風邪とは|原因の多くはウイルス
風邪は、主に鼻や喉の粘膜におこるウイルス感染症です。
様々な種類のウイルスが風邪の原因になりますが、ライノウイルスが原因になることが多いです。
風邪は主に、風邪の原因となるウイルスが含まれた分泌物に触れることでうつります。
風邪の症状は感染後1〜3日後にあらわれ、通常4〜10日でなおります。風邪による症状は以下のようなものがあります。
・喉のイガイガ、痛み ・鼻詰まり、鼻水 ・発熱 ・咳 など |
新型コロナの感染疑いがある発熱に解熱剤を飲んでいい?
病院を受診する前に解熱剤を使用したいとき、基本的には市販の解熱剤を服用しても問題ありません。
ただし、解熱剤の種類や服用する方の年齢や体質によっては、服用をさけたほうがよい場合もあるため注意が必要です。
厚生労働省では、以下のように回答しています。
Q5. 市販の解熱剤(アセトアミノフェン、イブプロフェン、ロキソプロフェン等の成分を含む薬剤)は服用しても問題ないでしょうか?
A5. 問題ありません。用法・用量等をよく確認の上、ご使用ください。
なお、下記のような場合には主治医や薬剤師にご相談ください。・他のお薬を内服している場合や、妊娠中、授乳中、ご高齢、胃・十二指腸潰瘍や腎機能低下など病気療養中の場合(飲める薬が限られていることがあります。)
・薬などによりアレルギー症状やぜんそくを起こしたことがある場合
・激しい痛みや高熱など、症状が重い場合や、症状が長く続いている場合
以下の記事では、新型コロナウイルスの発熱に効く市販の解熱剤、解熱剤の選び方などを紹介しています
風邪薬の役割|熱や頭痛、鼻水、咳など症状の緩和
風邪薬の役割は、熱や頭痛、鼻水、咳など体力を消耗する症状を緩和することです。
風邪の原因の多くはウイルスのため、病院を受診したとしても最初から抗菌薬のような細菌に直接働きかける薬を処方することは推奨されていません。
ただし、一度症状がおさまってから再度悪化したなど、二次的な細菌感染症が疑われる場合や、二次的な細菌感染を防ぐ目的で医師から抗菌薬を処方される場合はあります。
風邪薬を使用したからといってウイルスを直接退治できるわけではなく、風邪薬を使用することで症状を緩和して体力の消耗をおさえることにより風邪の治療をサポートしていきます。
市販の風邪薬の選び方|アセトアミノフェン、トラネキサム酸など
一般的に風邪薬と呼ばれるものは総合感冒薬(そうごうかんぼうやく)といい、風邪の諸症状に効くさまざまな有効成分を配合した薬です。
総合感冒薬は、さまざまな有効成分が配合されている分、眠気などの副作用が起こる可能性が高くなります。
発熱だけ、のどの痛みだけなど、和らげたい症状が絞られている場合は総合感冒薬ではなく、症状に合った成分だけを配合した薬を選ぶことをおすすめします。
発熱と鼻水、咳と頭痛など症状が複数ある場合は一般に風邪薬と呼ばれる総合感冒薬を選ぶと良いでしょう。
なお、市販の風邪薬のなかには、15歳未満の子どもが服用できないものがあります。子ども用に風邪薬を購入する際には、購入前に対象年齢を確認しましょう。
熱や頭痛の症状|イブプロフェンやアセトアミノフェンなど
熱や頭痛の症状があるときは、解熱鎮痛成分であるイブプロフェンやアセトアミノフェンなどが配合された風邪薬がおすすめです。
頭痛などの痛みや、発熱時の解熱に効果をあらわします。
咳の症状|ジヒドロコデインリン酸塩など
咳の症状があるときは、咳止めの有効成分であるジヒドロコデインリン酸塩や、デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物などが配合された風邪薬がおすすめです。
せき中枢に直接作用し、つらい咳の症状に効果をあらわします。
鼻水やくしゃみの症状|d-クロルフェニラミンマレイン酸塩など
鼻水やくしゃみの症状があるときは、鼻水をおさえる有効成分であるd-クロルフェニラミンマレイン酸塩やヨウ化イソプロパミドなどが配合された風邪薬がおすすめです。
抗ヒスタミン成分であるd-クロルフェニラミンマレイン酸塩が鼻水やくしゃみに、鼻汁抑制成分であるヨウ化イソプロパミドが鼻水や鼻づまりに効果をあらわします。
喉の痛みの症状|トラネキサム酸など
喉の痛みの症状があるときは、抗炎症成分であるトラネキサム酸などが配合された風邪薬や、アズレンスルホン酸ナトリウム水和物が配合されたスプレー剤がおすすめです。
