女性向け育毛用シャンプーはどれがいい？｜選び方と薄毛・抜け毛対策を解説

女性の育毛シャンプーで効果があるのはどれ？

育毛シャンプーと呼ばれるシャンプーは、汚れを洗い流すことによって頭皮を健やかに保つためのもので、シャンプー自体には育毛効果はありません。

「今ある髪の毛を維持したい」もしくは「丈夫にしたい」「薄毛、抜け毛をどうにかしたい」という場合は、育毛剤もしくは発毛剤の使用がおすすめです。

ただし、シャンプーには次のような効果があり、シャンプーを正しく使うことで、毛が育ちやすい、もしくは抜け毛が起こりにくい頭皮環境に近づけることができます。加えて、育毛剤・発毛剤を頭皮に浸透しやすくさせます。

 

女性向け育毛用シャンプーの選び方

女性向けの育毛用シャンプーは、次の3つのポイントを軸にご自身に合ったものを選びましょう。

①女性向けのものを選ぶ

男性と女性では皮脂の量や髪の状態が異なるため、まずは性別に合ったシャンプーを選ぶことが大切です。

女性向けにつくられたシャンプーは、女性のデリケートな頭皮と髪のための成分が配合されています。例えば、皮脂を取り除く成分が含まれているような男性向けのシャンプーを女性が使うと、洗髪後に髪がキシキシすることもあります。

②使用感で選ぶ

育毛用シャンプーのなかには、脂性肌の方向けに洗浄力のある成分が含まれており、使用感がさっぱりしているタイプや、乾燥肌の方向けに潤いを与える成分が含まれており、洗い上がりがしっとりするタイプがあります。

頭皮のべたつき、においが気になる、髪がぺたんとしているような方は、脂性肌向けを選びましょう。

頭皮がカサカサしている、毛先がパサつく、乾いた細かいフケが出る、頭がかゆくなることがあるような方は、乾燥肌向けがおすすめです。

また、脂性肌か乾燥肌どちらか迷う場合は、普通肌でも皮脂が過剰にならないようにケアすることが大切であるため、脂性肌向けのものをを選ぶとよいでしょう。

③頭皮のお悩みで選ぶ

頭皮のフケ・かゆみ・においが気になる方は、次のような成分が含まれたシャンプーを選ぶとよいでしょう。

フケ・かゆみの原因には、不規則な生活や、睡眠不足のほかにも菌が原因となることもあります。洗髪不足などでフケの原因となる菌が増えると、菌そのものや、菌による分解で生じた物質が刺激となって炎症を起こし、フケ・かゆみが発生します。

抗真菌成分などは、原因菌の増殖をおさえ、抗炎症成分はフケ・かゆみにつながる炎症を鎮めます。

また、抗酸化・抗菌成分には、菌の増殖や皮脂の酸化を抑制し、頭皮のにおいの発生を防ぐ効果もあります。

 

