あかぎれの予防法|日常生活でできるセルフケア

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薬剤師監修日:

あかぎれを予防する方法を紹介します。特に日常生活においてできるセルフケア方法について詳しく解説。また、あかぎれ予防に使える市販薬もあわせて紹介。

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監修薬剤師 :ミナカラ薬局 薬剤師 山田 真理子
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編集者 :株式会社ミナカラ 登録販売者 島村 洋和
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あかぎれになる原因は?

あかぎれは、皮膚が赤く腫れて炎症を起こし、乾燥してカサカサになり、ひびが入って裂けてしまった状態のことをいいます。

粉が吹いたり、かゆみが生じることもあり、まれに出血をともなうこともあります。

主に手足の指などに起こりやすい症状です。

通常、健康な皮膚は、角質層と水分が表面の皮脂などにより保護されています。

しかし、乾燥や寒さなどによって皮脂と水分が不足し、さらに刺激によって傷つくことで、荒れやあかぎれなどの症状が現れます。また、皮膚に十分な栄養が行き渡らないことにより、皮膚が刺激に弱く荒れやすくなる傾向があります。

食器洗いや洗濯などの水仕事

水仕事をする人はあかぎれになりやすい傾向があります。

水に触れると、皮膚の水分が蒸発するのを防ぐ脂分が流されるため、皮膚に含まれている水分が蒸発しやすい状態になります。特に、温度の高いお湯は皮脂を落としてしまいやすいので注意が必要です。

また、洗剤を使用した水仕事をする場合、より皮膚の脂分を取り除いてしまいやすいので、皮膚が乾燥してあかぎれになる原因になります。

アルコール消毒

アルコール消毒があかぎれの一因となることがあります。

特に、看護師や医師といった医療従事者、保育士や介護士といった福祉従事者など、日常的に何度もアルコール消毒をする人は注意が必要です。

紙製品に触れる事務作業

日常的に、紙やダンボールなどの紙製品に触れる作業をしていると、皮膚が乾燥してあかぎれの原因になります。

紙製品を触ると皮膚の水分が紙製品に吸い取られてしまい、皮膚に必要な水分がなくなってしまいます。

乾燥や寒さ

湿度が低く空気が乾燥している気候や、気温が低い冬場などもあかぎれができやすい要因になります。

気温が低いと汗や皮脂の分泌量が少なくなるので、皮膚のバリア機能が低下し乾燥しやすくなります。

長湯や温度の高いお湯

皮膚は長時間水分に触れていると皮膚に必要な皮脂が落ちてしまいます。

また、温度の高いお湯も同様に皮脂を落としてしまうため、お湯の温度に注意しましょう。

栄養不足

不規則な食生活やバランスの偏った食事を続けていると、皮膚に十分な栄養が行き渡らなくなってあかぎれなどの皮膚トラブルが起こりやすくなります。

特にビタミンB2・ビタミンB6など皮膚の健康維持に関係のあるビタミン類の栄養が不足すると、あかぎれになりやすくなります。

睡眠不足

睡眠不足はあかぎれにつながる要因になります。

睡眠時間が不足すると皮膚の回復力が低下し、あかぎれなどの皮膚トラブルが起こりやすくなります。

あかぎれの予防法|日常生活で心がけること

あかぎれを予防するためには、あかぎれになる原因を取り除くことが大切です。

日常生活においては、手の脂分を余分に落としすぎないことと、物理的な刺激をなるべく避けることが望ましいです。

外出時や事務作業時は手袋を着用する

秋や冬など外気温が低い季節の外出時は、乾燥や冷たい外気から肌を守るために手袋を着用しましょう。また、紙製品を触る事務作業時も皮膚を守るために手袋の着用がおすすめです。

水仕事ではゴム手袋を着用する

水仕事の際にゴム手袋を使うことで、あかぎれ予防になります。

食器洗いや洗濯といった水仕事の際は、ゴム手袋などを着用して、なるべく手を濡らさないようにしましょう。洗剤に直接触れないようにする点でも、ゴム手袋を使用することは有効です。

ゴム手袋が肌に合わない場合は、内側に木綿などの手袋を着用してからゴム手袋をするのもよいでしょう。

水仕事で水に触れる時間を減らす

食器洗いでは、使う食器を減らしたり、食器を洗う前に軽くキッチンペーパーなどで汚れを拭き取っておくことで、水に触れる時間を削減できます。

お湯を使うときはぬるま湯に

お湯の温度が高いと皮膚の脂分を落としてしまうため、なるべくぬるめの温度にしましょう。

肌の水分を拭き取ったらなるべく早めに保湿クリームを塗ることもおすすめします。

保湿クリームを使う

こまめに保湿成分の配合されたクリームを塗ることで、あかぎれや手荒れの予防に有効です。

特に紙製品に触れる事務作業を行う場合は、作業の前後で保湿クリームを塗ることをおすすめします。

加湿器で部屋の湿度を高める

部屋の乾燥を防ぐために加湿器の使用も有効です。

十分な栄養を摂取する

食生活が不規則になると皮膚に栄養が十分に行き渡らず、皮膚トラブルの原因となります。規則正しい食生活を送るとともに、栄養バランスの整った食事を心がけましょう。

睡眠をしっかりとる

しっかりと体を休ませることは、皮膚の健康にもつながります。

十分な睡眠時間を確保しましょう。

あかぎれに使える市販薬

皮膚の状態によっては、市販薬であかぎれを防ぐことができる場合があります。

肌がカサカサに乾燥している場合

肌がカサカサに乾燥している場合は、ヘパリン類似物質を配合した市販薬を使うことをおすすめします。

ヘパリン類似物質 乳状液 50g【第二類医薬品】

乳状液タイプの塗り薬なのでクリームタイプよりべとつきにくく、日中も使いやすい特徴があります。

また、しっとりとした使用感なので、広い範囲の乾燥部位をカバーすることができます。

ヒフメイド油性クリーム【第二類医薬品】

オイルベースのクリームです。

有効成分のヘパリン類似物質が皮膚科で処方される薬と同量配合されています。

あかぎれになったときの対処法

既にあかぎれになっている場合は、予防だけではなく治療が必要となります。

あかぎれの症状によっては、自分でケアできる場合と病院を受診した方が早く治る場合があります。

あかぎれになったときの対処法について、詳しくはこちらの記事をごらんください。

記事で紹介されている商品一覧

監修薬剤師

ミナカラ薬局薬剤師山田 真理子

(経歴)
  • 同志社女子大学薬学部医療薬学科卒業
  • 医療法人徳洲会岸和田徳洲会病院
  • 有限会社わかば薬局
  • 株式会社杏林堂薬局
  • 株式会社ミナカラ / ミナカラ薬局
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編集者

株式会社ミナカラ登録販売者島村 洋和

株式会社ミナカラでライターとして執筆している中で、 お客様にもっと正確でわかりやすい薬の情報を届けたいという思いから、 一般用医薬品の販売を行うための専門資格である登録販売者の資格を取得。 現在は市販薬のスペシャリストとして正確な医療情報をお届けすることを心がけています。

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