トラネキサム酸、アズレンスルホン酸ナトリウム水和物が、喉の腫れや痛みに効果をあらわします。
風邪に使えるおすすめの市販薬|熱や頭痛、鼻水、喉の痛みなど
風邪に使える市販薬は、お困りの症状の種類や対象年齢などで選ぶと良いでしょう。
解熱鎮痛剤|熱や頭痛だけの方に
リングルアイビーα200
効能効果 |
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○頭痛、歯痛、抜歯後の疼痛、咽喉痛、耳痛、関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛、肩こり痛、打撲痛、骨折痛、ねんざ痛、月経痛(生理痛)、外傷痛の鎮痛 ○悪寒・発熱時の解熱 |
解熱鎮痛成分であるイブプロフェンを配合した薬です。眠くなる成分が入っていないので、仕事中や運転される方も使用できます。
風邪の症状が熱や頭痛だけのときにおすすめの薬です。妊娠中の方や授乳中の方は、服用前に医師または薬剤師に相談してください。ただし、妊娠予定日12週以内の妊婦の方は服用できません。
リングルアイビーα200を服用している間は、他の解熱鎮痛薬、風邪薬、鎮静薬を服用しないでください。
なお、3〜4回服用しても症状がよくならない場合は、市販薬の服用をやめ、病院を受診するようにしましょう。
■用法用量
症状があらわれたとき、以下の量をなるべく空腹時をさけて服用してください。
・成人(15歳以上):1カプセル/回、2回まで/日 ・15歳未満:服用しないでください |
*再度症状があらわれた場合には3回目を服用できます
*服用間隔は4時間以上おいてください
■有効成分
イブプロフェン |
ノーシン散剤
効能効果 |
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○頭痛、歯痛、月経痛(生理痛)、神経痛、関節痛、腰痛、肩こり痛、咽喉痛、耳痛、抜歯後の疼痛、筋肉痛、打撲痛、ねんざ痛、骨折痛、外傷痛の鎮痛 ○悪寒・発熱時の解熱 |
解熱鎮痛成分であるアセトアミノフェンとエテンザミド、痛みをおさえる働きを助けるカフェイン水和物を配合した薬です。胃にやさしく効きます。眠くなる成分が入っていないので、仕事中や運転される方も使用できます。
風邪の症状が熱や頭痛だけのときにおすすめの薬です。妊娠中の方は、服用前に医師または薬剤師に相談してください。
ノーシン散剤を服用している間は、他の解熱鎮痛薬、風邪薬、鎮静薬を服用しないでください。
なお、5〜6回服用しても症状がよくならない場合は、市販薬の服用をやめ、病院を受診するようにしましょう。
■用法用量
以下の量をなるべく空腹時をさけて服用してください。
・成人(15歳以上):1包/回、3回を限度とする/日 ・15歳未満の小児:服用しないでください |
*服用間隔は4時間以上おいてください
■有効成分
アセトアミノフェン、カフェイン水和物、エテンザミド |
鎮咳去痰薬|咳だけの方に
メジコンせき止め錠Pro
効能効果 |
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せき |
医療用のメジコン錠と同じ有効成分であるデキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物を配合した咳止め薬です。
せき中枢に直接作用し、つらい咳の症状に効果を発揮します。風邪の症状が咳だけの方におすすめです。15歳から服用できます。妊娠中の方は、服用前に医師または薬剤師に相談してください。
メジコンせき止め錠Proを服用している間は、他の鎮咳去痰薬、風邪薬、鎮静薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬など(鼻炎用内服薬、乗り物酔い薬、アレルギー用薬など)を服用しないでください。
なお、5〜6回服用しても症状がよくならない場合は、市販薬の服用をやめ、病院を受診するようにしましょう。
■用法用量
以下の量を、水またはぬるま湯で服用してください。
・成人(15歳以上):2錠/回、3回/日 |
*服用間隔は4時間以上おいてください
■有効成分
デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 |