女性向け育毛用シャンプー

女性の髪と頭皮を考えてつくられたシャンプーを紹介します。

スカルプD ボーテ 薬用スカルプシャンプー ボリューム

特徴
・抗菌成分+抗炎症成分+保湿成分など配合 ・フケ、かゆみ、髪のパサつきに ・ふわっとボリューム感のある髪を目指したい方に

髪と頭皮にうるおいを与える保湿成分としてソイセラム（豆乳発酵液）などが配合されたシャンプーです。

ボリュームタイプのため、ボリュームの少なさが気になる方におすすめです。

ふわっとした泡で頭皮に負担をかけず、うるおいを保ちながら洗うことができます。また、洗い上がりはスッキリし、華やかなフローラルブーケの香りがします。

シリコンや合成着色料、パラペン、サルフェート（硫酸系化合物）、鉱物油は入っておりません。

コラージュフルフルネクストシャンプー うるおいなめらかタイプ

特徴
・抗真菌成分+抗酸化・抗菌成分配合 ・フケ、かゆみ、においに ・髪にうるおいを補いつつフケ、かゆみ、においを防ぎたい方に

日本で初めてフケ原因菌の増殖をおさえる「ミコナゾール硝酸塩」が配合されたシャンプーです。

うるおいなめらかタイプのため、指通りなめらかな洗い上がりで、頭皮が乾燥しやすい方に向いています。

無香料、無色素、低刺激性です。

カロヤンプログレ薬用スカルプシャンプーOILY

特徴
・殺菌成分+抗炎症成分+血行促進成分配合 ・フケ、かゆみ、においに ・頭皮のべたつきが気になる脂性肌、普通肌向け

頭皮の余分な皮脂を落として、さっぱりと洗い上げるため、頭皮のべたつきや髪全体が脂っぽくてぺたんとしている脂性肌の方と、皮脂をケアしたい普通肌の方におすすめです。

フケ・かゆみを防ぐ抗菌成分や抗炎症成分のほかに、頭皮の血行を促進する成分としてビタミンE誘導体が配合されており、頭皮の新陳代謝を整えます。

弱酸性、無香料、ノンシリコンです。

カロヤンプログレ薬用スカルプシャンプーDRY

特徴
・殺菌成分+抗炎症成分+血行促進成分配合 ・フケ、かゆみ、においに ・髪のパサつきや頭皮のかゆみが気になる乾燥肌向け

カロヤンプログレシリーズの乾燥肌用につくられたシャンプーです。

低刺激を重視した配合で、髪と頭皮をいたわりながら洗います。豊かな泡でややしっとりとした洗い上がりです。

OILY同様、弱酸性、無香料、ノンシリコンです。

メディクイックH頭皮のメディカルシャンプー

特徴
・抗真菌成分+抗炎症成分配合 ・フケ、かゆみ、においに ・ふんわりやわらか泡でコンディショナーいらず

フケ・かゆみの原因菌に働く抗真菌成分と抗炎症成分が配合されています。

コンディショニング成分配合のため、髪の毛がきしみにくいシャンプーです。

無着色、ノンシリコン、弱酸性で、リフレッシュシトラスの香りです。

 

女性向け育毛用シャンプーの効果的な使い方

頭皮が不潔な状態になると、髪の生育を妨げる原因になってしまいます。

日頃から頭皮を清潔に保つためにも、シャンプーを正しく使うことが大切です。

正しいシャンプーの方法

①シャンプー前に髪全体をぬるま湯でよく洗い流します。

②シャンプーを手にとり、髪や頭皮全体になじませます。

③爪を立てずに指の腹を使い、頭皮をやさしくマッサージするように洗います。特に皮脂が多い前頭部や頭頂部は、丁寧に洗いましょう。

④すすぎは念入りに、流し忘れの多いえりあしや後頭部を意識しながら洗い流します。流し忘れてシャンプーが残ってしまうと、頭皮の毛穴をつまらせる原因にもなります。

④タオルドライで髪の水気を拭き取った後は、ドライヤーでしっかり乾かします。ドライヤーは、頭皮や髪への負担を軽減するため、1か所に集中させず、振りながらあてたり、髪から20～30cm離して使用するとよいでしょう。

髪を自然乾燥させると、髪や頭皮が濡れているときに細菌が繁殖しやすくなり、不快なにおいやかゆみの症状が出ることもあります。

髪を洗う回数について

髪を洗う回数は、皮脂の分泌量や季節などによって異なりますが、頭皮の清潔を保つために、1日1回は洗うようにしましょう。

また、洗髪によって髪が抜けてしまうことを気にする方もいるかもしれませんが、洗髪で抜ける髪は、洗髪をしなくても少し引っ張っただけで抜けてしまう状態になっています。

 

女性の薄毛・抜け毛の原因

髪は、「成長期」「退行期」「休止期」と一定のサイクルで、発毛と脱毛を繰り返しています。

しかし、加齢によるホルモンバランスの変化など何らかの理由でヘアサイクルが乱れ、「成長期」が短くなったり、「退行期」や「休止期」が長くなると、髪が十分に成長できず、一本一本が細く柔かくなっていき、薄毛や抜け毛が起こります。

 

確実に髪の毛が生える方法はある？

「抜け毛が気になる」「つむじが薄くなってきた」「髪のハリ・コシがなくなってきた」など、薄毛・抜け毛でお悩みの場合、市販の育毛剤や発毛剤でケアすることができます。

また、育毛剤や発毛剤などによるセルフケアを試しても薄毛・抜け毛が治らない場合は、確実とは言い切れませんが、病院で薄毛の原因を探り、原因に応じた適切な治療を受けることで薄毛が治ることもあります。

病院を受診する際は、内科や皮膚科、AGAクリニックを受診しましょう。AGAクリニックは、薄毛に特化した治療を行い、更年期に多発する壮年性脱毛症などに対する治療法の選択肢も多いです。また、女性専用のところもあるため、女性特有の悩みを相談することもできます。

