プラノバールの効果は?避妊や月経トラブルへの効果を解説!

中用量ピル「プラノバール」の正しい飲み方のほか、避妊やアフターピルについて、本当に太るのかどうか、副作用などを徹底解説します。

1999年に日本でも低用量ピルの販売が開始されて以降、中用量ピルの活躍の場は減ってしまいましたが、現在でも「子宮内膜症」「月経痛」などの治療を目的として、医療の現場では引き続き用いられています。

この記事では中用量ピルのひとつである「プラノバール」について正しい飲みや効果、副作用など、プラノバールの服用で知っておきたいことを解説していきます。

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プラノバール配合錠とは

プラノバールは、黄体ホルモンと卵胞ホルモンという2つの女性ホルモンからできているホルモン剤です。いわゆるピルと呼ばれる薬で、成分の含有量から「中用量ピル」に分類されています。
女性ホルモンを補充することでホルモンバランスを整え、月経量や月経周期の異常などを改善します。また、緊急避妊時に選択される薬でもあります。

プラノバールの成分

エチニルエストラジオール:合成卵胞ホルモン薬で、経口避妊薬などにも広く配合されます
ノルゲストレル:合成黄体ホルモン薬(ゴナン型プロゲストーゲン)で、黄体ホルモン活性が強いことが特徴です

市販薬・ジェネリックはある?

現在、プラノバール配合錠のジェネリック医薬品は販売されていません。また、プラノバールと同じ成分を含む市販薬はありません。(2016年9月現在)

プラノバールの効果

添付文書に記載されているプラノバールの効能効果は次の通りです。多くの婦人科系疾患の治療に使われています。

・機能性子宮出血
・月経困難症
・月経周期異常(稀発月経、頻発月経)
・過多月経
・子宮内膜症
・卵巣機能不全

機能性子宮出血、月経困難症、月経周期異常(稀発月経,頻発月経)、過多月経、子宮内膜症、卵巣機能不全

プラノバール配合錠添付文書

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月経トラブル

生理痛や生理にまつわる疾患の改善に、プラノバールが使用されます。
生理周期が24日以内で、同じ月に複数回生理が起こる頻発月経、生理周期が39日以上の稀発月経のほか、出血量の多い過多月経、不正出血などにも効果的です。
生理の周期が安定しないと、卵子の育成や排卵後の子宮内膜に影響し、受精がしにくい、受精卵が育ちにくいなどの状況を作る恐れがあります。
そのため、妊娠を望んでいないときでも生理周期を整えるため、プラノバールが処方されるのです。

不妊治療

原因の分からない機能性不妊症の場合は、同じ中用量ピルの「ソフィアA」が治療薬として処方されますが、卵巣機能不全による不妊症であれば、プラノバールか高用量ピル「ソフィアC」が処方されます。

ピルは生理初日より服用することで排卵を抑える効果がありますが、不妊治療でピルを服用する場合、排卵後に服用することで黄体ホルモンの分泌を促し、着床しやすい環境をつくって高温期を維持させる働きがあります。

生理日の調整も可能

同じ中用量ピルであるソフィアAの効能効果には、「月経周期変更」と添付文書に記載がありますが、プラノバールにはありません。しかしながら、医師によっては生理日を調整する目的でプラノバールを処方するケースがあります。
生理の開始を遅らせるか、早めるか、で飲み方は異なるため、処方された時に医師の確認が必要です。

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プラノバールの避妊効果は?

薬には、メーカーが効能効果を申請していないため、添付文書に記載されていないにも関わらず、効果を見越して処方されるケースがあります。

避妊効果

避妊に効果がある、と添付文書に記載はされていないため、避妊目的のみで処方されることはありません。しかしながら、排卵を抑制する作用があるため、治療目的として処方されても結果として飲み方が正しければ、避妊の効果が得られることになります。
治療のほかに避妊の効果を兼ねて服用したい場合は、医師に相談してみてください。

緊急避妊(アフターピル)としての効果

中用量ピルであるプラノバールは、排卵を遅らせたり、着床を防ぐことで妊娠を防ぐとして緊急避妊の際に用いることがあります。
ただし、プラノバールは「緊急避妊薬」としては認可されていません。国内で認可されている緊急避妊薬は「ノルレボ」のみです。
しかしながら医療の現場では、緊急避妊を目的にする場合ノルレボかプラノバールを選べることがほとんどです。
ノルレボは認可されている緊急避妊薬でかつ副作用が少ないのですが、プラノバールに比べると高価です。プラノバールはノルレボに比べて安価ではありますが、副作用が出やすいという面があります。