ベンザブロックせき止め錠
効能効果 |
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のどの痛みを伴うせき・たん |
咳止めの有効成分としてジヒドロコデインリン酸塩とノスカピンを配合した薬です。
そのほか、痰の排出をしやすくするブロムヘキシン塩酸塩、気管支を広げるdl-メチルエフェドリン塩酸塩、のどの痛みをやわらげるトラネキサム酸も配合。
症状としてのどの痛みをともなう痰がらみの咳がある方におすすめです。12歳から服用できます。妊娠中の方は、服用前に医師または薬剤師に相談してください。授乳中の方は服用しないか、服用する場合は授乳を避けて下さい
ベンザブロックせき止め錠を服用している間は、他の鎮咳去痰薬、風邪薬、鎮静薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬、催眠鎮静薬等)、トラネキサム酸を含有する内服薬を服用しないでください。
なお、5〜6回服用しても症状がよくならない場合は、市販薬の服用をやめ、病院を受診するようにしましょう。
■用法用量
以下の量を、食後なるべく30分以内に、水またはお湯で、かまずに服用してください。
・成人(15歳以上):3錠/回、3回/日 ・12歳〜14歳:2錠/回、3回/日 ・12歳未満:服用しないでください |
■有効成分
ジヒドロコデインリン酸塩、dl-メチルエフェドリン塩酸塩、ノスカピン、ブロムヘキシン塩酸塩、トラネキサム酸 |
総合感冒薬|特に鼻水がひどい風邪の諸症状に
ベンザブロックSカプレット
効能効果 |
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風邪の諸症状(鼻水、鼻づまり、のどの痛み、くしゃみ、せき、たん、悪寒、発熱、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和 |
鼻水をおさえる有効成分ヨウ化イソプロパミドとd-クロルフェニラミンマレイン酸塩を配合した総合感冒薬です。
その他、解熱鎮痛成分のアセトアミノフェンや鎮痛補助成分の無水カフェイン、咳止め成分のジヒドロコデインリン酸塩、のどの炎症をおさえるトラネキサム酸、気管支を拡げて咳をやわらげるdl-メチルエフェドリン塩酸塩、そのほかヘスペリジン(ビタミンPの一種)も配合しています。
複数の風邪の症状がある中で特に鼻水や鼻づまりがひどい場合におすすめです。妊娠中の方は、服用前に医師または薬剤師に相談してください。授乳中の方は服用しないか、服用する場合は授乳を避けて下さい。
ベンザブロックSカプレットを服用している間は、他の風邪薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬、催眠鎮静薬等)、トラネキサム酸を含有する内服薬、胃腸鎮痛鎮痙薬を服用しないでください。
なお、5〜6回服用しても症状がよくならない場合は、市販薬の服用をやめ、病院を受診するようにしましょう。
■用法用量
以下の量を、食後なるべく30分以内に、水またはお湯で、かまずに服用してください。
・成人(15歳以上):2錠/回、3回/日 ・12歳〜14歳:1錠/回、3回/日 ・12歳未満:服用しないでください |
■有効成分
アセトアミノフェン、ヨウ化イソプロパミド、d-クロルフェニラミンマレイン酸塩、トラネキサム酸、ジヒドロコデインリン酸塩、dl-メチルエフェドリン塩酸塩、無水カフェイン、ヘスペリジン |
エスタックイブ
効能効果 |
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風邪の諸症状(のどの痛み、悪寒、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、発熱、頭痛、せき、たん、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和 |
鼻水をおさえる有効成分d-クロルフェニラミンマレイン酸塩を配合した総合感冒薬です。
その他、解熱鎮痛成分のイブプロフェンや鎮痛補助成分の無水カフェイン、咳止め成分のジヒドロコデインリン酸塩、気管支を広げるdl-メチルエフェドリン塩酸塩、ビタミンB1、ビタミンCも配合しています。
