Lシステインのサプリと医薬品はどっちがいい?シミを効果的に改善するには
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薬剤師監修日:
Lシステインはサプリメントと医薬品のどちらから摂取した方が良いかについて詳しく解説しています。また、Lシステインと相性が良く、一緒に摂取することでより効果を感じられる成分について説明するとともに、Lシステインを配合したシミを改善するおすすめの市販薬も紹介しています。
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Lシステインはサプリと医薬品どちらから摂取するのがいい?
Lシステインをサプリメントと医薬品どちらから摂取すれば良いかについては、目的がシミ・そばかす、色素沈着の改善などであれば「医薬品」を使用することを推奨します。
理由としては、サプリメントの場合、たとえ医薬品と同量のLシステインが配合されていたとしても、しみやそばかすなどへの効果が保証されていないためです。
サプリメントは一般的には「健康食品」に分類されるため、医薬品と異なり「〜に効く」「〜を治す」といった表現をすることは禁止されています。
医薬品的な効果効能を標ぼうするものは、医薬品医療機器等法上の医薬品とみなされ、野菜、果物、調理品等その外観、形状等から明らかに食品と認識される物を除き、原則として、医薬品医療機器等法上の承認を受けずにその名称、製造方法、効能、効果に関する広告をしてはならない
一方、医薬品の場合は、しっかりと臨床試験などがなされており、効能効果に記載のある症状については効果が保証されています。
しみやそばかすなど特定の症状を改善したい場合は、Lシステインをサプリメントからではなく医薬品から摂取しましょう。
Lシステインのはたらきと相性の良い成分
Lシステインには、シミの原因である過剰なメラニンの生成を抑制したり、肌のターンオーバー(新陳代謝)を整えたりするはたらきがあります。
Lシステイン単体でも効果がありますが、より良いはたらきを期待する場合は、一緒に摂取することでより効果を感じられる成分を一緒に摂取すると良いでしょう。
Lシステインと一緒に摂取することでより効果を感じられる成分があると考えられる成分は次の通りです。
- ビタミンC(アスコルビン酸)
- ビタミンB2・B6
- ビタミンE
■ビタミンC(アスコルビン酸)
ビタミンCには、既に肌に沈着したメラニン色素を無色化し、新しいメラニン色素の沈着を緩和するはたらきがあります。
■ビタミンB2・B6
ビタミンB2・ビタミンB6はともに皮膚の健康を保つ働きをします。どちらもたんぱく質や脂質などの代謝を助ける大切な成分です。
■ビタミンE
ビタミンEは血行を促進し、新陳代謝を活発にすることでメラニンの排出をサポートします。また、ビタミンCを助けるはたらきもあるため、ビタミンCと一緒に摂取することで相乗効果が得られます。
Lシステイン配合のおすすめの市販薬|しみの改善に
Lシステインを配合しつつ、相性の良いビタミンC、ビタミンB群およびビタミンEを配合した、シミを改善する市販薬を紹介します。
ホワイティフル|充実の成分
ホワイティフル 180錠【第三類医薬品】

成分 | 分量(成人1日量) |
---|---|
アスコルビン酸(ビタミンC) | 1000mg |
L-システイン | 240mg |
リボフラビン(ビタミンB2) | 6mg |
ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6) | 12mg |
コハク酸d-α-トコフェロール(天然型ビタミンE) | 50mg |
内容量(15歳以上の方の場合) | 1日の服用回数 |
---|---|
30日分 | 2回 |
ビタミンCとL-システインが肌に沈着したメラニンを無色化し、新しいメラニンの生成を抑制します。ビタミンB2とB6が肌のターンオーバーを促進し、ビタミンEが血行を良くします。パウチ型で持ち運びやすく、1日2回の服用で済むことが特徴です。
ホワイティフルは、商品に添付してあるQRコードを読み込むことで薬剤師に無料で相談ができます。薬に関する疑問や心配事を薬剤師に相談できるため、安心して薬を使用することができます。
ハイチオールCホワイティア|シンプル処方
ハイチオールCホワイティア 120錠【第三類医薬品】

成分 | 分量(成人1日量) |
---|---|
L-システイン | 240mg |
アスコルビン酸(ビタミンC) | 500mg |
パントテン酸カルシウム | 30mg |
内容量(15歳以上の方の場合) | 1日の服用回数 |
---|---|
30日分(120錠入) | 2回 |
ビタミンCとL-システインが肌に沈着したメラニンの無色化、新しいメラニンの生成の抑制、肌のターンオーバーの正常化、角質の排出といったさまざまな効果を発揮します。
さらに、パントテン酸が皮膚の健康を維持します。
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