アズレンとは?

アズレンはキク科の植物であるカミツレに含まれる有効成分で、青紫色をしています。

アズレンは、胃腸薬をはじめとして目薬・うがい薬など多くの薬に配合されている成分です。

アズレンを医薬品として製造する際は、本来水に溶けにくいアズレンを水に溶けやすくした化合物であるアズレンスルホン酸ナトリウムが使用されます。

アズレンの効果

アズレンには、炎症を抑える作用と潰瘍をおさえる作用があります。

また傷の治りを促進する作用(創部治癒促進作用)もあるため、口内炎にもアズレンが使用されます。

薬の種類 効果
うがい薬・口腔咽喉薬・口内炎用薬 喉頭炎、扁桃炎、口内炎、急性歯肉炎、舌炎、口腔創傷など
外用薬(軟膏) 湿疹、熱傷などによるびらん・潰瘍など
眼科用薬(目薬) 急性・慢性結膜炎、アレルギー性結膜炎など
内服薬(胃腸薬) 胃潰瘍、胃炎など

アズレンの副作用

アズレンの主な副作用には、次のようなものがあります。

薬の種類 副作用
うがい薬・口腔咽喉薬・口内炎用薬 刺激感、口の中のあれなど
外用薬(軟膏) 皮膚刺激など
眼科用薬(目薬) 眼瞼の腫脹、発赤、そう痒感など
内服薬(胃腸薬) 下痢、便秘、膨満感、腹痛、吐き気・嘔吐など

アズレンは効果が穏やかで安全性の高い薬であり、重大な副作用はほとんど起こりません。

アズレンの市販薬:のどスプレーとうがい薬

アズレンは幅広い薬に使用されていますが、とくに市販薬ではのどスプレーや、うがい薬として用いられます。

のどスプレー

のどや口内炎に直接噴射して使用するスプレータイプのアズレンは、高濃度で患部に届くので、薄めて使ううがい薬タイプに比べて炎症を抑える高い効果が期待できます。メントール配合で、清涼感のある使い心地です。

下記で紹介するのどスプレーは、有効成分であるアズレンスルホン酸ナトリウムの配合量が全て1mL中0.2mgであり、効果に大きな差はありません。

ストナのどスプレーには殺菌剤が配合されているため、ばい菌感染の治療におすすめです。

ストナのどスプレー

浅田飴AZのどスプレーS

うがい薬

水などに薄めて使用するうがい薬タイプで、のどの炎症を抑えるほかに口の中の洗浄効果もあります。直接噴射するスプレータイプが苦手な方におすすめですが、口内炎への効果はあまり期待できません。

下記で紹介するうがい薬は、薄めて使うと1回の使用量での有効成分配合量が2mgになるため効果に差はありません。

パブロンうがい薬AZ

妊娠中・授乳中に使用できる?

のどスプレーやうがい薬の中には妊娠中や授乳中に使用できないものもありますが、アズレンのどスプレー・うがい薬は、妊娠中・授乳中に使用することができます。

添付文書をよく読み、用法・用量をしっかり守って使用してください。

おわりに

アズレンスルホン酸ナトリウムを使用した医薬品で「アズノール」という有名な処方薬もあります。市販薬より少し濃度が高くなっており効果も市販薬より期待できます。もし病院での処方を希望する際には医師に申し出てみるのも良いでしょう。