クラリチンは花粉症の症状やじんましんに効果のある薬

クラリチンは、ロラタジンを成分とした病院で処方される花粉症の治療に使用される抗ヒスタミン薬です。

抗ヒスタミン薬には、花粉症の原因物質であるヒスタミンの働きをおさえる働きがあります。

クラリチンは、アレルギー性鼻炎、じんましん、皮ふ疾患(湿疹・皮ふ炎、皮ふそう痒症)にともなうかゆみに効果があります。

抗ヒスタミン薬にはさまざまな製品がありますが、クラリチンは他の抗ヒスタミン薬と比較すると花粉症の症状をおさえる効果が穏やかです。

クラリチンは眠気の副作用が出にくい!

クラリチンの主な副作用

クラリチンの主な副作用として、眠気、倦怠感、腹痛、口の渇き、吐き気、嘔吐、発疹、便秘などが報告されています。

いつもと違う症状があらわれたときは医師に相談してください。

また、重大な副作用にてんかんがあり、てんかん既往歴のある患者で発作があらわれたとの報告があるので、てんかんと診断されたことがある方は必ず医師に伝えましょう。

クラリチンは眠気が出にくい

クラリチンの最大の特徴は、他の抗ヒスタミン薬に比べて眠気の副作用が出にくいことです。

抗ヒスタミン薬の成分が脳へ移行し脳内のヒスタミンの働きをブロックすることで、眠気・めまい・脱力・倦怠感・集中力の低下などの症状を引き起こします。

抗ヒスタミン薬は集中力に影響を受けるため、車の運転・機械の操作に制限がありますが、クラリチンの成分ロラタジンは空軍や民間航空会社のパイロットが使用しても航空機操作能力に影響がなかったという実験結果があります。

花粉症の薬を飲んでも運転はしたいという方は、クラリチンやアレグラを処方してもらうと良いでしょう。

なお、抗ヒスタミン薬で車の運転・機械の操作に制限がないものにはクラリチンの他に、アレグラ、デザレックス、ビラノアがあります。(2018年2月現在)

車の運転をする方にもおすすめ

クラリチンはアレグラより強めの抗アレルギー薬が欲しいが、受験勉強や仕事があるので眠くなりにくい・頭がボーッとするのを避けたいという方におすすめです。

また、花粉症などの症状が軽く抗アレルギー薬は初めてという方、抗アレルギー薬を飲みたいが車の運転もしたい方にもおすすめです。

特にクラリチンは、次のような方におすすめです。

・症状は比較的軽い方
・眠気や頭がボーッとするのを避けたい方
・車の運転や機械の操作をする方
・受験勉強や仕事がある方

妊娠中・授乳中でもクラリチンは使用できる?

妊娠中・授乳中であることを医師に伝えた上でクラリチンが処方された場合は心配する必要はありません。

クラリチンは通常の用量であれば妊娠中でも使用可能と考えられており、妊婦にも処方されることがあります。

また、クラリチンの成分は母乳中への移行性が少ないため、授乳中の方にも処方されることがあります。

妊娠中や授乳中の場合は必ず医師に申し出て、医師の指示通りに使用してください。

クラリチン錠・レディタブ・ドライシロップの違い

病院で処方されるクラリチンには、クラリチン錠10mg・クラリチンレディタブ錠10mg・クラリチンドライシロップ1%の3種類があります。

クラリチン錠とクラリチンレディタブは7歳以上から使用可能で、3歳以上7歳未満の子どもはドライシロップが使用できます。

クラリチン錠とクラリチンレディタブの違いは使い心地であり、水なしで飲みたい場合はレディタブを選択しましょう。

製品名 特徴
クラリチン錠10mg 通常の錠剤タイプの薬。
クラリチンレディタブ錠10mg 口の中で溶ける錠剤。水なしでも飲むことができる。
クラリチンドライシロップ1% 水に溶かして飲む粉薬。3歳から使用可能で主に子どもに処方される。

クラリチンはジェネリックの方が安い

クラリチンのジェネリック医薬品は「ロラタジン」として、現在多くの製薬メーカーから販売されています。

ジェネリック医薬品は、クラリチンの成分である「ロタラジン」が同じ量配合されており、効果も同じです。

クラリチンとジェネリックの薬価

ジェネリック医薬品は、新薬に比べると開発費用が少なく済むため、有効成分は同じでありながら比較的安価で購入できます。

ジェネリック医薬品の薬価は、メーカーによって異なることがあります。

ジェネリック医薬品を希望する場合は、医師や薬剤師にジェネリック医薬品を希望する旨を伝えましょう。

先発医薬品 ジェネリック医薬品
クラリチン錠10mg 77.6円/錠 ロラタジン錠10mg 32.7円~40.2円/錠
クラリチンレディタブ錠10mg 77.6円/錠 ロラタジンOD錠10mg 20.9円~40.2円/錠
クラリチンドライシロップ1% 164.9円/g ロタラジンドライシロップ1% 71.6円/g

クラリチンには市販薬もある

クラリチンと同じ成分であるロタラジンを同じ量配合した市販薬も販売されています。

市販されているのは、錠剤タイプの「クラリチンEX」とレディタブと同じ水なしでも使用できる「クラリチンEX OD錠」です。

市販薬は病院で薬を処方してもらう時間のないときに便利です。

ただし、価格は処方薬より市販薬の方が高くなります。

クラリチンの飲み方

クラリチンは1日1回の使用で効果を発揮する薬であり、通常1回1錠を食後に使用します。

年齢や薬の種類により飲む量は異なります。

詳しい飲み方や注意点は、お薬辞典をごらんください。

クラリチンを飲みはじめるタイミング

クラリチンは花粉症の原因物質であるヒスタミンが放出されることを防ぐ働きに優れています。

ヒスタミンが放出される前から使用することで、より効果的に花粉の症状をおさえることにつながります。

花粉症シーズンの1週間ほど前、もしくは花粉症シーズンに鼻がムズムズしはじめたら早めに使用を開始しましょう。

おわりに

眠気のでにくさから花粉症の薬の中でも人気のあるクラリチンは、ジェネリック医薬品や市販薬とさまざまな形で販売されています。

症状は軽いが毎年花粉症で困っていて、眠くなりにくい、集中力を低下させにくい花粉症薬を探してい方はクラリチンを試してみるのも良いでしょう。