育毛剤と発毛剤どっちがいい？

「育毛剤」と似た言葉に「発毛促進剤」や「発毛剤」がありますが、それぞれ効果や使う目的が異なります。

育毛剤は「医薬部外品」に分類され、抜け毛の予防や今生えている毛の維持に使用します。

発毛促進剤は「医薬品」に分類され、育毛のほか、円形脱毛症やびまん性脱毛症などにも使用することができます。

発毛剤は「医薬品」に分類され、育毛に加えて新たな髪を生やす効果もあります。そのため、薄毛などの壮年性脱毛症の症状を改善するために使われます。

いずれか迷う場合には、これから抜け毛や薄毛を予防したい方は育毛剤、既に抜け毛が進行し髪が薄くなっている方は発毛剤の使用がおすすめです。

 

女性の薄毛・抜け毛対策｜育毛剤

女性用の育毛剤には、女性ホルモンをはじめとした育毛を促進する成分が配合されています。

女性ホルモンには、ヘアサイクルを正常に保つ働きがあり、加齢などにより女性ホルモンが減少すると、ヘアサイクルが乱れ、頭頂部の比較的広い範囲で髪が薄くなることがあります。

育毛剤には女性ホルモンのほかにも、商品によってさまざまな成分が含まれておりますが、使える症状に違いはありません。効果の感じ方については個人差があるため、成分や使用感を参考に好みのものをお選びください。

女性用育毛剤の効能・効果
発毛促進、毛生促進、育毛、養毛、脱毛の予防、フケ、 かゆみ、薄毛、病後産後の脱毛

女性用育毛剤

 

モルティ薬用育毛ローション

特徴
・育毛作用をもつ2種類の生薬+ビタミン誘導体配合 ・保湿成分3種なども配合 ・液だれしにくいスプレータイプ

2種類の生薬（ショウキョウエキス、センブリエキス）とビタミン誘導体（D-パントテニルアルコール）が髪に必要な栄養を届け、ヘアサイクルを整えます。

また、保湿成分パールエキスがホホバオイルや天然ビタミンEとともに頭皮の血行を促進し、髪のパサつきをおさえ、つや感のある髪に導きます。

液だれを防ぎ、頭皮に密着、浸透します。

シリコン、香料、着色料、防腐剤は含まれていません。

コラージュフルフル育毛ローション

特徴
・女性ホルモン｜エチニルエストラジオールなど4種の育毛成分配合 ・保湿成分9種の天然植物エキスなども配合 ・ノズルで直接頭皮に塗布するローションタイプ

4種類の育毛成分と9種類の天然成分が、頭皮の皮脂分泌をコントロールし、抜け毛を予防するだけでなく、頭皮の血行を促進し、健康な髪を育てます。加えて、フケをおさえます。

無香料・無色素です。

ローションタイプのため、就寝前などにマッサージしながら育毛ケアしたい方におすすめです。

 

女性の薄毛・抜け毛対策｜発毛剤

育毛剤は、頭皮環境を整えて髪に栄養を与える役割があるため、「髪に元気がなくなってきた」という場合や「薄毛を今から予防しておきたい」というときに有効ですが、発毛剤は、育毛剤に含まれる効果に加えて、新しい髪を生み出し、髪を太く成長させる効果があるため、「既に起きている薄毛・抜け毛をどうにかしたい」という方におすすめです。

また、育毛剤と発毛剤は、使える年齢にも違いがあります。育毛剤は年齢制限がなく、何歳からでも使うことができる一方、発毛剤は未成年の方に対する安全性が確認されていないため、20歳以上などと年齢制限が設けられています。

発毛剤はお悩みの症状に合わせて選びましょう

女性の発毛をうながす薬には、ミノキシジルが配合された「発毛剤」と、カルプロニウム塩化物が配合された「発毛促進剤」があります。

ミノキシジル配合の薬は、日本では唯一髪を生やす直接的作用がある「発毛剤」として厚生労働省に認可されています。

ミノキシジルは、ホルモンバランスが変化する更年期以降に多発する壮年性脱毛症に効果が認められた成分で、毛包に直接作用することで発毛、育毛効果を発揮します。

日本皮膚科学会による脱毛症診療ガイドラインでは、女性向けのミノキシジル外用薬の濃度は1%が推奨されています。そして、女性用として市販されているミノキシジル外用薬は、1%のみです。

対してカルプロニウム塩化物は、髪を生やす直接的な作用はありませんが、毛根の血流を改善することによって発毛を促進させます。ミノキシジルと異なり、壮年性脱毛症だけでなく、円形脱毛症やびまん性脱毛症、産後の脱毛などにも効果があります。