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プラノバールの購入について

プラノバールは医師の処方が必要な薬です。薬局やドラッグストアで、自分が買いたいと思っても購入できません。そのため、プラノバールは婦人科、産婦人科で処方してもらう必要があります。
しかしながら、低用量ピルのように避妊目的で自己申告して処方してもらうものではなく、何らかの婦人科系疾患の治療として使用されるため、プラノバールの処方の最終的な判断は医師によります。

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保険が適用されるケース

添付文書に効果が記載されていない避妊、緊急避妊、生理日をずらす目的で処方された場合、プラノバールは保険が適用されず自費となりますが、「月経困難症」などの治療薬として用いられる場合は、保険が適用されます。
国で定められた価格は1錠あたり14円です。自由診療の場合、価格はこの限りではありません。また、薬の値段とは別に、クリニックでの診察料などが加味されます。
保険が適用されるのかどうか、診察時に確認してみましょう。

検診を受けないと処方されないので注意!

プラノバールなどのピルを長期服用する場合、定期的(3〜6か月に一度程度)に血液検査や血栓症の問題がないか、検診をする必要があります。
初回は問診のみの場合もありますが、数か月服用した後にピルの処方だけお願いしても、検診を受けないとプラノバールを処方してもらうことはできません。

また、すでに乳がんや子宮頸がんにかかっている人、または過去にかかったことがある人がピルを長期間飲むと、がんの悪化を促す可能性があります。18歳以上の方は定期的に「乳がん」「子宮頸ガン検診」を受けてください。

これらの検診は、ほとんどの婦人科・レディースクリニックで行うことができるので、ピルを処方してもらっている医療期間にそのまま相談するのが良いでしょう。

個人輸入の注意事項

現在、ピルをインターネットなどの通信販売で購入したり、個人輸入で入手することは可能です。通販や個人輸入では、通常より安価であったり病院に行く手間が省けます。
しかしながら、個人輸入でピルを購入する場合は、以下のリスクがあります。

◼︎個人輸入で入手した医薬品で発生する問題はすべて自己責任となる
◼︎販売ページに商品についての詳細な説明がないので、購入後に自分で外国語の取扱説明書をしっかりと読む必要がある
◼︎日本国内で流通している医薬品ではなく、品質管理なども異なる海外の製品である
◼︎副作用があったときに国の補償などを受けられない

病院で処方してもらった医薬品で重大な副作用が起きた場合は、医薬品副作用被害救済制度などで補償されることがありますが、個人輸入の医薬品などは補償の対象外になります。

ピルは副作用が起こる可能性のある医薬品なので、個人輸入ではなく、国内の医療機関で販売されている正当なピルの使用をおすすめします。

プラノバールの飲み方

プラノバールは21錠で1シートの薬です。服用する祭は以下のことに注意しましょう。

■使用する際はコップ1杯程度の水またはぬるま湯と一緒に飲んでください。
■指示された量よりも多く飲んでしまった場合、体調に異常を感じたら医師または薬剤師に相談してください。
■プラノバールを長期間使用する場合には、約6か月ごとに婦人科的検査が必要です。
受診日を守るようにしてください。

飲み方は、使用量および回数・飲む量は、症状などにあわせて医師が決めるため異なります。通常、成人の飲む量および回数は次のとおりですが、必ず医師の指示に従って服用してください。

プラノバールで月経トラブルを治療する飲み方

■機能性子宮出血に使用する場合
通常、1日1錠を7~10日間続けて飲みます。

■月経困難症、月経周期異常(稀発月経、頻発月経)、過多月経、子宮内膜症、卵巣機能不全に使用する場合
通常、1日1錠を月経の始まりを第1日目として数えて5日目より約3週間続けて飲みます。

体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり、量を加減したりすると病気が悪化することがあります。指示どおりに飲み続けることが重要です。

プラノバールで生理を調整する飲み方

■生理を早める場合

直前の生理開始日を第1日目と数えて、5日目からプラノバールの服用を開始します。
治療薬と異なり1シートをすべて飲む必要がなく、1日1錠を7~10日間服用します。服用終了日から3~5日後に、早めのやや量の少ない出血が起こります。

生理7日目以降からの服用開始では生理を早めることは難しくなるので、医師に確認してください。

■生理を遅らせる場合

生理開始予定日の5~7日前からプラノバールの服用を開始します。そして、生理を起こしたい日の1〜2日前くらいまでピルを服用します。服用中止後2〜3日で、量の少ない生理(消退出血)が始まります。

