タケプロンの市販薬はある?胃酸の分泌をおさえる市販薬について解説!

タケプロンに似た市販薬は販売されているのか、薬局で買えるのかどうかを薬剤師監修のもとわかりやすく解説します。タケプロンの成分や効果効能・副作用・ジェネリックも掲載。市販薬の逆流性食道炎・胃潰瘍への効果や通販の利用に関する注意点も詳しく紹介します。

薬局でタケプロンの市販薬は買える?

現在、タケプロンと同じ成分を使用した市販薬は販売されていません。

タケプロンは胃酸の分泌をおさえる効果が強い薬で、購入するには医師の処方箋が必要です。

タケプロンを使用したい場合は、病院を受診してください。

※2018年3月現在の情報

タケプロンはどんな薬?

タケプロンは主成分を「ランソプラゾール」とした、胃酸の分泌をおさえる働きのあるプロトンポンプ阻害薬(PPI)のひとつです。

タケプロンの飲み薬には、タケプロンOD錠とタケプロンカプセルの2種類があります。

OD錠とは口の中で溶ける錠剤で、水なしで飲むことができる薬です。

OD錠もカプセルも成分の配合量が異なる15mgと30mgの薬があり、効果も異なります。

タケプロンが効果を発揮する症状

タケプロンは、胃酸を分泌するプロトンポンプを抑制して胃酸の分泌を抑えます。

胃炎・胃潰瘍・逆流性食道炎など胃腸障害全般の治療に使われるほか、胃痛や胸やけも和らげる薬として幅広く使用されています。

タケプロンの主な副作用

タケプロンの主な副作用として、発疹、かゆみ、便秘、下痢、口渇、腹部膨満感、頭痛、眠気、発熱などが報告されています

ヘリコバクター・ピロリ除菌を目的として使用した場合は、軟便、下痢、味覚異常、腹部膨満感、貧血、発疹、かゆみなどが主な副作用として報告されています。

タケプロンは効果が強い割に、副作用の少ない薬といえます。

H2ブロッカーはタケプロンと同じく胃酸の分泌をおさえる

タケプロンは、プロトンポンプ阻害薬(PPI)という種類の薬です。

タケプロンと同じく胃酸の分泌をおさえる薬の種類に、H2ブロッカーがあります。

この2つの違いを解説していきます。

タケプロンはプロトンポンプ阻害薬

プロトンポンプとは胃粘膜の壁細胞にある胃酸を分泌する部分のことをいいます。

酵素で活性化されたアセチルコリン・ヒスタミン・ガストリンといったホルモン信号がプロトンポンプに伝わることで、胃酸は分泌されます。

タケプロンをはじめとするプロトンポンプ阻害薬は、プロトンポンプの働きをおさえることで胃酸の分泌を抑制する仕組みとなっています。

タケプロンは胃が活性化されると効果を発揮するため、薬の効果が出るまでに時間がかかります。ただし、薬の成分の血中濃度が低下してからもしばらく胃酸をおさえる効果が持続します。

H2ブロッカーとは?

H2ブロッカーは別名を「ヒスタミンH2受容体拮抗薬」といい、ヒスタミンの信号をブロックするよう働きかける薬です。

H2ブロッカーは、アセチルコリンやガストリンによる胃酸分泌までは抑制できないため、胃酸をおさえる強さはプトロンポンプ阻害薬の方が強力です。

H2ブロッカーはプロトンポンプ阻害薬と異なり活性化の必要がないため、すぐに効果が現れます。しかし、血中濃度が低下するにつれ効果も薄くなるため持続性はありません。

プロトンポンプ阻害薬とH2ブロッカーの違い

プロトンポンプ阻害薬とH2ブロッカーには、次のような違いがあります。

  プロトンポンプ阻害薬 H2ブロッカー
胃酸抑制効果 強力 タケプロンより弱い
効果の特徴 食事に関して効果大 夜間や空腹時に効果大
持続性や即効性 持続性あり 即効性あり
投与日数制限 あり なし
代謝・排泄の臓器 主に肝臓(腎障害でも使用) 主に腎臓(腎障害では投与量を調節)

タケプロンとH2ブロッカーの併用は原則不可!

タケプロンとH2ブロッカーは、原則として併用しないこととなっています。

働きは異なりますが胃酸の分泌を抑制する働きは同じであり、通常はどちらかを選択するためです。

併用にあたっては保険適用も認められていません。

胃痛や胸やけに効果のあるH2ブロッカーの市販薬

タケプロンより胃酸おさえる働きは弱いといえますが、H2ブロッカーも胃酸をおさえるのに効果を発揮します。

H2ブロッカーの薬は薬局・ドラッグストア・インターネット通販により販売されており、胃痛・もたれ・胸やけ・むかつきに効果があります。

しかし、逆流性食道炎や胃潰瘍への効果はありませんので、これらの症状には使用しないでください。

ガスター10 S錠

H2ブロッカーの代表的な薬で、「ファモチジン」という成分が配合されています。

S錠はOD錠と同じく、口の中で溶けるため水なしで飲むことができます。

ガスター10にはS錠以外にも普通の錠剤タイプや散財タイプもあります。

ファモチジン錠「クニヒロ」

ガスター10と同じ成分である「ファモチジン」が同じ量配合された薬です。

ガスター10のジェネリックで、ガスター10錠よりも価格が安くなっています。

amazonでの最低価格が6錠で381円、12錠で656円となっており、ガスター10と比較すると半額以下で購入することができます。

錠剤タイプのみですが、薬を安く手に入れたい方におすすめです。

※価格は2018年3月現在

 

タケプロンの市販薬はないがジェネリック医薬品はある

タケプロンと同じ成分を配合した市販薬はありません。

しかし、医療機関を受診すればジェネリック医薬品を処方してもらうことはできます。

ジェネリック医薬品とは、先発薬であるタケプロンと同じ有効成分が含まれていながら、低価格で購入できる薬のことです。

タケプロンと同等の効き目や品質、安全性が認められています。

タケプロンOD錠15の場合、1錠あたりの薬価が71円ですが、ジェネリック医薬品にすると1錠あたりの薬価が26.4円~35.6円になります。

同じ成分の量でも値段が35.4円~44.6円ほど安くなります。

薬代をおさえたいと思った場合は、かかりつけの医師や薬剤師に相談してみましょう。

※薬価は2018年4月現在

タケプロンのジェネリックは通販で買える?

タケプロンのジェネリックをうたう薬が、通販サイトなどで売られていることがあります。しかし、購入することは控えてください。

通販サイトなどで見かけるジェネリックは、個人輸入代行業者によって販売されており、医薬品としての安全性が保障されていません。

そのため、思わぬ健康トラブルが起こるおそれがあります。

また、厚生労働省は個人輸入の薬によって起こったトラブルはすべて購入者の責任としています。そのため、トラブルが起こってもサポートを受けることができません。

正しい治療を行うためにも、個人輸入によるタケプロンの購入は避けましょう。

おわりに

タケプロンは強い胃酸分泌抑制作用のある薬です。現時点では市販薬は販売されていないため、購入する場合は病院を受診しましょう。

胃酸の過剰分泌による胃もたれ・胸やけなどの症状をおさえるには、胃酸の分泌をおさえる働きのあるH2ブロッカーの市販薬を使用するのも効果的です。

市販薬を3日間使用しても症状が改善しない場合は、医師または薬剤師に相談してください。

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ガスター10 S錠

ファモチジン錠「クニヒロ」

タケプロンのお役立ち情報

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