リドメックスと同じ成分の市販薬|プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル
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薬剤師監修日:
リドメックスは病院で医師から処方されるステロイドの塗り薬です。この記事では、リドメックスと同じステロイド成分を配合し、リドメックスの代わりに使用できる市販薬について解説します。

リドメックスはステロイドの塗り薬
リドメックスは病院で医師から処方されるステロイドの塗り薬で、軟膏やクリーム、ローションなどの種類があります。リドメックスの主成分はプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルというステロイド成分です。
処方薬 |
・リドメックスコーワ軟膏0.3% ・リドメックスコーワクリーム0.3% ・リドメックスコーワローション0.3% |
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リドメックスの効能・効果
リドメックスなどのステロイドの塗り薬は主に、湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、かゆみ、虫刺され、じんましんなどに使用されています。
虫さされに効く市販薬に関しては次の記事で詳しく解説しています。
ラシュリアPEクリーム|ステロイド+3種類の有効成分
ラシュリアPEクリーム【指定第二類医薬品】

・ステロイド成分+3種類の有効成分を配合
・”リドカイン”がかゆみに効く
・湿疹、あせも、かぶれなどによる炎症、かゆみに
ラシュリアPEクリームには、”プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル”が配合されています。かゆみ止め成分のリドカインを配合し、皮膚のかゆみを鎮めます。
ラシュリアPEクリームは、商品に添付してあるQRコードを読み込むことで薬剤師に無料で相談ができます。薬に関する疑問や心配事を薬剤師に相談できるため、安心して薬を使用することができます。
リビメックスコーワクリーム|ステロイド単一のクリーム
リビメックスコーワクリーム 10G(指定第2類医薬品)【指定第二類医薬品】

・主成分がプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルのみ
・湿疹、あせも、かぶれなどによる炎症、かゆみに
リビメックスコーワクリームには、プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸のみが配合されています。べたつき感が少なく、伸びが良いクリームタイプの塗り薬です。
リビメックスコーワ軟膏|ステロイド単一の軟膏
リビメックスコーワ軟膏 10G(指定第2類医薬品)【指定第二類医薬品】

・主成分がプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルのみ
・湿疹、あせも、かぶれなどによる炎症、かゆみに
リビメックスコーワ軟膏には、プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸のみが配合されています。油脂性の軟膏剤で、ジクジクした水っぽい患部にも使用できます。
プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルとは
リドメックスの成分であるプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルは、炎症を鎮める効果があるステロイドという成分のひとつです。
ステロイドは、効果の強さによってランク分けがされており、市販薬ではストロング、ミディアム、ウィークの3つに分類されます。そのうち、プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルは真ん中の強さであるミディアムのステロイド成分です。
主な成分 | |
---|---|
ストロング (強い) |
・ベタメタゾン吉草酸エステル |
ミディアム (普通) |
・プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル |
ウィーク (弱い) |
・デキサメタゾン酢酸エステル |
副作用が出にくいアンテドラッグ
ステロイドは皮膚外用薬の中でも比較的副作用が出やすい薬に分類されますが、プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸は副作用が出にくいアンテドラッグに分類されるステロイド成分です。
アンテドラッグとは、皮膚の表面で効果を発揮した後、体内に吸収されると低活性となる性質を持つ薬剤の総称です。そのためステロイド特有の副作用を起こしにくい特性をもっています。
使用上の注意|治らない場合は病院へ
医師から処方された薬の代用として市販薬を使用する場合は、使用しても問題ないか医師や薬剤師に相談しましょう。
市販薬を、5~6日間使用しても症状がよくならない場合は、使用を中止し、医師に相談してください。また、使用する際は、下記の注意事項や添付文書に記載された用法・用量を守って使用してください。
使用上の注意 |
・水ぼうそうや水虫、化膿した患部には使用しないでください。 ・目の周囲、粘膜には使用しないでください。 ・顔には広範囲に使用しないでください。 ・長期連用しないでください。 |
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