生理予定日の3日前以降からの服用開始では月経を遅らせることは難しくなるので、注意が必要です。

プラノバールで緊急避妊をする飲み方

アフターピルとして服用する場合は必ず飲み方を守ってください。性交渉後、72時間以内にまず2錠を服用し、12時間後、さらに2錠服用します。
計4錠を1日に服用するため、吐き気などの副作用が起こりやすく体に負担がかかるため、服用後は無理をしないようにしてください。

服用は、性交渉からできるだけ早い方が効果が高いとされています。
最初の服用が性交渉から72時間以内の場合の避妊効果は約75%とされています。

プラノバールを服用する時間

緊急避妊での処方や、医師から特別な指示がない限り、プラノバールを飲む時間は自由です。ただし、飲み忘れを防ぐためにもできるだけ毎日同じ時間に飲むことが望ましいです。
また、個人差はありますが、プラノバールは副作用に吐き気がある薬です。そのため、就寝前に服用することをおすすめします。

プラノバールを飲み忘れた場合の注意点

プラノバールを飲み忘れた場合、2回分を一度に飲まないでください。気がついた時に1回分を飲むようにします。
ただし、次に飲む時間が近い場合は1回とばして、次の時間に1回分を飲んでください。 万が一、多く使用したときに異常を感じた場合は、医師に相談します。

2〜3日飲み忘れてしまった場合は、生理(消退出血)が始まることがあります。

プラノバール服用後の生理について

「プラノバールを飲み終わったら、生理はいつ来るの?」という疑問に対しては、「プラノバールをすべて飲み終わった後、数日以内に生理(消退出血)が起こる」が答えですが、なかなか生理が来ない場合があります。

生理が来ないケース

消退出血の量や期間は個人差がありますが、プラノバールを服用し始めたばかりの頃や飲んだ日数が少ない場合、正体出血の量が少ないことや出血自体がないということがあります。次のシートが処方されている場合、医師の指示通りに飲むようにしてください。

生理日を調整する目的で服用した場合、必ず予定通りに生理が起こるわけではないのでご注意ください。調整したい日の2か月ほど前から準備しておく方がよいでしょう。

また、予定通りに服用しなかった場合、妊娠の可能性もあるので医師に相談してください。

プラノバールの副作用

プラノバール服用時のおもな副作用として、吐き気嘔吐食欲不振眠気などがあります。
特に飲み始めでは、妊娠初期に似たような吐き気やだるさを感じる場合が多くあります。飲み始めの副作用は、薬を服用している間に徐々になくなっていきます。
また、薬の飲み忘れでも不正出血が起こる可能性もあるのでご注意ください。

添付文書では、全体の6.32%の方に副作用が起こったことが報告されています。ホルモンの含有量が多いほど効果がある一方で、体への負担も強くなり副作用が現れやすくなるので注意しましょう。

太るのも副作用のひとつ

プラノバールの副作用には、むくみや体重増加があります。これらは5%未満の割合で起こるといわれますが、実際は多くの人が太ったという感想を持っています。

ピルを飲んでいない場合、女性の身体は28日周期で低温期が14日、高温期が14日あり、低温期と高温期の間に排卵が起こります。排卵が起こって高温期に入ると、身体は妊娠中の状態と同じと錯覚を起こし、食欲増進がみられます。

ピルを服用すると、低温期がなくなって常に高温期の状態、すなわち妊娠中の状態と同じになり、食欲が増加し必然的に体重増加に結びつくため、太りやすいと考えられます。

ピルで太ることに関してはこちらの記事をごらんください。
関連記事:ピルの副作用で太る?!ピルで太る原因と対策を解説

血栓症のリスクが高まる

プラノバールを飲んでいる間はいつでも血栓症になる可能性があり、生命に関わることがあります。血栓症について、十分理解出来るまで医師から説明を受けてください。

手足 突然の足の痛み・腫れ、手足のしびれ、脱力・まひ
鋭い胸の痛み、突然の息切れ、押しつぶされるような痛み
激しい頭痛、めまい
舌のもつれ・しゃべりにくい
目のかすみ

その他、失神や足のむくみ、足がつるなど、服用前にみられなかった症状が増えた場合もすぐに服用をやめて、医療機関を受診してください。

なお、プラノバールを使用中にやむを得ず手術が必要となった場合には、血栓症の予防に配慮する必要があります。
必ず手術を担当する医師に、プラノバールを服用中であることを伝えてください。