なお、3〜4回服用しても症状がよくならない場合は、市販薬の服用をやめ、病院を受診するようにしましょう。
■用法用量
以下の量を、食後なるべく30分以内に、水またはぬるま湯で服用してください。
・成人(15歳以上):3錠/回、3回/日 ・15歳未満:服用しないでください |
■有効成分
イブプロフェン、ジヒドロコデインリン酸塩、dl−メチルエフェドリン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩、無水カフェイン、チアミン硝化物(ビタミンB1硝酸塩)、アスコルビン酸(ビタミンC) |
総合感冒薬|特に咳がひどい風邪の諸症状に
エスタック総合感冒
効能効果 |
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咳止めの有効成分としてデキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物を、気道を広げ呼吸を楽にする成分としてdl-メチルエフェドリン塩酸塩を配合した総合感冒薬です。
その他、解熱鎮痛成分のアセトアミノフェンや鎮痛補助成分の無水カフェイン、鼻水をとめるクロルフェニラミンマレイン酸塩なども配合しています。
複数の風邪の症状がある中で特に咳がひどい場合におすすめです。5歳から服用できます。
エスタック総合感冒を服用している間は、他の風邪薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬等)を服用しないでください。
なお、5〜6回服用しても症状がよくならない場合は、市販薬の服用をやめ、病院を受診するようにしましょう。
■用法用量
以下の量を、食後なるべく30分以内に、水またはぬるま湯で服用してください。
・成人(15歳以上):3錠/回、3回/日 ・11歳〜14歳:2錠/回、3回/日 ・5歳〜10歳:1錠/回、3回/日 ・5歳未満:服用しないでください |
■有効成分
アセトアミノフェン、クロルフェニラミンマレイン酸塩、デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物、dl-メチルエフェドリン塩酸塩、ヘスペリジン、カンゾウエキス、ショウキョウ末、無水カフェイン |
新ルルAゴールドS
効能効果 |
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風邪の諸症状(鼻水、鼻づまり、発熱、のどの痛み、せき、たん、くしゃみ、悪寒、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和 |
ジヒドロコデインリン酸塩とノスカピンの2種類の咳止め成分と痰を出しやすくするブロムヘキシン塩酸塩、気道を広げ呼吸を楽にする成分としてdl-メチルエフェドリン塩酸塩を配合した総合感冒薬です。
その他、解熱鎮痛成分のアセトアミノフェンや鎮痛補助成分の無水カフェイン、鼻水をとめるクレマスチンフマル酸塩とベラドンナ総アルカロイド、ビタミンB1誘導体のベンフォチアミンも配合しています。
複数の風邪の症状がある中で特に咳がひどい場合におすすめです。12歳から服用できます。妊娠中の方は、服用前に医師または薬剤師に相談してください。授乳中の方は服用しないか、服用する場合は授乳を避けて下さい。
新ルルAゴールドSを服用している間は、他の風邪薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬等)、胃腸鎮痛鎮痙薬を服用しないでください。
なお、5〜6回服用しても症状がよくならない場合は、市販薬の服用をやめ、病院を受診するようにしましょう。
■用法用量
以下の量を、食後なるべく30分以内に、水またはお湯で服用してください。
・成人(15歳以上):3錠/回、3回/日 ・12歳以上15歳未満:2錠/回、3回/日 ・12歳未満:服用しないでください |
■有効成分
クレマスチンフマル酸塩、ベラドンナ総アルカロイド、ブロムヘキシン塩酸塩、アセトアミノフェン、ジヒドロコデインリン酸塩、ノスカピン、dl-メチルエフェドリン塩酸塩、無水カフェイン、ベンフォチアミン(ビタミンB1誘導体) |
総合感冒薬|特に喉の痛みが強い風邪の諸症状に
ルルアタックEX
