フスコデの効果・副作用・作用時間:眠気の副作用に注意

フスコデの眠気をはじめとした副作用や、効能効果、1日の錠数などの用法用量、フスコデと他の薬との飲み合わせについてなど、現役薬剤師監修のもと徹底解説します!

目次

フスコデ配合錠は風邪をひいたときなどに咳をおさえる目的で処方される薬です。この記事ではフスコデの効果や眠気をはじめとした副作用、1日の錠数などの用法用量、フスコデと他の薬との飲み合わせについてなどを整理していきます。

フスコデの効能・効果は?

フスコデには以下の成分が含まれています。

・ジヒドロコデインリン酸塩
・dl-メチルエフェドリン塩酸塩
・クロルフェニラミンマレイン酸塩

ジヒドロコデインリン酸塩が咳を抑えて、dl-メチルエフェドリン塩酸塩とクロルフェニラミンマレイン酸塩が気管支を弛緩させることによって、呼吸の苦しさを和らげます。

フスコデは上記の3つ成分から咳を鎮める薬となります。薬の説明書にあたる添付文書上の効能効果は以下のとおりです。

下記疾患に伴う咳嗽
急性気管支炎,慢性気管支炎,感冒・上気道炎,肺炎,肺結核

フスコデ配合錠/フスコデ配合シロップ添付文書

上記のような疾患にかかった時の咳に効果を発揮するとされています。比較的、風邪や風邪が悪化した時に出されることが多いです。

フスコデの効果時間

フスコデの効果が続く時間は約4時間です。フスコデには3種類の有効成分が含まれており、各有効成分の作用は約4時間までしっかりと持続します。

一方、効果が出始める時間(作用発現時間)は各有効成分間でばらつきがあるものの約1時間で効果が出てくると考えられます。

作用発現時間、作用発現時間をふまえ、続けて飲む場合は4〜6時間程度の間隔を空けましょう。

有効成分 作用持続時間
クロルフェニラミンマレイン酸塩 4~8 時間
ジヒドロコデインリン酸塩 4~6 時間
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 4 時間 

フスコデの効果や効き目に関しては別の記事で詳しくまとめていますので、こちらもあわせて参考にしてください。

フスコデは何錠飲む?飲み方・用法・用量について

フスコデには錠剤タイプのフスコデ配合錠と、液状タイプのフスコデ配合シロップの2種類があります。

成分名 ジヒドロコデインリン酸塩、dl-メチルエフェドリン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩
剤型 錠剤、シロップ
用法用量
(成人)
錠剤:1日9錠を3回に分けて服用。
シロップ:1日10mLを3回に分けて服用。

 フスコデは錠剤もシロップも医師からの指示があれば小児でも服用のできる薬です。小児の場合の用法用量はどちらの剤型でも以下のとおりになります。

乳幼小児には以下のように投与する.
12歳以上15歳未満:成人量の2/3
8歳以上12歳未満:成人量の1/2
5歳以上8歳未満:成人量の1/3
2歳以上5歳未満:成人量の1/5
2歳未満:成人量の1/10

フスコデ配合錠/フスコデ配合シロップ添付文書

剤型別の詳しい情報は以下の記事でまとまていますので、こちらもあわせて参考にしてください。

フスコデは眠気の副作用に注意!副作用について

フスコデは残念ながら副作用の発現頻度が明確になるような調査をしていないため、副作用の出やすさなどは公式の見解がありませんが、比較的有名な副作用の一つに眠気があります。

フスコデの眠気の原因

この眠気はフスコデに含まれるクロルフェニラミンマレイン酸塩の作用が主な原因とされており、重要な基本的注意として、フスコデ使用中の患者には自動車の運転等危険をともなう機械の操作に従事させないようにするという注意喚起もされています。

したがってフスコデを使用している場合は、車の運転などは控えるようにしましょう。

眠気の少ない咳止めの薬

以下の薬は基本的に眠気の副作用が殆ど無いとされています。咳止めの薬を服用したいが、車を1日中運転しなければならない時などは医師に相談し、以下の薬を検討してみても良いでしょう。

重大な副作用について

また、重大な副作用として、無顆粒球症,再生不良性貧血というものも報告されています。

上記の重大な副作用の初期症状としては、めまい、鼻血、歯ぐきの出血、階段や坂を上る時の動悸や息切れ、息切れ、動悸、あおあざができる、出血が止まりにくい、発熱、のどの痛みなどが観察されます。普段と異なるよう兆候が見られた場合はご注意ください。

その他の副作用について

その他の副作用としては以下のようなものも報告されています。

過敏症 顔面紅潮、発疹、そう痒感
血液 血小板減少症
依存性 薬物依存
呼吸循環器系 呼吸抑制、心悸亢進、血圧変動
精神神経系 眠気、疲労、めまい、発汗、頭痛、神経過敏、熱感
消化器 悪心・嘔吐、便秘、食欲不振、口渇
泌尿器 多尿、排尿困難

フスコデで飲み合わせの注意が必要なものは?

最後にフスコデとの飲み合わせで注意が必要な薬を確認していきましょう。以下のものは飲み合わせが悪く、フスコデと併用をしてはいけない薬です。

カテコールアミン製剤(アドレナリン、イソプロテレノール等)
臨床症状:不整脈,場合によっては心停止を起こすおそれがある

フスコデ配合錠/フスコデ配合シロップ添付文書

アドレナリンは製品名だとボスミン、イソプロテレノールは製品名だと「プロタノール」などがあります。ボスミンは喘息における気管支痙攣(けいれん)の緩和や、ショック時の補助治療などで使われ、プロタノールは不整脈や心不全などに使われてます。これらの薬とフスコデは同時に使用できませんので、十分に注意しましょう。

続いては併用注意(併用に注意が必要)についてです。以下のものは、同時に使用することが禁止されていないものの、注意が必要となるものです。

  • 中枢神経抑制剤(フェノチアジン誘導体、バルビツール酸誘導体 等)
  • モノアミン酸化酵素阻害剤
  • 三環系抗うつ剤
  • アルコール
  • 抗コリン剤(アトロピン硫酸塩等)
  • モノアミン酸化酵素阻害剤
  • 甲状腺製剤(レボチロキシン、リオチロニン等)

また、フスコデの成分は市販の風邪薬(総合感冒薬)などにもよく使われており、市販の風邪薬とフスコデを併せて使用すると、成分が重複し、過剰摂取になる可能性もあります。基本的には市販の風邪薬と併用することは避け、どうしても併用したい場合は医師や薬剤師に相談し、特定の成分の過剰摂取にならないよう気を付けましょう。

フスコデのお役立ち情報

フスコデに関連するQA

関連するお薬のブランド

ピックアップ特集