プラノバールが処方されると「プラノバール配合錠患者携帯カード」が配布されます。これは保険証と一緒に持ち歩くように指示され、緊急の際は医療機関がプラノバールを服用していることが分かるようにします。血栓症は早く気がつき、すぐに治療を受けることで重症化を防ぐことができます。忘れずに携帯しましょう。

プラノバールの服用で気をつけること

プラノバールの服用中に気をつけたいことを確認しておきましょう。

不正出血が続く場合

プラノバールに限りませんが、ピルを服用すると生理(消退出血)以外に、不正出血を起こすことがあります。
これは茶色っぽいおりものが出る人もいれば、生理のような血が出るなど個人で異なります。とくに飲み始めの周期は不正出血がみられるケースが多くあるので、心配であったり、もし出血が止まらないようであれば必ず医師に相談してください。

関連記事:ピルの使用中に不正出血?原因や対策を解説!

お酒を飲んだ場合

プラノバールを飲んでいてもアルコールの摂取は禁止ではありません。ただし、プラノバール服用後1時間以内に嘔吐してしまった場合、薬の効果が薄まってしまう恐れがあります。そのため、お酒が弱い人や体調が悪い場合は、量を少なくするか飲まないようにするなど注意してください。またお酒を飲んだ場合は嘔吐しないためにも、必ず水を飲むようにしましょう。

タバコを吸う場合

35歳以上でタバコを吸う人は血栓症のリスクが格段に高くなります。プラノバールを含むピルを服用する場合は、禁煙することが望ましいでしょう。
また、オフィスなどでも定期的に体を動かすようにして、水分を摂るようにします。同じ姿勢のままでいることはやめましょう。

プラノバールを服用する際に注意すべき人

次の方はプラノバールの使用を医師とよく相談しましょう。

(1)肝障害のある方:肝障害を悪化させるおそれがあります。

(2)子宮筋腫のある方:子宮筋腫の発育を促進するおそれがあります。

(3)乳癌の既往歴のある方:乳癌が再発するおそれがあります。

(4)乳癌家族素因が強い方、乳房結節のある方、乳腺症の方又は乳房レントゲン像に異常がみられた方:症状が悪化するおそれがあります。

(5)心疾患・腎疾患又はその既往歴のある方:ナトリウム又は体液の貯留により症状を悪化させることがあります。

(6)てんかんを持っている方:症状を悪化させるおそれがあります。

(7)糖尿病の方:耐糖能が低下する可能性があります。

(8)40歳以上の方:一般に血栓症等の心・血管系の障害が発生しやすくなる年代であるため注意が必要です。

(9)骨成長が終了していない可能性がある方:骨端閉鎖をきたすおそれがあります。

(10)ポルフィリン症の方:症状を悪化させるおそれがあります。

(11)テタニーのある方:症状を悪化させるおそれがあります。

(12)高血圧のある方:症状を悪化させるおそれがあります。

(13)授乳中の女性:母乳の量的質的低下が起こることがあります。また母乳中へ移行することが報告されているので、医師にしっかり申告しましょう。

プラノバールとの飲み合わせに注意が必要な食べ物・薬

プラノバールとの飲み合わせに禁忌である薬や、注意が必要な食べ物(サプリメントを含む)や医薬品は以下のとおりです。

プラノバールと併用禁忌

オムビタスビル水和物・ パリタプレビル水和物・ リトナビル配合剤(ヴィキラックス) 

エチニルエストラジオール含有経口避妊剤を併用した患者においてALT (GPT)上昇が高頻度に認められています。
なお、オムビタスビル水和物・パリタプレビル水和物・リトナビル配合剤治療終了の約2週間後からプラノバールの使用を再開できます。

プラノバールの効果や作用に影響が出るおそれのある飲み合わせ

プラノバールとの飲み合わせに注意が必要な食べ物(サプリメント含む)や医薬品として、おもに以下のようなものがあります。

いずれも併用が禁止されているわけではなく、必ずしも一緒に使ってはいけないわけではないため状況により一緒に処方される方もいますが、プラノバールの使用中にこれらの薬が必要となる場合は担当の医師としっかり相談しながら対応方法を確認しましょう。

