うがい薬というとポピドンヨードを主成分としたイソジンを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

病院でよく処方されるうがい薬は、イソジンの他にアズノールがあります。

アズノールうがい液は、アズレンスルホン酸ナトリウム水和物を主成分とした濃い青色のうがい薬です。穏やかな作用で副作用の心配もほとんどないのが特徴で、市販薬も販売されています。

この記事では、アズノールうがい液の効果・使い方などの特徴から市販薬の紹介、イソジンうがい薬との違いを解説します。

アズノールうがい液の効果・効能

口やのどの粘膜の炎症に直接効いて、炎症をおさえる作用と口の中の傷の治癒を早める作用があります。

のどの炎症による腫れや痛み・扁桃炎・口内炎・急性歯肉炎・舌炎・口の中の傷の治療に用いられます。

アズノールとイソジンの違い

同じうがい薬でも、アズノールとイソジンでは用途が異なります。

端的にいうと、アズノールは炎症をおさえる薬、イソジンは消毒薬という違いがあります。

  作用 効果・効能
アズノール 消炎作用・創傷治癒促進作用 口内炎・のどの痛み・口内の傷の治癒
イソジン 殺菌・消毒作用 ウイルスや細菌からの感染予防と消毒

すでにできてしまった口内炎などの口の中の炎症や傷、のどの痛みを治したい場合はアズノール、風邪やインフルエンザなどのウイルスや細菌の感染の予防や消毒をしたい場合はイソジンを使用しましょう。

アズノールうがい液の使い方

アズノールうがい液4%は、1回4~6mg (1回押し切り分、または5~7滴)を、約100mLの水またはぬるま湯に溶かし、1日数回うがいします。なお、年齢や症状によって適宜増減します。

うがい液を口に含み、ほほをふくらませて左右前後に行き渡らせてうがいをしましょう。

抜歯後など口の中の傷を治すために使用する場合は、血が固まっていない状態での激しいうがいは避けてください。血が出ている状態でうがいをすると、かさぶたの形成を阻害してしまうため、血が止まってからうがいをしましょう。

妊娠中・授乳中や子どもへの使用

妊娠中・授乳中の使用に特別な注意喚起はされていませんが、使用する前に担当の医師や薬剤師に妊娠中または授乳中であることを伝え確認をとってください。

子どもに使用する場合は、保護者の指導・監督のもとで使用してください。

アズノールうがい液の副作用

発生頻度はまれですが、主な副作用として、口の中の荒れ、口の中・のどの刺激感などが報告されています。

アズノールは効果が穏やかで副作用が起こることは少ないとされていますが、副作用と感じられる症状がでた場合は、担当の医師または薬剤師に相談しましょう。

アズノールうがい液の市販薬3選

処方薬であるアズノールうがい液4%と同じ有効成分のアズレンスルホン酸ナトリウム水和物が使われている市販のうがい薬はいくつか販売されています。

処方薬と市販薬、市販薬の中でも原液の有効成分の濃度が異なるため、用法用量も異なります。それぞれの用法・用量をきちんと確認してから使用しましょう。

浅田飴AZうがい薬

たっぷり250回分使用することができます。

用法・用量:1回につき、10〜13滴(約0.4mL)を水またはぬるま湯約100mLにうすめて、数回うがいしてください。これを1日数回行います。

パープルショットうがい薬F 50ML(第3類医薬品)

1回分の必要量がワンプッシュで出せ、計量カップがついているので簡単に1回分を計量することができます。100回分です。

用法・用量:1回につき、約0.5mlを水またはぬるま湯約100mlに薄めて数回うがいをしてください。これを一日数回行います。

パブロンうがい薬AZ

ハッカ油やレモン油を使用しており、すっきりさわやかな使用感です。75回分です。

用法・用量:1回につき、約10滴(約0.4mL)を、水またはぬるま湯約100mLに薄めて、数回うがいをしてください。これを1日数回行います。

おわりに

同じアズレンスルホン酸ナトリウム水和物を主成分としたうがい薬でも、商品によって用法・用量が異なるため、使用時にはきちんと確認しましょう。

基本的な効果・効能や、口の中の傷で出血している場合の激しいうがいを避けるなどの注意事項はどの商品でも変わりはありません。

口の中の炎症や傷を治したい場合は、アズノールのうがい薬を活用しましょう。