に適しています。
医薬部外品一覧|顔の保湿・乾燥の予防に
医薬部外品のスキンケア製品は、顔専用のクリームや体にも使えるタイプなど製品によって様々な特徴があります。ご自身のお好みに合わせて、継続して使いやすいスキンケア製品を選びましょう。
ル・マイルド高保湿フェイスクリーム
| 分類 | ひとこと紹介 | 
|---|---|
| 医薬部外品 | 顔用のクリーム | 
ル・マイルド高保湿フェイスクリームは、顔用のフェイスクリームです。消炎剤が配合され肌荒れを防ぐ効果があります。
ミノン 全身保湿ミルク
| 分類 | ひとこと紹介 | 
|---|---|
| 医薬部外品 | 顔・からだ用保湿ローション 皮ふにうるおいを与える | 
顔を含めた全身に使用できる保湿ローションです。肌のバリア機能が低下したあらゆる人の肌状態を快適に維持し、ストレスのないスキンケア習慣を提供します。


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