  1. テトラサイクリン系抗生物質(テトラサイクリン・アクロマイシン等)、ペニシリン系抗生物質(アンピシリン水和物・ビクシリン等)
    病原菌(細菌)を殺すいわゆる抗生剤の一つです。プラノバールとテトラサイクリン系やペニシリン系の抗生物質の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    これらのお薬は腸内の環境に影響を与えることでプラノバールの再吸収を抑えてしまい、不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
    上記グループ以外の抗生物質もあるので、医療機関で抗生物質が処方される場合は念のためプラノバールを服用していることを医師にも伝えておくと良いでしょう。
     
  2. セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
    セイヨウオトギリソウは薬ではないのですが、ダイエット関係のサプリメントや食品に含まれていることがあります。
    セイヨウオトギリソウによりプラノバールの代謝が進み、不正性器出血が発生しやすくなる可能性が考えられています。
     
  3. リファンピシン(リファジン・アプテシン)
    結核の治療に使われる薬の一つです。プラノバールとリファンピシン(リファジン・アプテシン)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    リファンピシンによりプラノバールの代謝が進み、不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
     
  4. バルビツール酸系製剤(フェノバルビタール・フェノバール等)
    てんかんの予防や、不安や緊張の治療に使われる薬の一つです。プラノバールとバルビツール酸系製剤(フェノバルビタール・フェノバール等)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    バルビツール酸系の薬によりプラノバールの代謝が進み、不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
    不安や緊張の治療のお薬は他にも多数あるため、抗不安薬を使う場合は念のためプラノバールを服用していることを医師にも伝えておくと良いでしょう。
     
  5. ヒダントイン系製剤(フェニトインナトリウム・アレビアチン・ヒダントール等)
    てんかんやけいれんの予防に使われる薬の一つです。プラノバールとヒダントイン系製剤(フェニトインナトリウム・アレビアチン・ヒダントール等)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    ヒダントイン系の薬によりプラノバールの代謝が進み、不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
     
  6. カルバマゼピン(テグレトール)
    てんかんやけいれんの予防や、そううつ(躁鬱)の治療に使われる薬の一つです。プラノバールとカルバマゼピン(テグレトール)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    カルバマゼピンによりプラノバールの代謝が進み、不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
     
  7. ボセンタン(トラクリア)
    肺動脈性肺高血圧症の治療に使われる薬の一つです。プラノバールとボセンタン(トラクリア)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    ボセンタンによりプラノバールの代謝が進み、不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
     
  8. モダフィニル(モディオダール)
    眠気をとる薬で、ナルコプレシーや睡眠時無呼吸症候群の治療に使われる薬の一つです。プラノバールとモダフィニル(モディオダール)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    モダフィニルによりプラノバールの代謝が進み、不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
     
  9. トピラマート(トピナ)
    てんかんを予防する薬の一つです。プラノバールとトピラマート(トピナ)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    トピラマートによりプラノバールの代謝が進み、不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。
  10. HIVプロテアーゼ阻害剤〔ネルフィナビルメシル酸塩,リトナビルダルナビルホスアンプレナビル(リトナビル併用時),ロピナビル・リトナビル配合剤等〕、非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(ネビラピン:ビラミューン
    HIVやエイズの治療に使われる薬の一つです。プラノバールとHIVプロテアーゼ阻害剤、非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    不正性器出血が発生しやすくなる可能性が報告されています。

  11. HIVプロテアーゼ阻害剤(アタザナビルインジナビル)、非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(エトラビリン
    HIVやエイズの治療に使われる薬の一つです。これらの薬はプラノバールの血中濃度を高める可能性が報告されています。

  12. フルコナゾール(ジフルカン)、ボリコナゾール(ブイフェンド)
    真菌を殺す薬の一つです。プラノバールとフルコナゾール(ジフルカン)やボリコナゾール(ブイフェンド)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    これらの薬はプラノバールの血中濃度を高める可能性が報告されています。

  13. テルビナフィン塩酸塩(ラミシール)
    水虫やカンジダの治療に使われる薬の一つです。プラノバールとテルビナフィン(ラミシール)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    月経異常の副作用があらわれたという報告があります。

飲み合わせた薬の作用に影響が出るおそれのある飲み合わせ

  1. 副腎皮質ホルモン(プレドニゾロン・プレドニン・ステロイド等)
    いわゆる「ステロイド」タイプの炎症をおさえる薬です。プラノバールはステロイドの代謝を抑えると考えられており、ステロイドの作用が強まる可能性が報告されています。
     