ミノキシジル配合の発毛剤とカルプロニウム塩化物の発毛剤は、お悩みの症状に合わせてお選びください。

ヘアキシジル<レディース>

特徴
・ミノキシジル配合 ・パントテニールエチルエーテル+トコフェロール酢酸エステル+I-メントールも配合 ・価格を少しでもおさえたい方に

ヘアサイクルの成長期を長く維持し、休止期から成長期への移行を促進するミノキシジルを主成分とする発毛剤です。

ミノキシジルの濃度は1%で、そのほかにも髪や頭皮のお悩みをサポートするいくつかの成分が含まれています。具体的には、毛包にある毛細胞に栄養を補給するパントテニールエチルエーテル、かゆみやフケの原因となる皮脂の酸化を防ぐトコフェロール酢酸エステル、かゆみを緩和し清涼感を与えるI-メントールが配合されています。

また、ヘアキシジル<レディース>は、ミノキシジル配合の女性用発毛剤のなかでは比較的安価なことが特徴です。毛髪の成長は時間がかかることから、発毛剤は最低6か月の使用で効果が出てくると考えられています。そのため、「長く続けるために少しでもコストをおさえたい」という方におすすめです。

20歳以上の方が使えます。

 

リアップリジェンヌ

特徴
・ミノキシジル配合 ・パントテニールエチルエーテル+トコフェロール酢酸エステル+I-メントールも配合 ・日本初の発毛剤ブランド「リアップ」製品

ヘアケア用品でお馴染みの「リアップ」シリーズからでている、ミノキシジル1%配合の女性用発毛剤です。

ミノキシジルに加え、頭皮環境を整えて髪を生み出す力をサポートする3種類の有効成分が含まれています。また、乾燥しがちな女性の頭皮を考え、湿潤剤として添加物にヒアルロン酸Naが加えられています。

20歳から使えます。

 

カロヤン プログレ EX O

特徴
・カルプロニウム塩化物配合 ・脂性肌向け ・円形脱毛症、びまん性脱毛症、粃糠性脱毛症などに ・産後の脱毛にも

医薬品として認められている発毛促進成分カルプロニウム塩化物を市販薬としての最大量2%配合した発毛促進剤です。

皮膚の脂質量を下げる成分や過剰な皮脂の分泌をおさえる成分なども含まれているため、頭皮のべたつき、においが気になるといった脂性肌の方におすすめです。

15歳から使えます。

 

カロヤン プログレ EX D

特徴
・カルプロニウム塩化物配合 ・乾燥肌向け ・円形脱毛症、びまん性脱毛症、粃糠性脱毛症などに ・産後の脱毛にも

しっとりとした使用感で乾燥肌の方に向けてつくられた、カロヤン プログレ EXです。

頭皮のかゆみをおさえる成分なども配合されているため、頭皮がカサカサしている、乾いた細かいフケが出る、頭が無性にかゆくなるといった乾燥肌の方に向いています。

15歳以上の方が使えます。

 

育毛剤・発毛剤以外による薄毛・抜け毛対策

女性の薄毛対策では、育毛剤や発毛剤によるヘアケアを取り入れるだけでなく、生活習慣やヘアケアの見直しを図ることも大切です。

生活習慣の改善

髪の毛の新陳代謝には各種のビタミン、ミネラルが関与しているため、栄養バランスのとれた食生活を心がけましょう。

また、身体に過度の負担がかかることで起こる脱毛もあるため、適度に休息をとり、規則正しい生活を送ることも重要です。そのほかにも睡眠や運動習慣の見直し、飲酒・喫煙を控える、ストレスを発散するなど健康に気を配った生活を送りましょう。

ヘアケアの見直し

頭皮の健康を考慮し、髪に負担のかかるような髪型や極端に頻度の多いカラーリングはなるべく避けましょう。

シャンプーやコンディショナーについても、頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくならない頻度での洗髪を心がけ、ご自身の頭皮や髪に合うと思うものを選びましょう。

育毛シャンプーの使用を考えている方もいるかもしれませんが、育毛シャンプーは、汚れを洗い流すことによって頭皮を健やかに保つためのもので、育毛シャンプー自体には育毛効果がありません。

シャンプーの目的はあくまでも毛穴につまった汚れや皮脂を落として、毛が育ちやすい環境をつくる、もしくは育毛剤を頭皮に浸透させやすくすることです。

 

 

 

記事で紹介されている商品一覧

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  医薬部外品
  モウガＬモルティ薬用育毛ローション【医薬部外品】
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  医薬部外品
  コラージュフルフル 育毛ローション【医薬部外品】
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  第一類医薬品
  ヘアキシジル１プラスレディース【第一類医薬品】
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  第一類医薬品
  リアップリジェンヌ【第一類医薬品】
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  第三類医薬品
  カロヤンプログレEXO 120ML(第3類医薬品)【第三類医薬品】
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  第三類医薬品
  カロヤンプログレEXD 120ML(第3類医薬品)【第三類医薬品】

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