ミナカラ
しみ対策に役立つ食べ物と飲み物|必要な成分を徹底紹介
更新日
2025.10.16
薬剤師監修日
2025.06.02

しみ対策に役立つ食べ物と飲み物|必要な成分を徹底紹介

この記事では、しみ対策におすすめの成分について詳しく解説しています。また、しみに効く食べ物ってあるの?という疑問に答えるべく、しみ対策におすすめの食べ物を紹介するとともに、しみに効く市販薬もあわせて紹介しています。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • LINEでシェアする
  • はてなブックマークでブックマークする
  • noteで書く
編集
高橋 伊津美
監修薬剤師
ミナカラ薬局薬剤師高橋 伊津美
島村 洋和
編集者
株式会社ミナカラライター島村 洋和

しみの原因とメカニズム

しみの原因は主に、肌に沈着したメラニン色素です。メラニンは紫外線を浴びることによって、肌の奥にあるメラノサイトという細胞から生成されます。

紫外線やストレスなどにより活性酸素が発生し、メラノサイトに刺激が加わることで過剰にメラニンが生成されると、しみの症状が現れます。

通常は、メラニンが生成されても肌は約6週間の周期で新しく生まれ変わっており、古くなった皮膚と一緒にメラニンも剥がれ落ちます。(ターンオーバー)

しかし、何らかの原因でターンオーバーが乱れると、排出されるはずだったメラニンが肌に定着してしまい、しみとなります。

しみ対策におすすめの成分

しみ対策におすすめの成分を紹介します。

働き成分
抗酸化作用ビタミンC
ビタミンE
リコピン
イソフラボン
肌の健康維持に関わるビタミンB2
ビタミンB6
L-システイン
メラニン色素の生成を抑制するビタミンC
L-システイン

抗酸化作用をもつ成分

しみを発生させる一因である活性酸素の働きを防ぐ働きのことを抗酸化作用といいます。

活性酸素がしみの原因のひとつになるため、抗酸化作用をもつ成分を摂取することで、しみの発生を防ぐ働きが期待できます。

■ビタミンC

ビタミンCは皮膚や粘膜の健康を維持する成分です。ビタミンCの抗酸化作用により、しみに対して効果が期待できます。

また、既に肌に沈着したメラニン色素を無色化し、新しいメラニン色素の沈着を緩和するはたらきがあります。

■ビタミンE

ビタミンEには抗酸化作用があります。

体の免疫機能を高め、細菌やウイルスから体を守るためにも必要な成分です。

また、ビタミンEは血行を促進し、新陳代謝を活発にすることでメラニンの排出をサポートします。

そして、ビタミンEはビタミンCと一緒に摂取することで相乗効果を得ることができます。活性酸素によるダメージを防いだビタミンEを、ビタミンCがもう一度働けるように助けます。

■リコピン

リコピンは赤色のカロテノイド色素の一種で、抗酸化作用があります。

■イソフラボン

イソフラボンはポリフェノールの一種で、抗酸化作用があります。

肌の健康維持に関わる成分

■ビタミンB2

ビタミンB2は皮膚や髪、爪などの細胞の再生に関わる成分です。

ビタミンB2はエネルギーの生産や、他の成分の補助をする大切な役割を持っており、健康な皮膚のためにも欠かせない成分です。

■ビタミンB6

ビタミンB6は、皮膚や粘膜の正常な働きを助ける成分です。

■L-システイン

L-システインはたんぱく質を構成するアミノ酸の一種で、しみやそばかすの治療薬に含まれていることが多いです。

メラニン色素の生成をおさえ、体外へ排出する働きをうながし、肌のターンオーバーを活発にします。

ビタミンCと一緒に摂取すると相性の良い成分です。

しみ対策におすすめの食べ物と飲み物

しみ対策に役立つ成分を摂取したからといってすぐに何かが変わるわけではありませんが、しみ対策をする上では食生活の改善をすることも良いでしょう。

食べ物から生活を見直してしみ対策をしましょう。しみの対策に役立つ成分が入っている代表的な食べ物・飲み物は次の通りです。

成分代表的な食べ物
ビタミンCオレンジ、レモン、グレープフルーツ、赤ピーマン、ブロッコリーなど
ビタミンE

アーモンド、ピーナツ、ひまわり油、ほうれん草、アボカド、ブロッコリーなど

ビタミンB2

レバー、納豆、のり、アボカド、グリーンアスパラガス、そら豆(ゆで)など

ビタミンB6レバー、サバ、バナナ、玄米ご飯、マグロ、カツオなど
Lシステイン大豆、卵、数の子、にしん、ホタテなど
リコピントマト、トマトジュース、金時人参、すいか、柿、あんずなど
イソフラボン大豆、豆腐、豆乳、きな粉、納豆、油揚げなど

 

かかりつけ医をオンラインで。医師によるオンライン診療で薬を処方。ミナカラ e-クリニック。
監修薬剤師
高橋 伊津美
ミナカラ薬局薬剤師
高橋 伊津美
【経歴】

昭和大学大学院薬学研究科修了
昭和大学薬学部客員講師
株式会社ミナカラ / ミナカラ薬局
薬局、ドラッグストアで臨床経験を積み、その後昭和大学薬学部の教員、チェーンドラッグストア協会の教育機関でOTCの研修講師を務める。
【著書】
•現場で差がつく! もう迷わない! ユーキャンの登録販売者お仕事マニュアル 症状と成分でわかるOTC薬
•現場で差がつく! ユーキャンの新人登録販売者お仕事マニュアル
編集者
島村 洋和
株式会社ミナカラライター
島村 洋和
株式会社ミナカラでライターとして執筆している中で、お客様にもっと正確でわかりやすい薬の情報を届けたいという思いから、一般用医薬品の販売を行うための専門資格である登録販売者の資格を取得。現在は市販薬のスペシャリストとして正確な医療情報をお届けすることを心がけています。

この記事は参考になりましたか?

この記事を見ている方は 他の関連記事も見ています

 
ご利用に当たっての注意事項
  • 掲載している情報は、セルフメディケーション・データベースセンターから提供されたものです。
  • 適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(TEL:0120-149-931)にご相談ください。
  • より詳細な情報を望まれる場合は、購入された薬局・薬店の薬剤師におたずねください。
  • 当サービスによって生じた損害について、株式会社ミナカラ及び、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。
掲載情報について

掲載している各種情報は、株式会社ミナカラが調査した情報をもとにしています。出来るだけ正確な情報掲載に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。 掲載されている医療機関へ受診を希望される場合は、事前に必ず該当の医療機関に直接ご確認ください。 当サービスによって生じた損害について、株式会社ミナカラではその賠償の責任を一切負わないものとします。情報に誤りがある場合には、お手数ですが株式会社ミナカラまでご連絡をいただけますようお願いいたします。 使用されている写真はイメージです。実際の内容と異なる場合があります。