フルメトロンはステロイドの目薬

フルメトロン点眼液(以下フルメトロン)は、目のかゆみや痛みをやわらげ、炎症による腫れや赤みを抑える効果があります。

結膜炎・角膜炎・ブドウ膜炎・手術後の炎症などに処方されます。

また、フルメトロンは有効成分が目の表面に長くとどまるというメリットもあります。

ステロイドは怖い?

フルメトロンの有効成分「フルオロメトロン」はステロイドです。

ステロイドには炎症を抑える強い作用があり、目に対する症状が強く現れているときなどに処方されます。

ステロイドというと強い薬というイメージが先行しますが、ステロイドは用法用量を守り正しく使えば安全で高い効果が期待できる薬です。

また、フルメトロンはステロイド薬の中では効果が穏やかで、副作用が少ない傾向があります。

花粉症にも処方される目薬

フルメトロンは花粉症による目のかゆみや充血などのアレルギー症状にも処方されます。

花粉症の目薬の中には、目にしみると感じられるものもありますが、フルメトロンは人間の涙と同じ中性のため、刺激や不快感を感じることがありません。

症状が花粉症の場合、おすすめの市販薬については関連記事をごらんください。

フルメトロンの副作用

フルメトロンは正しく使用していれば安全に使用できますが、長期間の使用や使いすぎによって副作用が現れることがあります。

主な副作用として、眼圧上昇、結膜充血、眼刺激感などの症状があらわれ、さらにひどくなると緑内障なども引き起こされる可能性があります。

そのため、フルメトロンを使用しても問題ない状態の目であるか、診察時にきちんと医師に確認してもらう必要があります。

また、ステロイド薬は長期間使用することで耐性ができ、効果が落ちてくることがあります。

長期間使用する場合は必ず医師と相談してください。

フルメトロンの使い方

フルメトロンには、「フルメトロン点眼液0.02%」と「フルメトロン点眼液0.1%」の2つの製品があります。この2つの違いは成分の濃度です。

症状が強い方や成人に対してはフルメトロン点眼液0.1%を処方される傾向が強く、子供や症状が軽い方にはフルメトロン点眼液0.02%を処方される傾向があります。

フルメトロンは症状を抑える薬として使用し、予防目的での使用はやめましょう。

用法用量

フルメトロンは使用前によく振ってから使いましょう。

通常1回1~2滴、1日2~4回点眼します。

コンタクトを使用している場合の注意点

ソフトコンタクトレンズを使用している場合は、コンタクトレンズを外してからフルメトロンを点眼しましょう。

フルメトロンには雑菌の繁殖を防ぐための防腐剤である「ベンザルコニウム塩化物」が配合されています。

コンタクトレンズをしたまま点眼すると、防腐剤を吸収したレンズが目の角膜を傷つけてしまうおそれがあります。さらに薬の成分が付着すると、コンタクトレンズの酸素透過率が下がったり、ほこりなどが付着しやすくなるなどの弊害があります。

点眼後に再びコンタクトレンズを装着する場合、10分以上あけてください。

なお、ハードコンタクトレンズの場合も、コンタクトレンズを外してから使用する方が望ましいとされています。

フルメトロンの薬価は?

製品名 1mlあたりの薬価 目薬1本(5ml)あたりの値段
フルメトロン点眼液0.1% 49.50円 247.5円
フルメトロン点眼液0.02% 36.90円 184.5円

※2018年4月からの薬価

処方薬の購入には医師の処方箋が必要です。また、薬価の他にも、病院での診察代、調剤技術料、薬学管理料などがかかります。

保険が適用される場合、総合計額の3割が患者の負担金額です。

フルメトロンのジェネリックを比較

フルメトロンにはジェネリック医薬品(後発医薬品)があります。

ジェネリック医薬品は、新薬に比べて開発の費用がかからないため安価になっているのが最大の特徴です。

ジェネリック医薬品は添加物は異なりますが先発医薬品と同様の成分で、同じ効果が得られると厚生労働省からも認められています。

ジェネリック医薬品を希望する場合は、医師や薬剤師に相談してください。

ジェネリック医薬品の薬価

製品名 薬価(1ml) 目薬1本の値段
フルオロメトロン0.1%点眼液T 19.80円 99円
フルオロメトロン0.02%点眼液T 17.60円 88円
フルオメソロン0.1%点眼液 19.80円 99円
フルオメソロン0.02%点眼液 17.60円 88円
ピトス点眼液0.1% 17.60円 88円
ピトス点眼液0.02% 17.60円 88円
オドメール点眼液0.1% 19.80円 99円
オドメール点眼液0.02% 17.60円 88円

フルメトロンに市販薬はある?

フルメトロンと同成分を使った市販の目薬は現在のところありません。(2018年3月現在)

成分にステロイドを含む市販の目薬は現在発売されていません。フルメトロンを購入する場合は、病院で処方箋をもらう必要があります。

症状が花粉症の場合、おすすめの市販薬については関連記事をごらんください。

フルメトロンを使っても効果がみられなかったときは

フルメトロンは比較的効果の強い目薬です。そのため、症状改善に繋がりやすい薬とされていますが、薬に対する耐性ができていたり、相性が悪かったりすると効果をあまり感じられない人もいます。

効果が感じられない場合は、飲み薬や他の処方の目薬との併用、または眼軟膏などを使用することもあります。

フルメトロンを使用しても症状の改善がみられなかった場合は、医療機関に相談しましょう。