ザイザルシロップとは?

ザイザルシロップ(成分:レボセチリジン塩酸塩)は、アレルギー反応を抑える抗ヒスタミン薬です。2010年に認可された比較的新しい薬で、花粉症などのアレルギー性鼻炎によく処方されます。

アレルギー症状に対する効果は比較的強いものの、抗ヒスタミン薬ででやすい眠気や口の渇きが抑えられている特徴があります。

甘くて飲みやすい

ザイザルシロップは甘みがあり、特にいやなにおいもなく飲みやすいシロップです。

シロップ剤は、原液をスポイトで口に含ませて使用することが多くあります。原液が甘すぎて飲みづらい場合は、水などに混ぜて飲むことも可能です。

6か月以上の赤ちゃんでも服用できる

ザイザルシロップは6か月以上の乳児でも使用が可能です。ただし、乳児に薬を使用する場合は、医師の指示のもと使用方法を守って使用してください。

家に家族の薬があるからといって、自己判断で赤ちゃんに使用することはやめましょう。

また、シロップ剤は錠剤が苦手な子どもや嚥下障害などのみ下しが困難な方にもおすすめの形状です。ザイザルの錠剤を処方され、シロップ剤を希望する場合は、医師に相談しましょう。

ザイザルシロップの効果

ザイザルシロップは、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、湿疹や皮膚炎などの皮膚症状に伴うかゆみなどに使用されます。

効能又は効果/用法及び用量

〔成人〕
アレルギー性鼻炎
蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症

〔小児〕
アレルギー性鼻炎
蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒

ザイザルシロップ0.05% 添付文書

咳に効く?

ザイザルはアレルギーが原因となって起こる咳にも処方されることがあります。とくに咳喘息は、気道のアレルギー反応により気道が狭まって咳が起こることが特徴です。

アレルギー反応を抑えることで、気道を広げ咳を和らげることにつながります。

特にザイザルは就寝前に使用する薬であり、アレルギーが原因となって起こる朝方や起き抜けの咳に効果が期待できます。

ただし、咳には原因がさまざまあるので、まずは医師の診察を受けることをおすすめします。

ザイザルシロップの用法用量

ザイザルシロップは年齢や症状の程度によって用法用量が異なります。

15歳以上の大人の場合

通常は1回10mlを1日1回就寝前に使用します。年齢や症状によって医師の処方も異なりますが、最大20ml使用することもあります。

15歳未満の子どもの場合

年齢によって1回の使用量と使用回数が異なります。1日2回服用する場合は朝食後と就寝前に使用してください。

錠剤などと違って用量を自分で測る必要があるため、しっかりと確認して使用しましょう。

年齢 1回の使用量 使用回数
6か月〜1歳未満 2.5ml 1日1回
1歳以上〜7歳未満 2.5ml 1日2回
7歳以上〜15歳未満 5ml 1日2回

ザイザルシロップの副作用

ザイザルシロップは、抗ヒスタミン薬の中でも比較的眠気や口の渇きがでにくいように開発された薬です。

効果の強さに比べると比較的副作用はでにくい薬といえますが、全くないわけではありません。製薬会社が行った国内の試験では、大人を対象にした試験では3.6%、子どもを対象にした場合は4.2%の方に副作用が確認されました。

主な副作用は眠気、倦怠感、口の渇き、吐き気などです。

副作用の眠気はでにくいけど注意!

ただし、ザイザルシロップの添付文書には薬の服用中の眠気に対して注意が記載されています。

薬を服用している間は、眠気が出る可能性があるため、自動車や危険な機械の運転などを行わないでください。

​おわりに

ザイザルシロップは効果に対して副作用も比較的少なく、とても使いやすい薬です。また、大人であれば1日1回の服用で済むことも嬉しいポイントです。

シロップ剤は錠剤と異なり、使用量で自分で調整する必要があるため、医師から指示された用法用量を正しく守って使用してください。