あせもに市販薬は使える?

あせもは正式名を汗疹といい、何らかの原因により汗が汗を分泌する腺(汗腺)に詰まり、皮膚の中で炎症を起こすことで発生します。

発汗量の多い赤ちゃんだけでなく、大人でもあせもはできることがあり、汗が蒸発しにくく皮膚と皮膚がこすれる場所にできやすくなっています。

あせもができないようにするには汗をこまめに拭き取ることや通気性をよくすることが大切です。

あせもは自然治癒しますが、掻きむしって「ただれ」や「とびひ」にならにように、かゆみと雑菌の繁殖をおさえる必要があります。

あせもに効果のある市販薬を使用することも、治りを早めるための手段のひとつです。

病院を受診した方が良い場合は?

通常、あせもは自然治癒や市販薬で対応することができます。

ただし、次のような場合はあせもではなく別の病気である危険性もあるため、病院を受診してください。

・あせもが広範囲で症状が続いている場合
・激しいかゆみをともなう場合

タクトホワイトLは特にあせもに効果的な薬

タクトホワイトLは、非ステロイド成分のあせも・かゆみ・虫さされ・蕁麻疹・湿疹・皮膚炎・かぶれ・しもやけ・ただれに効果がある塗り薬です。

タクトホワイトLの成分の特徴

タクトホワイトLは、かゆみを鎮める成分や炎症をおさえる成分をバランス良く配合した薬です。

あせもに効果的な成分である酸化亜鉛が配合されているのが大きな特徴のひとつです。

酸化亜鉛は汗を吸着して患部を保護し炎症をやわらげる作用や、肌を引き締める収れん作用があります。

成分 作用
酸化亜鉛 12.5% 収れん作用と分泌物吸着作用で患部を乾燥させて悪化を防ぐ
ジフェンヒドラミン 1.0% 抗ヒスタミン作用によりかゆみ・かぶれをおさえる
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 0.5% 血管収縮作用によりかゆみ・かぶれをおさえる
リドカイン 0.5% 局所麻酔作用によりかゆみをおさえる
グリチルリチン酸二カリウム 0.5% 抗炎症作用によりあせもや蕁麻疹を鎮める
イソプロピルメチルフェノール 0.1% 殺菌作用により症状の悪化を防ぐ

タクトホワイトLの形状の特徴

タクトホワイトLは、ドロっとしたリニメント剤という種類の薬です。

リニメント剤は、水分と粉が混ざった泥状の外用薬で、軟膏・クリーム・ジェルが多い最近では、あまり見られないタイプの薬です。

よく混ぜ合わせてから擦るように塗り込むため「擦剤(さつざい)」とも呼ばれています。

薬液が乾くと白く粉っぽく残りますが、これは有効成分のひとつである酸化亜鉛です。

粉状の成分である酸化亜鉛が汗を吸着することで肌を乾燥させ、細菌の繁殖を防ぎ肌を守ります。

タクトホワイトL

局所麻酔成分の「リドカイン」を配合している点が特徴です。リドカインは作用が強めで速効性があり、かゆみをすばやく感じにくくさせます。
また、血管収縮作用によってかゆみを緩和する「dl-メチルエフェドリン塩酸塩」も配合されており、かゆみに対しての成分が他よりも充実しています。
特にかゆみが気になる方に向いています。
ただし、スーッとする成分が入っており、子どもによっては嫌がる子もいます。
自分の意思や症状をうまく伝えられる年齢の、2〜3歳くらいからを目安に使用されるのが良いでしょう。

タクトホワイトLの使用上の注意点

タクトホワイトLは、かゆみをともなう赤いブツブツ程度のあせもには有効ですが、湿潤やただれがひどい場合は不向きです。

そのような場合は皮膚科を受診して、医師による適切な治療を受けてください。

副作用があわられた場合は?

強い副作用の報告はありませんが、皮膚に発疹・発赤、かゆみ、腫れといった症状が現れることがあります。

その場合は、薬の使用を中止して医師・薬剤師・登録販売者に相談してください。

おわりに

あせもは、できる限り汗を拭き取るようにし肌を清潔に保つことが最大の予防法です。

服や下着も汗で濡れたら着替えるようにすることをおすすめします。

かゆみを感じたら「タクトホワイトL」をはじめとした治療薬を使用しましょう。

ただし、治療薬を使っても症状が改善しなかったり、ひどく悪化するような場合は使用を中止して、皮膚科医の診断を受け、適切な治療を受けるようにしてください。