効能効果 |
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風邪の諸症状(のどの痛み、発熱、悪寒、頭痛、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、せき、たん、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和 |
喉の腫れや痛みをおさえるトラネキサム酸や、熱と痛みをおさえるイブプロフェンを配合した総合感冒薬です。
その他、咳止め成分のジヒドロコデインリン酸塩や気管支を広げるdl-メチルエフェドリン塩酸塩、痰を出しやすくするブロムヘキシン塩酸塩、鼻水・くしゃみをおさえるクレマスチンフマル酸塩、2種のビタミンB(チアミン硝化物、リボフラビン)も配合しています。
複数の風邪の症状がある中で特に喉の痛みが強い場合におすすめです。妊娠中の方は、服用前に医師または薬剤師に相談してください。ただし、妊娠予定日12週以内の妊婦の方は服用できません。授乳中の方は服用しないか、服用する場合は授乳を避けて下さい。
ルルアタックEXを服用している間は、他の風邪薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬等)、トラネキサム酸を含有する内服薬を服用しないでください。
なお、5〜6回服用しても症状がよくならない場合は、市販薬の服用をやめ、病院を受診するようにしましょう。
■用法用量
以下の量を、食後なるべく30分以内に、水またはお湯で服用してください。
・成人(15歳以上):2錠/回、3回/日 ・15歳未満:服用しないでください |
■有効成分
トラネキサム酸、イブプロフェン、クレマスチンフマル酸塩、ブロムヘキシン塩酸塩、dl-メチルエフェドリン塩酸塩、ジヒドロコデインリン酸塩、チアミン硝化物(ビタミンB1硝酸塩)、リボフラビン(ビタミンB2) |
ストナアイビージェルEX
効能効果 |
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かぜの諸症状(のどの痛み、発熱、悪寒(発熱によるさむけ)、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、せき、たん、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和 |
喉の腫れや痛みをおさえるトラネキサム酸や、熱と痛みをおさえるイブプロフェン、鎮痛補助成分の無水カフェインを配合した総合感冒薬です。
その他、咳止め成分のジヒドロコデインリン酸塩や気管支を広げるdl-メチルエフェドリン塩酸塩、痰を出しやすくするブロムヘキシン塩酸塩、鼻水・くしゃみをおさえるd-クロルフェニラミンマレイン酸塩も配合しています。
複数の風邪の症状がある中で特に喉の痛みが強い場合におすすめです。
ストナアイビージェルEX錠を服用している間は、他の風邪薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬等)、トラネキサム酸を含有する内服薬を服用しないでください。
なお、5〜6回服用しても症状がよくならない場合は、市販薬の服用をやめ、病院を受診するようにしましょう。
■用法用量
以下の量を、食後なるべく30分以内に服用してください。
・成人(15歳以上):2カプセル/回、3回/日 ・15歳未満:服用しないでください |
■有効成分
イブプロフェン、トラネキサム酸、ブロムヘキシン塩酸塩、ジヒドロコデインリン酸塩、dl-メチルエフェドリン塩酸塩、d-クロルフェニラミンマレイン酸塩、無水カフェイン |
総合感冒薬|子供も使える・常備薬として
パブロンSゴールドW微粒
効能効果 |
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風邪の諸症状(のどの痛み、せき、鼻みず、鼻づまり、くしゃみ、たん、頭痛、発熱、悪寒、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和 |