  2. 三環系抗うつ剤(イミプラミン・トフラニール等)
    うつ(鬱)の治療に使用される薬の一つです。プラノバールとステロイドの飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    プラノバールは三環系抗うつ剤の代謝を抑えると考えられており、三環系抗うつ剤の作用が強まる可能性が報告されています。うつの治療薬は三環系抗うつ剤以外の薬も多数あるため、プラノバールの服用中は他の医薬品の使用を含めて相談が可能です。
     
  3. セレギリン塩酸塩(エフピー)
    パーキンソン病の治療に使用される薬の一つです。プラノバールとセレギリン(エフピー)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    プラノバールはセレギリンの代謝を抑えると考えられており、セレギリンの作用が強まる可能性が報告されています。パーキンソンの治療薬は三環系抗うつ剤以外の薬も多数あるため、プラノバールの服用中は他の医薬品の使用を含めて相談が可能です。
     
  4. シクロスポリン(サンディミュン・ネオーラル)
    免疫抑制剤の一つです。プラノバールとシクロスポリン(サンディミュンやネオーラル)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    プラノバールはシクロスポリンの代謝を抑えると考えられており、シクロスポリンの作用が強まる可能性が報告されています。
     
  5. オメプラゾール(オメプラール・オメプラゾン)
    胃酸を抑える薬の一つです。プラノバールとオメプラゾール(オメプラールやオメプラゾン)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    プラノバールはオメプラゾールの代謝を抑えると考えられており、オメプラゾールの作用が強まる可能性が報告されています。
     
  6. テオフィリン(テオドール・テオロング・スロービッド・ユニフィル・アプネカット)
    気管支を広げて呼吸を楽にする薬の一つで、喘息や気管支炎の治療に使われます。プラノバールとテオフィリン(テオドール・テオロング・スロービッド・ユニフィル・アプネカット)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    プラノバールはテオフィリンの代謝酵素を阻害すると考えられており、テオフィリンの血中濃度が上がる可能性が報告されています。
     
  7. チザニジン塩酸塩(テルネリン)
    筋肉の緊張をほぐす薬の一つです。プラノバールとチザニジン(テルネリン)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    プラノバールはチザニジンの代謝酵素を阻害すると考えられており、チザニジンの血中濃度が上がる可能性が報告されています。
     
  8. Gn-RH誘導体(ブセレリン酢酸塩・スプレキュア等)
    子宮内膜症や支給禁止の治療に使われる薬の一つです。プラノバールはGn-RH誘導体の効果を弱めてしまう可能性が報告されています。
     
  9. 血糖降下剤(インスリン製剤,スルフォニル尿素系製剤,スルフォンアミド系製剤,ビグアナイド系製剤等)
    糖尿病の治療に使われる薬の一つで、血糖値を下げる薬です。
    プラノバールと血糖値を下げる薬(血糖降下剤)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    は血糖降下剤の効果を弱めてしまう可能性が報告されており、プラノバール服用中は特に血糖値の状態をしっかり観察しながら、血糖降下剤の用量を調整するなどの注意が必要とされています。
     
  10. ラモトリギン(ラミクタール)
    てんかんを予防する薬の一つです。プラノバールとラモトリギン(ラミクタール)の飲み合わせや併用には注意が必要とされています。
    プラノバールはラモトリギンの血中濃度を下げる可能性が報告されています。
     
  11. モルヒネ
    激しい痛みがあるときの痛み止めに使う薬の一つです。プラノバールはモルヒネの血濃度を下げる可能性が報告されています。
     
  12. サリチル酸
    皮膚の角質をやわらかくする薬の一つです。プラノバールはサリチル酸の血中濃度を下げる可能性が報告されています。
     
  13. テラプレビル(テラビック)
    C型慢性肝炎の治療に使われる薬の一つです。プラノバールはテラプレビルの効果を下げる可能性が報告されています。
     
  14. アセトアミノフェン(カロナールなど)
    解熱鎮痛剤のひとつです。アセトアミノフェンはプラノバールの血中濃度を高める可能性が報告されているほか、プラノバールによりアセトアミノフェンの血中濃度が低下する可能性が報告されています。

関連記事:ピルの飲み合わせ:サプリ・市販薬・処方薬は飲んでも大丈夫?

おわりに:プラノバールの長期的な使用は相談しよう

プラノバールは、低用量ピルと比べて効果の高い分、体への負担も大きいため、長期的な使用を好まない医師も多くいます。
プラノバールの服用中は定期検査を受けながら、医師と相談して服用するようにしてください。

プラノバールのお役立ち情報

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