イブプロフェン(代表的な製品:ブルフェンイブA錠リングルアイビー等)は、腫れや痛みをやわらげ、熱を下げる非ステロイド系の解熱鎮痛消炎剤(NSAIDs)というグループのお薬です。
処方薬としてはブルフェンを始め、古くから存在しますが、市販薬に含まれる痛み止め・解熱成分としても有名で、1985年12月に登場したイブA錠までさかのぼります。

イブプロフェンは風邪や生理痛や頭痛といった日常的な発熱や痛み止めに始まり、解熱鎮痛に広く使われています。
それにともない「イブプロフェンは効くまでに何時間かかるの?」「効果は何時間つづくの?」「複数回以上飲むときは何時間あければいいの?」といったご質問をよくいただきます。

先に注意ポイントをお伝えすると、お薬が効くまでにかかる時間や持続時間は個々人の症状や体質や代謝能力などにより変わってくるため変動があります。

今回はイブプロフェンの一般的な効果発現時間と持続時間を見ていきたいと思います。

この記事のポイント

① イブプロフェンが効き始めるまでにかかる時間の解説
② イブプロフェンの効果が何時間持続するかの解説
③ イブプロフェンの効果が何時間持続するかの解説

 イブプロフェンを1日複数回飲むときに何時間あけるべきかの解説

イブプロフェンが効くまでにかかる時間は1時間〜2時間以内

イブプロフェンの代表薬である、ブルフェンは錠剤を服用した後に血中のイブプロフェン濃度が最高値になるのが服用後2時間ほどとなっています。

この時間も体質や環境差により若干のずれはでますが、多くの方では1時間〜2時間以内に解熱鎮痛効果が出てくると考えられます。

イブプロフェンの効き目の持続時間は平均7時間

イブプロフェンの効果持続時間は一般的には4〜8時間と言われています。
こちらも個人の体質や環境差があるため、割と変動幅が広くなっていますが、ロキソニン(成分:ロキソプロフェン)などの他の即効性が高めな解熱鎮痛剤と比べると効果がでるのもゆったり目なものの、効果時間もやや長めなタイプと言われています。

関連記事:ロキソニンが効くまでの時間、持続する時間、あける時間は?

 

イブプロフェンの1日分の用量は?

イブプロフェンとして、通常の成人は 1 日量 600mg を 3 回に分けて飲みます。

小児の場合は、5~7 歳 1 日量 200~300mg、8~10 歳 1 日量 300~400mg、11~15 歳 1 日量 400~600mg を 3 回に分て飲みます。

なお、年齢、症状により適宜増減することがあります。

イブプロフェンを1日2回以上複数回服用するときは4時間以上はあけるようにしましょう

イブプロフェン200mg(成人量1回分)を服用すると、速やかに吸収されたのち、血液中の濃度は以下のようになります。

これによると、個人差はあるものの、血中の濃度が最高値に達するまでの時間は2.1時間(約126分)で、血液中の成分が代謝されて半減するまでにかかる時間が1.8時間(約108分)となっています。

極端に短い時間に連続して飲み続けると体内に蓄積する恐れがありますが、屯用(とんよう・とんぷく)の場合も4時間以上あけていただければ基本的には問題ないと考えられるのと、1日3回の食後の服用は問題ないとされています。

ただ、個人差により長時間効果を発揮することもあるので、6〜10時間ほどあけるのが望ましいともいえるでしょう。

おわりに

今回はイブプロフェンの効果時間について整理しましたが、ブルフェンなどのイブプロフェン製剤が処方された場合は、処方医による用法用量を守ることが大切です。

また、市販のイブプロフェン製剤を使うときは薬剤師や登録販売者に確認をしながらご活用ください。その上で、一般的な動きとしてご参考いただければ幸いです。

用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。

「副作用かも?」「いつもと違うな?」といった違和感を感じた時は、なるべく早めに医療機関に相談しましょう。

症状に合った薬が適正に処方され、正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりませんので、まずは安心して決められたとおりにご使用ください。