解熱鎮痛成分のアセトアミノフェンや咳止め成分のジヒドロコデインリン酸塩を配合。そのほか、痰を排出しやすくするL-カルボシステインとアンブロキソール塩酸塩、鼻水をとめるクロルフェニラミンマレイン酸塩、ビタミンB2であるリボフラビンといった、風邪の諸症状に効果を発揮する有効成分を配合した総合感冒薬です。
12歳から服用できるので家庭の常備薬としておすすめです。妊娠中の方は、服用前に医師または薬剤師に相談してください。授乳中の方は服用しないか、服用する場合は授乳を避けて下さい。
パブロンSゴールドW微粒を服用している間は、他の風邪薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬等)を服用しないでください。
なお、5〜6回服用しても症状がよくならない場合は、市販薬の服用をやめ、病院を受診するようにしましょう。
■用法用量
以下の量を、食後なるべく30分以内に、水またはぬるま湯で服用してください。
・成人(15歳以上):1包/回、3回/日 ・12歳〜14歳:1/2包/回、3回/日 ・12歳未満:服用しないでください |
■有効成分
アンブロキソール塩酸塩、L-カルボシステイン、ジヒドロコデインリン酸塩、アセトアミノフェン、クロルフェニラミンマレイン酸塩、リボフラビン(ビタミンB2) |
改源
効能効果 |
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かぜの諸症状(のどの痛み、せき、たん、悪寒、発熱、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和 |
解熱鎮痛成分のアセトアミノフェンや鎮痛補助成分の無水カフェイン配合。そのほか咳止め成分のショウキョウ末や気管支を広げるdl-メチルエフェドリン塩酸塩などの風邪の諸症状に効果を発揮する有効成分を配合した総合感冒薬です。
1歳から服用できますが、2歳未満の乳幼児には、医師の診療を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させてください。
改源を服用している間は、他の風邪薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬を服用しないでください。
なお、5〜6回服用しても症状がよくならない場合は、市販薬の服用をやめ、病院を受診するようにしましょう。
■用法用量
以下の量を、食後なるべく30分以内に、茶湯または湯水で服用してください。
・成人(15歳以上):1包/回、3回/日 ・11歳以上〜15歳未満:2/3包/回、3回/日 ・7歳以上〜11歳未満:1/2包/回、3回/日 ・3歳以上〜7歳未満:1/3包/回、3回/日 ・1歳以上〜3歳未満:1/4包/回、3回/日 ・1歳未満:服用しないでください |
■有効成分
アセトアミノフェン、dl-メチルエフェドリン塩酸塩、無水カフェイン、カンゾウ末、ケイヒ末、 ショウキョウ末 |
喉の痛みだけの症状に|のどスプレー
チョコラBB口内炎リペアショット
効能効果 |
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口内炎、のどの炎症によるのどの痛み・のどのはれ・のどのあれ・のどの不快感・声がれ |
アズレンスルホン酸ナトリウム水和物に加え、殺菌消毒成分であるセチルピリジニウム塩化物水和物が配合されています。
のどの炎症によるのどの痛みや腫れなどに効果を発揮する喉スプレーで、患部を殺菌し炎症も抑えます。メントール味で爽やかな使い心地です。
妊娠中・授乳中の方でもお使いいただけます。なお、5〜6日間服用しても症状がよくならない場合は、市販薬の服用をやめ、病院を受診するようにしましょう。
■用法用量
1日数回、適量を患部に噴射塗布して用いてください。 |
■有効成分
アズレンスルホン酸ナトリウム水和物、セチルピリジニウム塩化物水和物 |
風邪のひきはじめに|漢方薬
カコナール内服液
効能効果 |
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体力中等度以上のものの次の諸症:感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻風邪、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛み |
