ボルタレンテープは腰の痛みや肩こり、打撲の際などに痛み止めとして使用されるテープ剤です。

病院で処方されるものが「ボルタレンテープ」で、薬局やドラッグストア、Amazonなどの通販サイトで購入できるものが「ボルタレンEXテープ」です。どちらも有効成分ジクロフェナクナトリウムの量が15mg配合されており、効果に大きな違いはありません。

この記事では市販薬であるボルタレンEXテープの子供に対する使用について詳しく解説していきます。

ボルタレンEXテープ 7枚

痛み止め効果のあるジクロフェナクナトリウムが皮膚から徐々に吸収されることによって、1回貼るだけで24時間効果を持続します。

ボルタレンEXテープは15才未満に使用できない!

ボルタレンEXテープは、15才未満の子どもの使用を禁止しています。

他にも喘息を起こしたことがある人・妊婦・ボルタレンEXテープの成分に対してアレルギー症状を起こしたことがある人も使用を禁止されています。

子どもが使用できない理由

ボルタレンEXテープの主成分であるジクロフェナクナトリウムは、NSAIDsという種類に分類されます。

NSAIDsには、鎮痛成分としてよく知られているイブプロフェンやロキソプロフェンなども含まれており高い鎮痛効果がありますが、副作用やアスピリン喘息などのアレルギー反応を引き起こすおそれがあるなど、リスクの多い種類のひとつといえます。

ボルタレンは使用経験が少なく15才未満の安全性を確立できていないため、ボルタレンEXテープは子どもに使用することができません。

処方薬のボルタレンテープは、まれに医師の判断により処方される場合がありますが、ボルタレンEXテープを個人の判断で15才未満の小児に使用させるのはやめましょう。

子どもにも使えるパップ剤

子どもに対する安全性が高い成分として、ジクロフェナクナトリウムと同様の鎮痛作用があるサリチル酸メチルとサリチル酸グリコールがあります。このふたつは比較的作用が緩やかであり、子どもにも安心して使用できます。

市販薬でもサリチル酸メチルとサリチル酸グリコールを使用したパップ剤が販売されています。

サロンパス40枚入

鎮痛成分であるサリチル酸メチルを配合しています。

パテックスうすぴたシップ

鎮痛成分であるサリチル酸グリコールを配合しています。

また、作用の強いNSAIDsの中でも11才以上であれば使用できるパップ剤もあります。

サロンパスEX

鎮痛成分であるインドメタシンを配合しています。

薬以外でできる痛みの対処法

ボルタレンEXテープを使用する以外にも痛みを和らげる方法が多くあります。

子どもや妊婦などのボルタレンEXテープを使用できない条件に当てはまる人は下記の方法もぜひ試してみてください。

肩こり

肩こりの原因は主に肩の筋肉の使いすぎです。

疲労回復に効果のあるビタミンB群(肉・魚・豆類など)と、血行改善に効果のあるビタミンE(ナッツ類・ほうれん草・ブロッコリーなど)を摂取すると良いでしょう。

腰痛

同じ姿勢を長時間とることなどによって、腰痛が起こることがあります。

疲労回復に効果のあるビタミンB群(肉・魚・豆類など)や血行改善に効果のあるビタミンE(ナッツ類・ほうれん草・ブロッコリーなど)、骨の強化のためのカルシウムを摂取すると良いでしょう。また急な炎症による腰の痛みは冷たいタオルや氷などで冷やし、慢性的な血行不良による痛みはカイロや温風などであたためると痛みが和らぎます。

関節痛

運動による負荷のかけすぎや、加齢による関節のクッションの変形が原因で関節痛が起こることがあります。

関節に負担がかからないように、杖やサポーターを使うことがあります。また、普段の生活で関節に負荷をかけすぎていないかを見直してみるのもいいでしょう。

筋肉痛

主に運動による筋肉の損傷によって、筋肉痛が起こることがあります。

運動前にはしっかりをストレッチし、運動後はスプレーやタオルなどで筋肉を冷やしてから軽くマッサージをするとその後に起こる筋肉痛をやわらげることができます。また、ビタミンB群(肉・魚・豆類など)を摂取することによって代謝がよくなり、筋肉痛の予防になります。

打撲

日常生活での打撲には、応急処置が必要です。強く打撲をしてしまったらまずは安静にし、打撲した部位を15分前後、1〜3日間は継続して冷やします。その次に内出血や腫れを防ぐため、打撲した部位を適度に圧迫してから心臓より高い位置にあげます。

重傷にになる場合もあるのでなるべく早く病院で診察を受けましょう。

捻挫

運動や突然の衝撃などで靭帯を損傷してしまうことを捻挫と言います。むちうちなども捻挫のひとつです。

治療法は打撲と同様で、まずは安静にし、打撲した部位を15分前後、1〜3日間は継続して冷やします。その次に内出血や腫れを防ぐため、捻挫した部位を適度に圧迫してから心臓より高い位置にあげます。

重傷になる場合もあるのでなるべく早く病院で診察を受けましょう。

おわりに

大人に比べて子どもに使用可能な薬が少なくなっていますが、それ以外の処置で薬以上の回復が期待できる場合もあります。ケガや病気をしやすい子どものために、応急処置などを勉強しておくのも良いですね。