いぼ痔にヘモリンド舌下錠!医療用の薬と同成分の市販薬が発売!

いぼ痔を緩和する市販薬のヘモリンド舌下錠について現役薬剤師がわかりやすく解説!2017年10月に新発売された痔の薬とは?概要から効果や特徴、副作用にいたるまで徹底解説いたします。

いぼ痔の治療薬:ヘモリンド舌下錠

ヘモリンド舌下錠は、舌の下で溶かして服用する、舌下錠タイプのいぼ痔専用薬です。有効成分が根元から効き、痛み・出血・かゆみなどの痔の諸症状を改善し、繰り返すいぼ痔に優れた効果を発揮します。

医療用と同成分の市販薬

ヘモリンド舌下錠は、痔核の症状の緩解に用いられる医療用医薬品の「ヘモリンガル舌下錠0.18mg」と同成分の「静脈血管叢エキス」を有効成分として配合しています。

「ヘモリンガル舌下錠0.18mg」は1972年の発売であり、長期の使用実績がある成分です。

効果と作用のしくみ

ヘモリンド舌下錠の効能・効果は、内痔核、外痔核の症状の緩解です。

有効成分の静脈血管叢エキスには5つの作用があり、いぼ痔の改善にはうってつけの効果が期待できます。

・血液循環の改善

静脈血管叢エキスの主な作用です。吸収性の高い舌の下から吸収された成分は、血流に乗って体内をめぐり、患部に届いた有効成分が血流の機能を調節・改善し、うっ血状態を回復させます。

・抗浮腫

いぼ痔の腫れをおさえます。

・繊維素溶解

うっ血箇所の血を溶かし、いぼをやわらかくします。

・組織修復

傷ついた組織を修復し、出血をおさえます。

・抗炎症

かゆみ・痛み・腫れなどの症状をおさえます。

ヘモリンド舌下錠の特長

内側から効く

最大の特長は「内側から効く」点にあります。

市販のいぼ痔治療薬では坐剤や軟膏あるいは注入軟膏が主流となりますが、炎症をおさえたり痛みを緩和したりといった作用が主で、いぼの原因となる血流への作用はあまり期待できません。

その点ヘモリンド舌下錠はいぼに対して内側・原因からアプローチするので、治療という観点からは有利だと考えられます。

いぼ痔を根元から改善

有効成分が内側に届き、いぼ痔の原因となるいぼの内部の根を小さくし、うっ血状態を回復させる効果があります。

服用のしやすさ

服用のしやすさも大きな特長の一つです。

水なしで服用できるので、下着や手を汚さずに、また場所を選ばずに手軽に服用できます。

ヘモリンド舌下錠の使い方

ヘモリンド舌下錠の用法・用量

ヘモリンド舌下錠は、症状に応じて次の量を空腹時に舌下間で服用します。

症状の名称 1回量 服用回数
急性症 2錠 1日4回
一般症状 1錠 1日3回
慢性症 1日目 2錠 1日4回
2日目 2錠 1日3回
3日目以降 1〜2錠 1日3回

慢性症の方は、3日目以降は状態を見ながら1回1錠に減量してください。

服用のタイミングは、1日3回の場合は毎食前、1日4回の場合は毎食前と就寝前を目安とします。

また、症状がどれに該当するかは以下を参考にしてください。

症状の名称 具体的な症状
急性症 激しい痛み、出血・腫れ・かゆみ・違和感などをともなう症状
一般症状

急性症の激しい痛みが緩和した後の排便時の痛み、出血・腫れ・かゆみ・違和感などをともなう症状

慢性症

長期にわたる排便時の痛み、出血・腫れ・かゆみ・違和感などをともなう症状

直接飲み込まないこと!

舌下錠は、文字通り「舌の下」に入れて、5~10分程度かけて溶かす形での服用となります。味は無味で、場所や状況を選ばずに水なしで服用できます。

ただし、そのまま飲んでしまうと効果は出ません。噛み砕いたり、飲み込んだりしないようにしましょう。

ヘモリンド舌下錠は舌の下から吸収させることで肝臓での代謝を回避し、有効成分が分解されてしまうことを防いでいます。

直接飲み込むと代謝され、薬効が失われてしまうのでご注意ください。

ヘモリンド舌下錠の効果発現と服用期間

効果が出るのはいつ?

医療用医薬品の「ヘモリンガル舌下錠0.18mg」では、服用後2週間で約8割の方にいぼ内部の縮小や消失、出血などの症状の改善がみられました。

いぼ痔の症状の特徴としては排便時の違和感などがありますが、違和感などが緩和したと感じられたらヘモリンド舌下錠の効果が出ていると考えられます。

症状や体質によってヘモリンド舌下錠の効果を感じる時期は異なりますが、まずは1週間ほど服用し、効果を確認しましょう。

服用期間の目安は1ヶ月

効果を感じる場合は1ヶ月以上服用を続けることができますが、1ヶ月を目安に一度服用を中止し、経過をみましょう。
症状と体調を確認し、症状があるときのみヘモリンド舌下錠を服用してください。

1ヶ月程度服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、ヘモリンド舌下錠の説明書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。

ヘモリンド舌下錠の使用上の注意

15歳未満の小児は服用禁止

ヘモリンド舌下錠は、15歳未満の小児は服用できません。小児の手の届かない場所に保管するようにしてください。

また、以下に該当する方は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。

・医師の治療を受けている人
・妊婦または妊娠していると思われる人
・薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人

市販の痔の外用薬と併用はできる?

ヘモリンド舌下錠は、注意のある外用薬の報告がなく、オシリア軟膏などの外用薬と併用することができると考えられます。

オシリア軟膏は外から、ヘモリンド舌下錠は中から痔に効く薬です。

医師の治療を受けている場合は、念のため医師薬剤師に確認するようにしましょう。

他の内服薬と併用はできる?

2018年11月時点で、ヘモリンド舌下錠の有効成分「静脈血管叢エキス」には、特に飲み合に、注意のある成分は報告されていません。

しかし、他の内服薬を飲んでいる場合は、念のため服用前に医師または薬剤師に相談してください。

ヘモリンド舌下錠の副作用

ヘモリンド舌下錠の添付文書(説明書)には、以下のような副作用の記載があります。

服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、製品の添付文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること

関係部位 症状
皮ふ 発疹・発赤、かゆみ
消化器 食欲不振、吐き気・嘔吐、口内炎様の症状、腹部膨満感

服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、製品の添付文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること

軟便、下痢

(出典:「ヘモリンド舌下錠」添付文書より)

医療用の「ヘモリンガル舌下錠0.18mg」の添付文書では、これらの副作用の発生頻度は1%未満と低頻度であり、かつ症状からしても重大な副作用ではないことがうかがわれます。

何かしらの症状が現れた場合には使用を中止し、大事にいたる可能性は低いと考えられますが、気になる場合には医療機関を受診しましょう。

おわりに

ヘモリンド舌下錠は、他のいぼ痔の外用薬とは異なり、いぼ痔を根元から改善する優れた効果が期待できる医薬品です。また、水なしで服用できるため利便性も高く、手軽に服用することができます。

決められた用法・用量を守り、まずは1週間様子を見ながら服用し、いぼ痔の症状を改善していきましょう。

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