眠くなる成分が入っていないので、仕事中や運転される方も使用できます。
妊娠中の方は、服用前に医師または薬剤師に相談してください。
なお、1か月くらい※服用しても症状がよくならない場合は、市販薬の服用をやめ、病院を受診するようにしましょう。
※感冒の初期、鼻風邪、頭痛に服用する場合には5〜6回
■用法用量
以下の量を、食間に服用してください。
・成人(15歳以上):1本/回、3回/日 ・15歳未満:服用しないでください |
■有効成分
葛根湯抽出液 *日局カッコン、日局タイソウ、日局シャクヤク、日局ショウキョウ、日局マオウ、日局ケイヒ、日局カンゾウ |
カフェイン無配合の風邪薬
ベンザブロックYASUMO
効能効果 |
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風邪の諸症状(せき、のどの痛み、鼻づまり、鼻水、発熱、くしゃみ、たん、悪寒(発熱によるさむけ)、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和 |
解熱鎮痛成分であるイブプロフェン、のどの痛みを和らげる成分であるトラネキサム酸配合。
そのほか鼻水、鼻づまりを和らげるジフェンヒドラミン塩酸塩、咳を和らげるデキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物・dl-メチルエフェドリン塩酸塩、たんを排出しやすくするグアイフェネシンといった風邪の諸症状に効果を発揮する有効成分を配合した総合感冒薬です。
眠りを邪魔する風邪のいろいろな症状を抑えます。ノンカフェインの風邪薬を選びたい人におすすめです
妊娠中の方は、服用前に医師または薬剤師に相談してください。ただし、妊娠予定日12週以内の妊婦の方は服用できません。授乳中の方は服用しないか、服用する場合は授乳を避けて下さい。
ベンザブロックYASUMOを服用している間は、他の風邪薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬、催眠鎮静薬等)、トラネキサム酸を含有する内服薬を服用しないでください。
なお、5〜6回服用しても症状がよくならない場合は、市販薬の服用をやめ、病院を受診するようにしましょう。
■用法用量
以下の量を、食後なるべく30分以内に、水またはお湯で、かまずに服用してください。
・成人(15歳以上):2錠/回、3回/日 ・15歳未満:服用しないでください |
■有効成分
イブプロフェン、トラネキサム酸、ジフェンヒドラミン塩酸塩、デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物、グアイフェネシン、dl-メチルエフェドリン塩酸塩、リボフラビン(ビタミンB2) |
風邪薬の飲み方|お酒やコーヒーと飲んでいい?運転してもいい?
風邪薬を飲むにあたって注意するポイントを3つお伝えします。
空腹時に飲むと胃腸などに負担がかかるので注意
風邪薬は基本的に食後に飲みましょう。空腹時に使用すると胃腸などに負担をかけることがあるためです。
もし、ご飯をしっかり食べることができない場合は、ゼリーなどの軽食後でも構いません。可能なかぎり胃に何かを入れてから飲むと良いでしょう。
ただし、飲むタイミングについては薬によって異なる場合があるので、添付文書をよく読んでから使用してください。
お酒やコーヒーなどと一緒にのまない
風邪薬を飲むときは水またはぬるま湯で飲みましょう。
コーヒーやお酒などと一緒に飲むことはやめてください。特に、風邪薬とアルコールを併用すると副作用が起こりやすくなったり、薬が効きにくくなったりするので、アルコールを摂取することは控えてください。
眠くなる成分が入った風邪薬の服用後は車の運転などを控える
総合感冒薬など、薬によっては使用後に眠気の副作用をともなうことがあります。
眠くなる成分が入った風邪薬を使用した後は車の運転や、集中力を要する機械の操作などは控えてください。
病院受診の目安
風邪の症状は基本的には安静にして、栄養・水分補給をしていれば自然に治るものです。しかし場合によっては、インフルエンザなど別の病気を疑い、病院を受診した方が良いケースがあります。
風邪の症状が現れた場合に病院を受診する目安は次の通りです。以下の点以外にもなにか気になることがあれば病院を受診しましょう。
