近年、子どもの花粉症が増加しています。

花粉症は一度花粉が飛散するシーズンを経験すると、2シーズン目で発症する可能性があります。そのため、2歳前後で花粉へのアレルギー反応がみられたり、3歳を過ぎると花粉症の発症も珍しいことではなくなります。

子どもの花粉症の症状を緩和するために花粉症の薬は役立ちますが、小さな子どもが使用できる薬は多くはありません。

その中でも、ジルテックドライシロップは2歳以上から服用可能な花粉症の薬です。

この記事では、ジルテックドライシロップについて解説します。

ジルテック錠について、詳しくは関連記事をごらんください。

子どもでも飲めるジルテックドライシロップとは?

ジルテックは花粉症などのアレルギー症状を緩和させる第2世代抗ヒスタミン薬です。花粉症の症状や、湿疹、皮膚炎にも効果を発揮します。

ジルテックは病院で処方される花粉症の薬の中でも比較的効果が強めの分類になります。花粉症にはよく処方される薬で、効果が強い反面、副作用の眠気もややでやすくなっています。

ジルテックは、ジルテック錠とジルテックドライシロップの二種類があります。

ドライシロップとは粉薬の一種で、水に溶かして液体にして飲むことも、そのまま粉薬として飲むことも可能です。通常は糖類などで甘みがつけられているため、錠剤が苦手な子どもにも飲みやすいのが特徴です。

成分や効き目は同じであるため、対象年齢や服用のしやすさによって患者に合わせて処方されます。

ジルテック錠は7歳以上から、ジルテックドライシロップは2歳以上からの処方です。

ジルテックドライシロップの用法用量

通常、15歳未満の子どもは1日2回朝食後と就寝前に使用します。

2歳以上7歳未満と、7歳以上15歳未満では1回に使用する量が異なります。必ず医師から処方される用法・用量を守って使用してください。

なお、大人の場合は1日1回就寝前の使用など、子どもとは服用量やタイミングが異なるためご注意ください。

なお、年齢や症状に応じて、用量は調整されます。

2歳以上7歳未満 1回0.2gを1日2回、朝食後及び就寝前に使用
7歳以上15歳未満 1回0.4gを1日2回、朝食後および就寝前に使用
15歳以上 1回0.8gを1日1回、就寝前に使用

ジルテックドライシロップの飲ませ方

ジルテックドライシロップの特徴のひとつは、子どもにも飲みやすいイチゴ風味ということです。

ドライシロップは苦いものが多いため、ジュース、アイクスリーム、服薬補助ゼリーなどと合わせて飲ませることもありますが、製薬会社の公式情報では、ジルテックドライシロップは水以外で飲むことを推奨していません。

粉末のまま飲むことは避け、必ず水に溶かしてから飲ませてあげましょう。

1gあたり10mlの水に溶かすのが最適です。

子どもが苦手な薬を飲みやすくさせる方法については、関連記事もごらんください。

ジルテックドライシロップの小児への副作用

小児のジルテックドライシロップの副作用として、成人と同じく眠気を引き起こす可能性があると報告されています。

薬を使用中は、副作用の眠気が生活の中で危険に及ばないように気をつけてあげることが大切です。

また、頻度はまれですが重篤な副作用として、アナフィラキシー症状、痙攣(けいれん)、黄疸(おうだん)などもあげられます。

ジルテックドライシロップを使用して体調の変化などがみられた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

おわりに:子どもが使える花粉症の市販薬について

子どもの花粉症の対策としては、まずは医療機関を受診して適切な薬を処方してもらうことが一番です。

市販の花粉症薬を使用する場合は、あくまで夜間や休日など病院にすぐに行けないときの応急処置として使用しましょう。

ただし、市販の花粉症の薬には子どもには適さないものも多くあるので、必ず使用前に対象年齢を確認してください。

子どもの花粉症に使える薬については関連記事をごらんください。