花粉症の薬は花粉飛散シーズンの間は継続して使用することが基本になるので、毎日のこととなると薬の値段も大きな問題です。

薬の種類には病院で処方される処方薬、ジェネリック医薬品、市販薬とさまざまあり最も優れているものはどれか一概にはいえませんが、薬の価格でいうと処方薬がコストパフォーマンスに優れているといえます。

この記事では、ジルテックの処方薬・ジェネリック・市販薬の価格を徹底比較します。

ジルテックの効果や副作用について、詳しくは関連記事をごらんください。

ジルテックの処方薬と市販薬を比較!

ジルテックと同じ成分を使用した市販薬は、「コンタック鼻炎Z」と「ストナリニZ」の2つです。

コンタック鼻炎ZとストナリニZは第2類医薬品に分類され、ドラッグストアや薬局だけでなくamazonなどのインターネットでも購入が可能です。

コンタック鼻炎ZとストナリニZは、ジルテック錠10(以下ジルテック)と含まれる成分や配合量が同じ薬で、薬の効き目や副作用もほとんど同じであるといえます。

コンタック鼻炎Z 10錠(第2類医薬品)

処方薬と市販薬は価格が異なる

ジルテックの処方薬とジルテックと同じ成分を配合した市販薬では、価格が大きく異なります。

ジルテックと市販薬を14日分服用した場合の価格は次のようになります。

  薬価 1日分 14日分
ジルテック錠10 92.2円/1錠 92.2円 1,290円
コンタック鼻炎Z 1,600円/10錠
1,886円/14錠
134.7円 1,886円
ストナリニZ 1,619円/10錠
1,886円/14錠
134.7円 1,886円

※市販薬はメーカー希望小売価格(税抜)で算出しています。
※薬の価格は2017年2月現在のものです。

処方薬は保険適用になるので、自己負担額は3割が基本です。

ただし、処方薬には薬価の他にも診察料や調剤料として約1,200円ほどを目安に加算されます。

上記を加味して処方薬であるジルテックの14日分の価格を計算してみます。

◼︎1,290円(14日分のジルテック錠10の薬価)×0.3(自己負担3割の場合)+1,200円(自己負担3割の診察代など)=1,587円
※小数点切り捨て

あくまで目安の計算ですが、市販薬に比べると処方薬のほうが若干安いといえます。病院に行く手間を考えると、数百円の差額をお得と感じるかどうかは個人差があるのではないでしょうか。

診察代などは病院によって変動し、さらに医療費負担に関しても年齢によって変わる場合があるため、あくまでも目安として考えてください。

長期服用は処方薬が安い!

14日分で計算すると、処方薬と市販薬の差額はわずか数百円です。

しかし、花粉症の薬は花粉のシーズンを通して使用するため、3か月以上の長期にわたり使用を続けることになります。

長期で使用した場合の市販薬と処方薬を比較してみましょう。

◼︎処方薬(ジルテック錠10)
92円(1日分の薬価)×90日分×0.3(自己負担3割の場合)+1,200円(診察代など)=3,684円

◼︎市販薬(コンタック鼻炎Z、ストナリニZ)
134円(1日分の薬価)×90日=12,060円
※小数点切り捨て

 

90日分(約3か月)で計算すると、その差額は8,376円です。

ジルテックを長期間使用する場合は、処方薬のほうが安価であるといえます。

ジルテックとジェネリック医薬品の価格を比較!

市販薬と処方薬では、長期で使用する場合は処方薬の方がはるかに安価であることがわかりました。

さらに処方薬の中でも、特にコストパフォーマンスに優れているのがジェネリック医薬品です。

ジェネリック医薬品は新薬に比べると開発費用が少なくて済むため、成分や効果は同じでありながら比較的安価で購入できる薬です。

ジルテックのジェネリック医薬品は「セチリジン塩酸塩」として、現在多くの製薬メーカーから販売されています。成分や配合量は同じですが、販売された年代などによってジェネリック医薬品の価格もメーカーにより異なります。

  薬価 14日分
ジルテック錠10 92.2円 1,290.8円
ジルテックジェネリック 22.1円〜52.3円 309.4円〜732.2円

14日分で計算しただけでも、ジルテックよりジェネリック医薬品の方が約558.6円〜981.4円も安価になっています。

ジルテックと同じ薬を最も安く手に入れるためには、病院でジルテックのジェネリック医薬品を処方してもらうことが一番だといえるでしょう。

ジェネリック医薬品を購入するには

ジェネリック医薬品を希望する場合は、診察時に医師にジェネリック医薬品を希望する旨を伝えましょう。また、処方箋にジェネリック医薬品への変更不可の記載がない限り、保険薬局にて薬剤師と相談してジェネリック医薬品を選択することも可能です。

なおジルテックのように価格帯が複数あるジェネリック薬での​特定の価格帯を希望する場合は、事前に薬を購入する薬局に問い合わせることをお勧めします。薬局によっては薬の取り寄せに時間がかかる場合もあるので、手持ちの薬がなくなる前に相談しましょう。

おわりに

花粉症の場合、長期間薬を飲み続けなくてはいけないため、価格も重要なポイントとなります。いちばん価格がおさえられるのは、処方薬のジェネリックのため、時間が取れる方は病院に行くことをおすすめします。

市販薬を使用する場合は、医療費控除制度を利用しましょう。

今回取り上げたコンタック鼻炎ZとストナリニZは「セルフメディケーション税制」対象商品です。

セルフメディケーション税制は、2017年1月1日から導入された医療費控除制度で、セルフメディケーション税制対象商品については、一年間で12,000円(扶養家族分の合算)を超えて購入し、一定の条件を満たしている場合に医療費控除が適用されます。購入時のレシートは保管しておきましょう。

セルフメディケーション税制について、詳しくは関連記事をごらんください。