・咳が3週間以上続く場合 ・息苦しさ(呼吸困難)や強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合 ・高齢者、糖尿病、心不全などの基礎疾患のある場合 ・3日以上風邪の症状が続いている ・咳をすると胸が痛む ・血が混じった痰がでる ・体重が減ってきている ・口があけにくい など |
なお、発熱の症状に加えて、吐き気や嘔吐、下痢などの症状があらわれたときは、感染性胃腸炎の可能性があります。
感染性胃腸炎の症状や病院を受診する目安などについては、以下の記事で解説しています。
風邪を引いた時のために準備しておきたいもの
風邪を引いてしまうと思うように動けなくなるため、健康なときにあらかじめ風邪に備えてものを準備しておくことが大切です。
ここではあらかじめ準備しておきたいものを紹介します。
風邪薬|総合感冒薬
風邪薬(総合感冒薬)は風邪を引く前にあらかじめ購入しておくと良いでしょう。
風邪を引いてからだと外出しづらくなってしまうため、薬を買うのが大変になってしまいます。
風邪を引いたときに備えて、あらかじめ常備薬として風邪薬(総合感冒薬)を購入しておくことをおすすめします。
おかゆなど消化の良い簡単に食べられるもの
おかゆなどの消化の良い食べ物をあらかじめ購入しておくと、いざ風邪を引いたときにご飯を作る手間が省けます。
パウチで閉じられた即席タイプであれば賞味期限も長く、災害時の備蓄品としても使用できるので、最低でも3日分程度の食料を備蓄しておくことをおすすめします。
風邪を予防する方法|手洗いをする、バランスの良い食事をとる
風邪を予防する方法には、手洗いを行う、湿度の調整を行う、栄養バランスの良い食事をとるなどの方法があります。
手洗いを行いウイルスを物理的に除去する
手洗いはウイルスを物理的に除去するために有効な方法です。帰宅後は石鹸を使い、手のひらや手の甲、指の間などをしっかりと洗いましょう。(15秒以上が目安)
また、アルコールによる手指消毒もウイルス除去に有効です。
人混みを避けて感染を避ける
風邪を予防するためには、人が多い場所への外出を控えることが大切です。人が多い場所へ出かけるときは、不織布製のマスクを着用して、飛沫感染等から身を守るようにしましょう。
湿度の調整をおこない空気の乾燥を防ぐ
適度な湿度を保つことは、風邪の予防法として有効です。
空気が乾燥しやすい時期には、加湿器などを使って適切な湿度(50〜60%)を保つようにしましょう。
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下して、風邪にかかりやすくなる可能性があります。
栄養バランスの良い食事と十分な睡眠をとる
風邪を予防するためには、体の抵抗力を高めることが大切です。日頃から栄養バランスの良い食事をとる、十分な睡眠をとることを意識しましょう。
風邪薬のQ&A
風邪薬を飲むと便秘になる?
風邪薬のなかには、便秘を起こす成分(コデインリン酸塩水和物又はジヒドロコデインリン酸塩など)を含む場合があります。
便秘対策として風邪薬を服用中は水分をしっかり摂りましょう。
便秘は一時的なもので、一般的には薬の服用が終われば症状はおさまります。ただし便秘がひどい場合は、医師または薬剤師にご相談ください。
栄養ドリンクと併用してもいい?
風邪薬と栄養ドリンクは併用してもかまいませんが、カフェイン等一部の成分が重複することがあるので、併用前に薬剤師に相談してください。
睡眠薬と併用してもいい?
風邪薬と睡眠薬は併用しないでください。一部成分と重なることにより、作用が強く現れたり、口の乾き等副作用が増加する可能性があります。
睡眠薬を服用している人は、主治医に相談しましょう。
高血圧の薬と併用してもいい?
風邪薬の中には、メチルエフェドリンやプソイドエフェドリンなどの血圧をあげるおそれのある成分が含まれていることがあります。
高血圧の薬を服用している人は、風邪薬を購入する前に医師や薬剤師などに相談しましょう。
予防的に使用してもいい?
風邪薬を予防的に使用することはおすすめできません。風邪薬はあくまでもあらわれている症状を和らげるためのものであり、予防的な使用は症状悪化につながるおそれがあります。風邪薬は発熱などの症状があらわれたときに使用するようにしましょう。