ピアスホールの痛みや腫れに効く軟膏剤の選び方
ピアスホールの痛みや腫れ、膿の症状に効く市販の軟膏剤には、抗生物質が配合されたものや、ステロイドが配合されたものなどがあります。ピアスホールの痛みや腫れ、膿の症状に効く市販の軟膏剤を選ぶときは、ご自身の状況や症状に合わせて適切な成分が配合された薬を選びましょう。
状況・症状 | 市販薬(成分) |
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ピアスをあけた直後の 痛みや腫れ、膿の症状に |
・抗生物質 |
ピアス装着中の 赤みやかゆみの症状に |
・ステロイド ・かゆみ止め成分 ・抗炎症成分 |
ピアス装着中の かぶれや膿の症状に |
・抗生物質とステロイド |
ピアスをあけた直後の痛みや腫れ、膿の症状に
ピアスをあけた直後に痛みや腫れ、膿の症状があらわれた場合は、傷口からの細菌感染をおこしている可能性があります。
細菌感染が起こっている場合は、抗生物質が配合された軟膏剤が適しています。抗生物質には、傷口から入り込んだ細菌の増殖をおさえる働きがあります。
ピアス装着中の赤みやかゆみの症状に
ピアスをしているときに赤みやかゆみの症状があらわれた場合は、金属アレルギーによる接触性皮膚炎を起こしている可能性があります。
金属アレルギーによる接触性皮膚炎が起こっている場合には、ステロイドやかゆみ止め成分、抗炎症成分が配合された軟膏剤が適しています。
ステロイドには皮膚の赤みやかゆみの原因となっている皮膚の炎症をおさえる働きがあります。
かゆみ止め成分にはかゆみをおさえる働きが、抗炎症成分には炎症を鎮める働きがあります。
ピアス装着中のかぶれや膿の症状に
ピアスをしているときにかぶれや膿の症状があらわれた場合は、金属アレルギーによる接触性皮膚炎の悪化が考えられます。
金属アレルギーによる接触性皮膚炎の悪化が考えられる場合には、抗生物質とステロイドが配合された軟膏剤が適しています。
■症状の判断が難しい場合は病院を受診
ピアスホールの痛みや腫れ、膿の原因が細菌感染であるか、金属アレルギーによる接触性皮膚炎であるかの判断が難しい場合や症状がひどい場合には、市販薬を使用する前に病院を受診しましょう。
細菌感染を起こしている患部に対してステロイドを使用すると、かえって症状が悪化するおそれがあります。
ピアスホールにケロイド(肉芽)ができた場合
ピアスホールにケロイド(肉芽)ができた場合は、市販薬での対処が難しいため、病院を受診しましょう。
ピアスをあけた直後の痛みや腫れ、膿の症状に
ドルマイシン軟膏
ドルマイシン軟膏 6g【第二類医薬品】
2種類の抗生物質が配合された軟膏タイプの塗り薬です。化膿した傷に効果をあらわします。化膿の予防にも使用できます。
ピアス装着中の赤みやかゆみの症状に
ミーミエイド
ミーミエイド 5g【第二類医薬品】
かゆみ止め成分や2種類の抗炎症成分などが配合されたクリームタイプの塗り薬です。かゆみ止め成分がかゆみをおさえ、抗炎症成分が皮膚の炎症を鎮めます。
塗りやすいクリームタイプで、軟膏に比べて塗った後のべとつきが少ないという特徴があります。
新リビメックスコーワクリーム
新リビメックスコーワクリーム 8g【指定第二類医薬品】
ステロイドのみが配合されたクリームタイプの塗り薬です。ステロイドが患部の赤みやかゆみの原因となっている皮膚の炎症を鎮めます。
塗りやすいクリームタイプで、軟膏に比べて塗った後のべとつきが少ないという特徴があります。
プレバリンα軟膏
プレバリンα軟膏 15g【指定第二類医薬品】
ステロイドやかゆみ止め成分などが配合された軟膏タイプの塗り薬です。
ステロイドが患部の赤みやかゆみの原因となっている皮膚の炎症を鎮め、かゆみ止め成分がかゆみをおさえます。
皮膚の保護作用が高い軟膏タイプで、クリームタイプに比べて刺激が少ないという特徴があります。
ピアス装着中のかぶれや膿の症状に
ドルマイコーチ軟膏
ドルマイコーチ軟膏 6g【指定第二類医薬品】
2種類の抗生物質とステロイドが配合された軟膏タイプの塗り薬です。
抗生物質には、傷口から入り込んだ細菌の増殖をおさえる働きが、ステロイドには皮膚の炎症を鎮める働きがあります。
皮膚の保護作用が高い軟膏タイプで、クリームタイプに比べて刺激が少ないという特徴があります。
フルコートf
フルコートf【指定第二類医薬品】
抗生物質とステロイドが配合された軟膏タイプの塗り薬です。
抗生物質には、傷口から入り込んだ細菌の増殖をおさえる働きが、ステロイドには皮膚の炎症を鎮める働きがあります。
皮膚の保護作用が高い軟膏タイプで、クリームタイプに比べて刺激が少ないという特徴があります。